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2012年6月

2012年6月24日 (日)

SR400日記

梅雨の中休みの日曜日。
曇りで雨は降らないようです。
今日を逃すと、今月は一度もバイクに乗れないかも知れません。
私のF800STと息子のSR400、二台で少し近所を流してきました。

「吉見百穴」
埼玉県比企郡吉見町にある、古墳時代後期の横穴墓群の遺跡です。
昔は特撮モノのロケにも良く使われたんですよ。
古くはジャイアントロボ、仮面ライダーやキカイダー、特捜エクシードラフトなど。
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帰宅後、SR400のチェーン清掃と給油です。
1月の車検で交換したばかりですからね。掃除していても気持ちが良いです。
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特に「落ち」も何もない、ただの日記でした。

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2012年6月23日 (土)

プリウスα

長く乗っているワゴン車を車検に出しました。
代車はプリウスα。
私は、現行のプリウスを自分で運転するのは、これが初めてです。
せっかくなので、ウチの玄関と庭で記念撮影(嘘)。
せっかくなので、ウチの息子に運転させて、その辺をひと回り。
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うーん。
これはどうも。
正直なところ、全く心が動きません。

もちろん、私の古いワゴン車より、ずっと静かで快適なのですが、、、
もっさりとした加速感。そのくせスピードは結構乗ってしまう。
安定と言いますか、平凡な操縦性。
トバす気には全くならないので、そりゃぁ燃費も良いでしょう。
最近のクルマの多くがそうですが、後ろに切れ上がるサイドウィンドウ。
運転席からは、フロントもリヤも見切りが悪いし。
後席に座ってみると、巨大な前席ヘッドレストと小さい窓で、居心地の悪いこと。
ニュートラルに入れてアクセルを踏んでみると、、、
何も起きないばかりか「ピッ」と警告音。なるほど電子制御なのですねぇ。

息子いわく。
「これならSR400に乗る方が100倍楽しいね」
私も同感です。

別に、先日のBRZと比較してツマラナイと言う気はありません。

例えば、ウチのダイハツ タントです。
とろいCVT。やたらと軽すぎのステアリング。
軽ハッチバックの宿命のロードノイズ。安っぽいシート。
あれこれ言いだすと、いくつも不満な点はあります。
それでもね。
買って1年以上経ちますが、タントは新車の時の嬉しさが、変わらないんですよ。
明るく広いリヤシートの気持ち良さ。
ピラーレスのスライドドアは、日々便利さを実感。
ディーラーオプションの安物ナビは、自車マークの切り替え機能付きです。
これを、ボディカラーに合わせてヒヨコにして「ピヨちゃん」と呼んでいます。

私など、高いクルマなんて買えませんからね。
限られた予算の範囲で選ぶのですから、不満点を上回る美点があれば、それで良しとしましょう。

昔の話ですが、私は、初代プリウスには結構乗る機会がありました。
初めて試乗した時の驚きは、今でも良く覚えています。
「音もなく走り出し、信号待ちではクラウンより静か!」
そりゃそうです。エンジンが止まっているんですから。
エンブレが効かないからでしょう。「カックンブレーキ」には参りましたけどね。
それでも、画期的な新技術が実感できて、乗るのが楽しく嬉しく感じたものです。

さて、今のプリウスに話を戻します。
プリウスは、3年連続で国内の車名別販売台数トップです。
このクルマって、燃費以外に何が嬉しいんですかね?

もちろん、初代同様、停車時にはエンジンが止まります。
でも、今やアイドリングストップはさほど珍しくありませんし。
高級車の静粛性も、当時よりはるかに良くなっています。
おかげで、さほどの感激はありません。
車庫入れや徐行時に無音なのは、確かに嬉しい点ではありますが。

まぁ「時代が求めている」という事なのでしょう。
思えば、過去にも様々な流行がありました。
「低く構えたワイド&ローのクーペ」
「ハイソでリッチな高級乗用車」
「ビーチでもスキーでも大活躍、4WDのRV」

そういった言葉の後ろに、間違いなくプリウスも並ぶのでしょう。
「最新技術の超低燃費ハイブリッドカー」
「エコロジーに配慮する知的な人のクルマ」
「ハリウッドでも大流行」
、、、といった感じで。

