デジカメ雑考
バイクとは何の関係もない話ですが。
ソニーbloggieつながりで、デジカメの話です。
私は、歴代「回転レンズ」のデジカメを愛用してきました。
リコーDC-3Z
リコーDC-4U
ニコンCOOLPIX 990
京セラCONTAX SL300R T*
ニコンCOOLPIX S10
bloggieのサイトでは、回転レンズのメリットを「自分撮りが出来る」と紹介しています。
いえいえ。
回転レンズのメリットは、他にも色々あるのです。
超ローアングル、ハイアングルが簡単に撮れる。
例えばこんな感じ。
赤ちゃんや犬や猫を、視線の高さで撮るのも簡単です。
液晶画面だけが動くデジカメなら今でもあります。
ですが、あれではシャッターボタンが押しにくくて話になりません。
相手に撮られているのを意識させずに人物が撮れる。
大昔の「二眼レフ」と同じです。
胸元にカメラを構え、相手に顔を向けず斜め下を見ながら前方を撮る。
カメラのホールドもしっかりしますしね。
こんなに便利な回転レンズのデジカメですが、私のS10を最後に絶滅してしまいました。
(残念で仕方ないところに、先のbloggieが出てきた訳です)
デジカメの黎明期には、ちょうど古代の恐竜のように様々な形の物が登場しました。
例えばこんなのとか。
ミノルタ ディマージュV
ですが、結局デジカメは、フィルムカメラからの買換えに違和感のない形に収斂進化。
悪く言えば、大衆化という事でしょう。
言うまでもなく、フィルムカメラの形は構造上の必然性から導き出されたものです。
レンズとフィルムを同軸上に配置。平行してファインダー。
そして、顔のすぐ前でファインダーを覗いて撮影します。
ところが、今のデジカメはその外観だけをマネて液晶画面を付けたわけで。
ケータイカメラでもそうですが、びろーんとウデを伸ばした撮影姿勢。
あれには、私はすごく違和感を感じます。
「あれじゃぁ手ブレしちゃうよ」
いえいえ。手ブレ防止機能が補ってくれるそうです・・・
電子制御でアナログ機器のテイストを再現している。という見方もできますね。
考えてみますと、似たような話は色々あります。
デジカメやケータイは、シャッター音や電話のベル音が出せます。
ハイブリッド車は走行音が静か過ぎて危険だから、音を出すよう検討中とか。
LEDで先端が光り、水蒸気の煙も出る「電子タバコ」とか。
バイクでも、エストレアなどインジェクションがキャブに似た外観になっていたり。
将来、内燃機関が駆逐され電動バイクが普及して、それが更に進化すると・・・
排気音や振動や出力特性まで電子制御した「擬似ガソリンバイク」が出来るかも。
擬似ダブルワン。
直立二気筒の震動が伝わり、運転者にだけすごい吸気音排気音が聞こえる。
擬似マッハⅢ。
甲高い音と共に水蒸気の排気ガス。ヘルメット内のカプセルから2ストオイルの香り。
別売でカストロールの香りカプセルも出たりして。
うーん。面白そう?つまらなそう?な未来です。
最後にバイクに話がつながりました(^^;
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