上尾ファインモータースクールで試乗会
ウチの近所の自動車学校で開催された、こんなイベントに行ってきました。
毎年この日に開催。私は昨年に続き二度目の参加です。
「まるごとバイクフェスティバル2010」
開催日:2010年4月29日(木・祝)
会場:ファインモータースクール上尾校
開催時間:9:00~16:00 ※試乗会は9:00~15:00
短時間ながら「各社の各車イッキ乗り」という、得がたいイベントです。
試乗会には500円の参加費が必要です。
その代わり「壊したら修理費を支払う」といった誓約書はありません。
特に明記されてはいませんが、普通二輪免許で大型二輪の試乗も制限はないようです。
公道ではなく教習コースですからね。この意味でも美味しいイベントです。
試乗コースは、教習コースを三つに分けて設定してあります。
・ロードスポーツは、S字や交差点を抜けるコース
(受付は、ホンダとスズキ、ヤマハとカワサキ、KTMに分かれます)
・アメリカンは、外周と坂道発進コース
・スクーターと250ccクラスは、やや短めながら屈曲の多いコース
一度の試乗で二周しますので、二度目は走り方を変えてみたり出来ます。
短距離短時間ながら、バイクの特性に合わせた良い工夫だと思います。
それぞれの受付に並んで、バイクの台数の4~5人ずつ案内されます。
並んでいるバイクの中から好きな車種を選び、先導車の後についてコースを二周。
大体一回5分位です。
希望の車種を選び損ねたら、別の車種にするか次の組を待ちます。
今回の目玉は、ホンダのCB1100とVT1300CXやスズキのグラディウス400ABSでしょうか。
出展は、メーカー直接ではなく埼玉県内の各販売店からのようです。
昨年は上尾のお店から出展されていた、ドゥカティが無いのが残念です。
さて。試乗した各車のインプレッションです。
教習コースという限られた場所での、ヘボな私の感想です。
どなたにも大して参考にはならないと思いますが。
ホンダ CB400
私のスカーバーは、650cc単気筒という極めて特殊な車種です。
まずは最初に「基準値」として乗ってみます。
当然ながら「スムーズで扱いやすい優等生」という感想になります。
ホンダ CB1100
おじさん向けとして注目の車種ですが、やはり良いですね。
教習所のCB750より(教習装備を割り引いて考えても)コンパクトで軽快に感じます。
走り出しても極めてスムーズ。ちょっと大きいCB400という感じです。
ショップで見るCB1300は、跨っただけで威圧感を感じますが、ぜんぜん違いますね。
ヘボな私でも「これなら安心して乗れる」と感じさせられます。
試乗車はモリワキ集合管付きでした。
周囲の騒音のせいもあるのでしょうが、特に音質がどうという感じはありませんでした。
まぁ現代の純正オプションですからね。
カワサキ ZRX1200 DAEG
見た目通りの、豪快な感じの吹け上がり。
私には荷が重いと思いましたが、きちんと倒せばS字なども結構抜けられるのですね。
ただし、コーナーでは切れ込みが強く、傾けながらハンドルを逆方向に抑え込むような感じ。
今回のような低速セクション向けではない、という事でしょうか。
スズキ バンディット 1250S ABS
意外や意外。すごく乗りやすいです。
S字の切り返しやも立ち上がりの加速感も、私はCB1100よりもスムーズに感じました。
よく言われる「運転が上手くなったように感じる」というのは、これでしょうか。
セミカウルにアップライトなポジションで、私はこれが一番馴染みました。
嬉しくなって二回乗ってしまいました。
ヤマハ FZ6R
私は、事前の試乗車リストにあったXJ-6を楽しみにしていました。
四気筒600cc。コンパクトでカウル付きで値段も安い。
いつになるか分りませんが、次期車候補として大いに期待していました。
ところが、残念なことに出展なしです。
仕方ありません。同格の車種として大いに期待して乗ってみました。
ところが。
あれれ?
