ハーレー全面広告
12月4日の新聞朝刊に、なんとハーレーの全面広告が出ていました。
こちらが朝日新聞です。
ハーレーダビッドソンに乗る自分を想像しよう。
胸騒ぎがした人。新しい自分が見つかる予感を持った人。
まずは本物に跨ってみてください。
1cmも走っていないのに、周りの風景が変わった。
これで走り出したら、その先には何が待っているのだろう。
さぁ、想像してください。慣れ親しんだ日常を、ここらで変えてみませんか。
人生にいつまでも悦びを。Herley-Davidson
こちらが読売新聞です。
Remember that feeling?
ハーレーダビッドソン、あの時の胸の鼓動がここに。
朝日の方は文字が多く、リターンライダー狙いのような文面。
読売の方は、たった一行でシンプルにアピール。
読者の傾向を考えて、このようにしているのでしょうかね?
ちなみに、三大全国紙のあと一紙の毎日新聞には掲載ナシでした。
いずれも、ココロがムズムズしてくる、定番といった感じの上手いコピーです。
ですが「ハーレー」を「BMW」や「ホンダ」などと置き換えても通用してしまいそうです。
つまり、競合他社製品に対する差別化のアピールが感じられません。
そう言えば、大昔読んだビールに関するマーケティングの記事を思い出しました。
スーパードライが出る前で、キリンラガーが首位を独走していた頃の話です。
「どのメーカーがビールの広告を打っても、消費者は結局キリンを注文してしまう」といった内容でした。
今や国内の大型バイクのシェアは、ハーレーがダントツだそうです。
この意味で、先のキリン同様に「王者ハーレーの広告はこれで構わない」のでしょう。
「もう12月で寒いのに、なぜこんな時期に?」とも思いました。
でも考えてみれば、冬のボーナス時期なんですよね。
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