真壁のひなまつり
「重要伝統的建造物群保存地区」という言葉があります。
ウィキペディアによれば、、、
「重要伝統的建造物群保存地区(じゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)とは、市町村が条例等により決定した「伝統的建造物群保存地区」のうち日本の文化財保護法第144条の規定に基づき、特に価値が高いものとして国(文部科学大臣)が選定したものを指す。」
とのことです。
この中で、2010年度に新たに選定された茨城県桜川市真壁のイベント「真壁のひなまつり」を見てきました。
http://www.makabe-hina.com/
・展示期間:平成23年2月4日~3月3日
時間は決まっておりませんが,各商店が開店している時間帯(午前10時~午後5時)においでください。
・展示場所:桜川市真壁町真壁地区,古城地区,山尾地区,田地区,飯塚地区,羽鳥地区,桜井地区の店舗と住宅 100軒以上
・主催者:展示をしていただいている各家庭,店舗。
町中お店や民家が、それぞれにお雛様を飾るのですね。
それが、せいぜい1キロ四方程度の町中に、なんと百軒以上!
これは珍しい。さっそく行ってみましょう。
現地に到着。
目に付いた旅館の前にスカーバーを停めてみますと、、、玄関一杯に、生け花とひなかざり。
まずは展示番号?1番のお肉屋さんへ。
百円のコロッケとサービスのお茶を頂きました。
今着いたばかりだと話しますと、、、「それならバイクはウチに置いていけば?」
ありがとうございます(^^)
古い大きなお店は、やはり立派な展示。
小さいお店も、それぞれ工夫を凝らしています。
雑貨屋さんは、お座敷を開放。靴を脱いで、上がって見て行って下さいと。
古い病院の、板張りの待合室やすりガラスの受付。
他の場所に移転して、この建物は今は使われていないそうです。
本屋さんや電気工事店も、このとおり。
履物やさん。室内の雰囲気の懐かしいこと。
お米屋さんでは、奥様が詳しく説明してくれました。
鮮魚店では、なんとショーケースにお雛様。大きな焼きイカ300円(^^)
新築のお宅では、キレイな玄関にキティちゃんなどの可愛い雛飾り。
民家の庭に、古い三菱デボネアがありました。
普段はきっと隅のカーポートに停めてあるのを、見えるように出してあるようです。
オーナーのおじいさんとお話も出来ました。
昭和56年購入。オートマ、エアコン、パワーウィンドーと当時のフル装備とのこと。
今となっては、アメリカンなスタイルが素敵です。
地元の真壁高校の野菜直売とお茶のサービス。
何しろ百軒以上ですから、とてもご紹介しきれません。
いやーこれは実になごみますねぇ。
商業主義的な演出はほとんどなしで「呼び込み」さえも禁止とのこと。
お雛さまや建造物もさることながら、人情味あふれる町の方々の素敵なこと。
ゆったりと町を散歩して、様々なお雛様を見せて頂き、世間話。
「どこからですか?あらぁ~ウチの息子は隣の市にいるんですよ」
「お節介でごめんなさいね。この家とこの家は、良いですよ」
出店も、煮ほうとう、焼き芋、コロッケ、焼きイカなどなど。
もちろんお寿司屋さんなどもありますが、やはり露天が楽しいですね。
今シーズンは前日からの開催で空いていましたが、ピーク時は結構混雑するそうです。
そして一ヶ月のお祭りが終わると、、、すっかり静かな町に戻るとか。
その頃に、またこの町を訪ねてみようと思います。
おまけです。
東北道の佐野SAの休憩コーナーには、NAP'S埼玉店の大判ポスター。
お馴染みの店員さんたちが、にっこり(^^)
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