S字ではCB1100より曲りにくく、加速感はCB400の方がスムーズ。
シフトタッチはひどいもの。
そう言えば、調子が悪かったのか、一旦引き揚げてまた戻したりもしていました。
クラッチレバーも曲っていましたし、試乗車として酷使され荒れているのでしょうか。
この個体だけの問題であれば、、、と思います。
KTM各車
一応乗ってみました。
いやいや。これは私には扱いかねます。
ホンダ VT1300CX
アメリカンのコーナーで、多くのハーレーに一台だけ紛れ込んでいました。
ハーレーより振動も少なく、良く回るエンジン。
ポジションがアレなので、乗り味はハーレーと大差ないように感じます。
ちょっと倒したら、あっさりステップを擦りました。
ハーレーよりは倒し込みは楽、という事になるのでしょうか。
ハーレー各車
大きなカウル付きやスポーツスターなど、数台を試しました。
大柄で重い車種でも、動いてしまえば意外にイケます。
低回転で坂道をトルクで上るのは、なるほど良い気持ちです。
先日のディーラーで聞いた「回転を上げると震動が収まる」のも解りました。
ですが、VT1300CXもそうですが、ステップが前のポジションは、短足の私はダメです。
スポーツスター系なら、結構面白そうではあります。
私には、年に一度試乗する程度で充分なのを再確認しました。
スズキのABS体験コーナー
試乗会とは別に開催していました。
場所が離れているせいもあるのか、ほとんど人が集まっていませんでした。
もったいない話です。
試乗車は、グラディウス400 ABSと、スカイウェイブ400 タイプS ABSの二台。
コースに水を撒き、時速40Kmからフルブレーキング。
一度目はリヤだけで二度目は前後という二回を、二台で体験しました。
えいやっと強くブレーキングしても、全くロックしないでスムーズに止まれます。
グラディウスのフットブレーキだけ、クルマ同様の反力が来ました。
一方、ハンドブレーキには、ほとんど反力は感じません。
不思議に思い、係の方に聞いてみました。
手の方が反応が繊細なので、驚いて放したりしないための設定だそうです。
(この説明は、ちょっと良く分かりません)
教習所での急制動練習を思い返せば、なるほどこれはすごいですね。
ブレーキング中にハンドルを切ってみるなど、もう少し試してみれば良かったです。
ABSなしとの乗り比べでもあれば、もっと面白いのに。
スズキのサイトを見ますと、グラディウスやスカイウェイブはABS付きだけの設定です。
今後は、クルマのようにABS付が当たり前になって行く、その先鞭というわけですね。
GSR400のABS付きで、プラス31,500円。
わずかの価格差で大きな安心感。一度でも恩恵に与れば、安いものだと思いました。
そう言えば私のスカーバーもABS付きです。
実は一度も試していませんので、一度感触を確かめておくべきかも。
グラディウス自体についてです。
直線を数十メートル走り、ちょっと折り返しただけですが。
さすがはVツイン。CB400より低回転から力があり、加速感が心地よく感じました。
私なら、普通二輪ならCB400よりこちらの方が面白そうです。
私が試乗した感想は以上です。
ヤマハ YZF-R1に試乗した友人は、、、
「S字で1速半クラだよ。参ったよ。」
「外周全部とか、高速道路試乗会でもしないと分からないね。」とのこと。
こういう車種は、今回のような環境では全く持ち味を見せられないのですね。
先にも書きましたが、あくまで限定的な環境での感想ということです。
やはり大したことは書けませんねぇ、我ながら。
クルマで言えば、クラウン、GT-R、カローラ、ロードスターなどに相次いで乗るようなものでしょう。
全体として「どれが良い」というより「それぞれ個性がある」という、当たり前の感想になります。
それでも、もし一台貰えるとしたら、、、
私ならバンディットかCB1100か、大いに迷いますねー。(迷っても仕方ないのですが(^^;)
参加者は結構多く、国産4社のコーナーは、常時20~30人以上の行列でした。
KTMは幾分行列が短かく、ハーレーは台数が多い分待ち時間も短かったです。
いかにもな走り屋風から、発進でエンストする初心者まで。
子供連れのタンデムお父さんも数人。転倒する人も数人。
順番を待ちながら、見ているだけでも飽きません。
試乗会の他にも、模擬店やショップの出店、トライアルのデモ走行などなど。
参加費500円、カレーが400円、ペットボトルのお茶が120円。
わずか1,020円で、たっぷり楽しめました(^^)
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