がんばれ!深谷シネマ
またまたバイクの話ではありません。
何しろ梅雨の真っ最中ですので、仕方ありませんね。
小雨の中、埼玉県深谷市の「深谷シネマ」に行ってきました。
全国的にも珍しい、NPO法人が運営する映画館です。
http://fukayacinema.jp/
以前は、古い銀行のロビーを改装して映画館にしていました。
(昔の私のホームページでのご紹介です)
http://mini4dangun.cafe.coocan.jp/diary/20080510_fukaya/20080510_fukaya.html
この建物が再開発で取り壊しが決まり、今度は「造り酒屋」の跡地に移転しました。
その移転先に、今回初めて行ってみました。
旧中仙道沿いの、元「七ッ梅酒造」の外観です。
「京都の町屋」と同じに、間口は狭く奥行きが深い構造です。
中を通り抜けると、古い建物がそのまま残っています。
テレビドラマや映画の撮影にも、何度も使われているそうです。
壁には「貸間」の貼り紙が。東京都中野区とあります。
何かの撮影の時の物が、そのままになっているのでしょう。
ここを抜けた一番奥、裏の通りに面した場所に、蔵を改装した小さな映画館があります。
今週のプログラムは、森繁久弥の追悼特集です。
「夫婦善哉」「警察日記」の二本を、続けて見てしまいました。
館内には、山田洋次、大林信彦、入江悠監督の、来館時の色紙。
入江監督は、ビッグなお二人と並べてもらい、嬉しいでしょうね(^^;
同じ額に入れてあげたい気もしますが・・・
吉永小百合さんの色紙もありますが、こちらはメッセージのみですね。
幕間には、日大芸術学部の田島良一教授の解説。
更に、「警察日記」に子役として出演した「二木てるみ」さんのトーク。
1955年の少女が、今はこの通りです(^^;
とは言え、年齢を感じさせない素敵な方でした。
外では「ゼリーフライのハンバーガー」が売っていました。一個200円です。
近隣の行田市のB級グルメをアレンジしたのですね。
正直なところ、パサパサしてさほど美味しいとも思えませんでした。
それでも、屋外のテーブルで食べるのは楽しいです。
雰囲気が良く、画面サイズは小さいものの、画質音響座席などは大変上質。
シネコンなどでは見られない名作映画に、先のようなトークもあって、大人1200円。
これは安いですよね。
雰囲気は「お高く、気取っている」かというと、決してそうではありません。
観客は年配のご夫婦のような方が多いです。
おばさんが家から持ってきたお菓子を、隣の人に回したりもしています。
このような「町の映画館」が、近所にあったら楽しいでしょうね。
夏休みには「ケロロ軍曹」も上映するそうです。
私の家からは、クルマでも電車でも一時間以上かかる場所ですが、
これからも、個人的に大いに応援して行きたいと思います。
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