そんな、歴史に名を残すクルマに心が動かないのは、、、
私たち親子が、時代とズレてしまったのでしょうか。

それとも。
「ネダンと見た目と加速と広さ」しか分からない、私のレベルが低いのか。
「みんながホメると反発したくなる」中学二年生のような、困った性格のせいなのか。

どうも、長くなってしまいました。

※以上は、私の個人的な感想です。
 プリウスがお好きな方には、申し訳ありません。どうぞご容赦下さい。
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2012年6月17日 (日)

初島小中学校校歌

同窓会のような集まりで、熱海に行ってきました。
みんなくたびれたオジサンになっていて、、、という話はやめて。

船で30分足らずの「初島」という島に行ってみました。
歩いても一周一時間足らずという、小さな島です。
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ぷらぷらと散歩して、灯台を見たり海産物の生け簀を覗いたり。
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唯一の学校が「初島小中学校」です。
ログハウスのキレイな校舎。フェンスには学校の紹介文。
児童生徒あわせて15名、教職員11名とのこと。
卒業すると、下宿して本土の高校に進学するのだそうです。
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校歌の石碑と経緯の説明パネルがありました。
これが良かったんですよ。
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それまで熱海市内の学校の分校だったのが、独立した学校になったのが1972年。
当時、この学校には校歌がなかったそうです。
バス旅行の際に、ガイドさんに「校歌を聞かせて」と言われて、しょぼんとしたり。
子どもたちは、校歌を作るための資金を、漁の手伝いをして貯めていたそうです。
そして1980年。
校長先生が作詞家の阿久悠に手紙を書いて、校歌の作詞を頼んだそうです。
手紙を読んだ阿久悠は、作曲家の三木たかしと共に島を訪れ、無料で校歌を作ってくれたとのこと。

うーん。良い話ですねぇ。
当時の阿久悠と三木たかしと言えば、それはもう大変なものです。
歌番組のベストテン上位の常連で、人気のテレビ番組「スター誕生」の審査員としても有名。
そんなお二人が、この小さな島に、わざわざ来てくれたのです。
当時の子どもたちの喜びは、どれほどだったかと。

歌詞自体も良いですねぇ。
阿久悠は、当時沢山のヒット曲を生み出しています。
私も好きな歌が色々ありますが、それらに勝るとも劣らない感動的な内容だと思います。

「視界ははるか三百六十度」というのは、灯台から眺めた様子でしょう。
「自然の子 みどりの子 地球の丸さを知る子供たち」
子どもたちが普段何気なく接している、小さな島の環境。
それが、どれほど素晴らしいものかに気付かせてくれる。
ふるさとへの誇りや愛着を持たせてくれる、素晴らしい歌詞ですね。

学校のホームページでは、メロディだけが聞けます。
一度、歌として聞いてみたいものです。
後ほど、学校にメールを出してみようと思います。

初島小中学校校歌

「地球の丸さを知る子どもたち」
作詞:阿久悠 作曲:三木たかし


 空にも道がある 海にも道がある
 流れる風にも 道がある
 歩けよ たずねよ 自然の子らよ
 太陽と語れよ おおらかに
 君らには あり余る光があり
 君らには あり余る愛がある
 視界は はるか 三百六十度
 地球の丸さを 知る子供たち
 初島 初島 ああ 初島

 季節は誰よりも やさしい道しるべ
 明日を教える 道しるべ
 走れよ 歌えよ みどりの子らよ
 黒潮と語れよ はれやかに
 君らには はちきれる心があり
 君らには はちきれる夢がある
 視界は はるか 三百六十度
 地球の丸さを 知る子供たち
 初島 初島 ああ 初島

ちなみに。
20代の若い子に、この話をしましたら、、、
阿久悠も三木たかしも、ぜんぜん知らないそうです(^^;

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2012年6月11日 (月)

浜松市楽器博物館

6月11日から13日まで、所用で静岡県浜松市に行ってきました。
11日は、少し空き時間が取れそうです。
どこか見学するところはないかと、事前に探してみました。
航空自衛隊浜松広報館、スズキ歴史館、浜松市博物館、本田宗一郎ものづくり伝承館・・・
えー。残念。
どこも皆、月曜休館です。

やっと見つかったのが、浜松市楽器博物館。
楽器も音楽も、私はあまり興味はありません。
それでも喫茶店や本屋で立ち読みよりはマシかと、大して期待もせず行ってみました。

どーんと大きな「アクトタワー」に隣接したキレイな建物です。入場料400円。
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さてと。
別段興味もないので、まずは適当に端っこの電子楽器のコーナーから。
へぇ~。
これは懐かしい。「富田勲」のレコードジャケットとアナログシンセサイザー。
寺内タケシとブルージーンズのエレキギター。
映画「エレキの若大将」で、実際に加山雄三が使った物だそうです。
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おっ、これはどうも面白くなって来ました。

日本の楽器のコーナー。
歴史に沿って、様々な楽器がずら~っと並んでいます
何しろ「水琴窟」「ビードロ」「口琴」から始まっていますからね。
「チンドン」だって、由緒正しい「宮本卯之助商店」製。
お琴や三味線に行き着くだけでも大変です。
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それぞれのブースには、分かりやすい解説文。
そして、主な楽器の音色をヘッドフォンで聞くことが出来ます。

続いてアジア。
展示番号1番は「ジャワ島のガムラン」
ここからはじまり、絢爛豪華な楽器がずらり。
これは、世界最大の竹琴「バリ島南部ヌガラ地方サンカルアグン村周辺のジュゴッグ」。
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オセアニア、アフリカ、アメリカと続きます。
巨大な「パプア・ニューギニアのガラムート」。
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アメリカだって、ネイティブアメリカンの楽器のことですからね。
アメリカではないですが「グアマテラのマリンバ・グランデ」。
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さて、ヨーロッパの楽器が出てきました。
オーケストラなどで見慣れたものかと思いますと、とんでもない。
管楽器だって、見たこともないような形に、ねじれてのたくっています。
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鍵盤楽器も同じです。
イベントの時間で、実際に弾いて聞かせてくれました。
じっかり「動態保存」されているのですね。
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楽器の分類法のパネル。
子どもの頃に学校で習ったのは、弦楽器、管楽器、打楽器ですよね。
これに対して、世界各国では、様々な分類があると説いています。
古代中国では、素材による分類、金、石、糸、竹、匏、土、革、木の8種。
インドでは、弦、皮打、金属打、気の4分類。
アラビアでは、固体と気体の2分類。
日本の雅楽では、奏法上から、吹き物、弾き物、打ち物の3分類。
そしてここでは、ホルンボステル=ザックス分類法に拠っていると。
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なるほどねぇ。
日本やヨーロッパ文明なんて、世界のほんの一部なのだなぁ。と思わされます。
また、現在の形に落ち着くまでの紆余曲折も実感させられました。

いやー、すごいすごい。
世界中の人々の、音楽に込められた生活や喜びや祈りが伝わって来るようでした。
これこそ「啓蒙」というものですね。

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2012年6月 9日 (土)

富士山すそ野ウォーク第10回 本栖湖から鳴沢氷穴

富士山のすそ野約150kmを12回に分けて一周するバスツアーも、10回目です。
今回は「中道往還」という古道と「青木が原樹海」の中の遊歩道を歩きます。
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「道の駅なるさわ」には、こんなポスター。
「萌えキャラ」と「ゆるキャラ」のコラボだとか。
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本栖湖から出発。
関東は今日から梅雨入り。レインウェアでのスタートです。
まずは近隣の旧跡見学。
「渡辺因獄佑(わたなべひとよのすけ)」のお墓や武田信玄由来の石碑など。
「のろし」に使う火薬を保管していた「煙硝屋敷跡」は私有地なのでしょう。わんわんわんわん。
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原生林の中の、苔むした「石塁」。
武田信虎、信玄の時代に築造されたと言われているそうです。
「この程度の高さで、防衛上の役に立つの?」と思いました。
ガイドの方のお話では「馬が乗り越えられない高さ」だそうです。
なるほどね。
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旧「中道往還」。
戦国時代からの、甲州・駿河を結ぶ道路だそうです。
ハイキングコースとして整備され、歩きやすく、落ち葉でふかふか。
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お昼は、精進湖湖畔の「ファミリーレストランことぶき」。
http://www.mfi.or.jp/kotobuki/
「地の物」を生かしたお料理とのこと。
ワカサギや山菜のてんぷら。ジャガイモの丸あげ。鹿肉の甘辛煮。
自家製「塩麹」で漬けたキュウリとニンジンなどなど。
自家製野菜のサラダは、ドレッシングも豊富でお代わり自由。
更に、お吸い物代わりに野菜たっぷりのほうとう。
デザートは、水気を切ったヨーグルトに焼きバナナ、メープルシロップかけ。
写っていませんが、最後に小さいカップでハーブティー。
量も程よく、美味しくて楽しくて、大満足です。
また食べたい位ですが、これは団体客専用のオリジナルメニューのようです。
次に富士五湖に行く時は、ぜひここに寄って、別のメニューも試してみましょう。
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近くの小さな古い集落と、精進諏訪神社。
お店は、すでに廃業した家屋を、保存用に改築したようです。
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さて、青木が原の樹海です。
ごつごつと木の根っこや溶岩があり、歩きにくくて疲れます。
所々、岩の穴からは、どこから伝わるのか涼しい風が吹いたり。
溶岩なので水はけが良く、雨でも水たまりが全く出来ないのは、助かりました。
遅いヤマツツジや「幽霊草」が咲いていたり。正しくは「銀竜草(ギンリョウソウ)」と言うのですね。
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それほど奥に入ったわけではありませんが、「樹海」の雰囲気は味わえたかと思います。
天気が悪かったですが、どうせ樹海の中では富士山は見えませんしね。
むしろ、苔などの植物が活きいきとしていたのが、印象深かったです。というのは、負け惜しみですが。
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2012年6月 7日 (木)

バイク用語と言いますか

全くの雑文です。

言うまでもなく、このブログのテーマはバイクです。
私など大したことも書けませんが、出来るだけ具体的な表現に心がけています。
例えば、車種や地名や部品など固有名詞は、正確なフルネーム。
購入した品物や整備などは、明細や金額もしっかり書く。
これらは、ネット検索でヒットして、どなたかのお役に立つようにと思ってのことです。

そんな考えで書いていますが、ごく一般的なバイク用語で、あえて使わない単語があります。
以下は、あくまで私の個人的な感覚です。
異論のある方も多いかと思いますが、ご容赦下さい。

一つは「ライダー」。
どうも気恥ずかしいんですよね、この単語。
「中年リターン」までは自称として書けるのですが「リターンライダー」はどうもダメです。
「俺たちライダーは、、、」みたいな表現など、とてもとても書けません。
何でしょうね、この感覚は。
「へーえ。あんたもライダーの内に入ると思ってるの。」
なんて言われそうな気がする、と言いますか。
要するに「道を極めていない」ことの、恥ずかしさなのでしょうか。

もう一つは「ツーリング」。
こちらの単語も、何だか少し気恥ずかしいのです。
5年前にゼルビスに乗り出して、このブログを始めた時に迷いました。
カテゴリーを分けるに当たり「バイクで出かけた時」は、どうしようかと。
この時点で「この単語のカテゴリー」を作ってしまえば、何の問題もなかったのですが。
「どうせ奥武蔵グリーンラインや秩父位しか行かないのだし」なんて思ったんですね。
それで「雑考」として、その他の雑文とひとくくりにしてしまいました。
その代わりに、個別文書のタイトルに「観光情報」などと付けてみたり。
う~ん。
先日の福島の際に、タイトルに初めてこの単語を使ってみました。
確かに、この単語で検索して訪れて下さる方が増えるようです。
今さらですが、カテゴリーを新設した方が良いでしょうかねぇ。

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2012年6月 2日 (土)

国宝に決定「熊谷市の聖天山歓喜院」

バイクではなく、クルマでのお出かけです。
埼玉県熊谷市、旧妻沼町の「聖天山歓喜院」に行ってきました。
先日、ここが国宝に推薦されたというニュースがありました。
「県内では太刀や経典など4点が国宝に指定されているが建造物は初めて。」
とのこと。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120518/stm12051820440013-n1.htm
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えー?
数年前に復元工事が終わったというニュースも知っていましたが、、、それほどの場所だったっけ。
梅雨入り前に、ウチの奥さんも誘って、とにかく行って見ましょう。

途中で「道の駅めぬま」に寄りました。
ピークは過ぎたものの、ばら園もキレイでした。
良く見ると、なぜかナスやシソの苗まで(^^;
天気も良く、ちょっと暑くなってきました。
熊谷の名物(と言っても、ここ数年で開発されたのだと思いますが)「雪くま」で休憩。
バラのジェラート付きミルキーローズと、ミルクのジェラート付きカフェオレ 500円。
フワフワに削ったカキ氷で、美味しいです(^^)
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さて「聖天山歓喜院」です。
まずは「貴惣門」です。ここも国指定重要文化財。
おぉー、なかなか立派です。
横から見ると、破風が二重になる珍しい形。
良く見ると、彫刻も透かし掘りになっていたり、なかなか凝ったものです。
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さらに進むと「仁王門」。
大きな看板の字が、何とも味があります(^^;
土俵があったりして、「本殿」に到達します。
正面からは、茶色に仕上げられていますが、、、
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入場料700円で、奥に進みます。
ボランティアのガイドさんが説明してくれます。
ほほー。
日光の東照宮のような、絢爛豪華で精緻な彫刻。
説明を聞くと、布袋さまが将棋をしていたり、弁天さまが囲碁をしていたり。
なかなか微笑ましい内容です。
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少し離れた「本坊 金剛殿」も見てきました。
こちらは緑が深く静かで、良い雰囲気。
池には亀さんが沢山。
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周囲の風景はこんな感じ。
何ともローカルでなごみます。
立木の根元のベンチでは、自転車で来た小学生が、お弁当を広げています。
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さて、お昼はどうしましょう。
敷地のすぐ脇に、参拝者向けのお店が並んでいます。
まずは名物の、細長いいなり寿司。
これで一人前420円です。
すごい量感なので、一人前だけにして、ウチの奥さんと半分こしました。
先ほどの木陰のベンチで食べると、涼しくて良い気持ちです。
おいなりさん自体ですが。正直なところ、半分こで充分でした。
一人前を一人で食べたら、おなか一杯で味にも飽きてしまいそうです。

別の店で、うどんも食べてみました。
かき揚げ天ぷら付きで500円。
安いと思ったら、量が少ないんですね。
麺は良く冷えていますが、、、これは懐かしい、昔の埼玉の田舎うどんですね。
最近のように「腰」などと言わず、よーく柔らかーく茹でるんです。
かき揚げも、ほど良い大きさ。
これなら、おまんじゅうとか雪くまとか、甘いお菓子も食べられそうです。
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という訳で。
まぁ、何と言いますか、、、
正直なところ「これで国宝なんですか?」という気もします。
埼玉県には、これまで建造物の国宝は、一つもなしです。
そもそも、国宝自体、全部でたった四つしかありません(^^;

そんな埼玉から、国宝の建造物の第一号としてエントリーですよ。
国宝の建造物と言ったら、もう全国的に有名な名所がずらり!
例えば、日光の東照宮や奈良の春日大社や京都の清水寺などなど。
そんな大スターたちと、対等に肩を並べようという、、、(^^;
熊谷市民会館で開催された「のどじまん大会」の優勝者が、紅白歌合戦に出ていくようなもので。
なんて例えたら、言い過ぎですね。
ネットで国宝の建造物のリストを見ますと、結構聞いたこともない物もありますね。
そもそも、その施設全体の「格」ではなく、個々の建造物が指定されるのですし。

まぁ、国宝の件は置いておいて。
「聖天山歓喜院」は、「なごみ系」「癒し系」の、良い雰囲気の場所でした。
国宝になっても、調子に乗ってあざとい観光開発などはしないでくれればと。
これからも、ゆったりとした雰囲気の場所であってくれればと。
そんな風に思いました。
余所者の、勝手な感想ではありますが。

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