浜松市楽器博物館
6月11日から13日まで、所用で静岡県浜松市に行ってきました。
11日は、少し空き時間が取れそうです。
どこか見学するところはないかと、事前に探してみました。
航空自衛隊浜松広報館、スズキ歴史館、浜松市博物館、本田宗一郎ものづくり伝承館・・・
えー。残念。
どこも皆、月曜休館です。
やっと見つかったのが、浜松市楽器博物館。
楽器も音楽も、私はあまり興味はありません。
それでも喫茶店や本屋で立ち読みよりはマシかと、大して期待もせず行ってみました。
どーんと大きな「アクトタワー」に隣接したキレイな建物です。入場料400円。
さてと。
別段興味もないので、まずは適当に端っこの電子楽器のコーナーから。
へぇ~。
これは懐かしい。「富田勲」のレコードジャケットとアナログシンセサイザー。
寺内タケシとブルージーンズのエレキギター。
映画「エレキの若大将」で、実際に加山雄三が使った物だそうです。
おっ、これはどうも面白くなって来ました。
日本の楽器のコーナー。
歴史に沿って、様々な楽器がずら~っと並んでいます
何しろ「水琴窟」「ビードロ」「口琴」から始まっていますからね。
「チンドン」だって、由緒正しい「宮本卯之助商店」製。
お琴や三味線に行き着くだけでも大変です。
それぞれのブースには、分かりやすい解説文。
そして、主な楽器の音色をヘッドフォンで聞くことが出来ます。
続いてアジア。
展示番号1番は「ジャワ島のガムラン」
ここからはじまり、絢爛豪華な楽器がずらり。
これは、世界最大の竹琴「バリ島南部ヌガラ地方サンカルアグン村周辺のジュゴッグ」。
オセアニア、アフリカ、アメリカと続きます。
巨大な「パプア・ニューギニアのガラムート」。
アメリカだって、ネイティブアメリカンの楽器のことですからね。
アメリカではないですが「グアマテラのマリンバ・グランデ」。
さて、ヨーロッパの楽器が出てきました。
オーケストラなどで見慣れたものかと思いますと、とんでもない。
管楽器だって、見たこともないような形に、ねじれてのたくっています。
鍵盤楽器も同じです。
イベントの時間で、実際に弾いて聞かせてくれました。
じっかり「動態保存」されているのですね。
楽器の分類法のパネル。
子どもの頃に学校で習ったのは、弦楽器、管楽器、打楽器ですよね。
これに対して、世界各国では、様々な分類があると説いています。
古代中国では、素材による分類、金、石、糸、竹、匏、土、革、木の8種。
インドでは、弦、皮打、金属打、気の4分類。
アラビアでは、固体と気体の2分類。
日本の雅楽では、奏法上から、吹き物、弾き物、打ち物の3分類。
そしてここでは、ホルンボステル=ザックス分類法に拠っていると。
なるほどねぇ。
日本やヨーロッパ文明なんて、世界のほんの一部なのだなぁ。と思わされます。
また、現在の形に落ち着くまでの紆余曲折も実感させられました。
いやー、すごいすごい。
世界中の人々の、音楽に込められた生活や喜びや祈りが伝わって来るようでした。
これこそ「啓蒙」というものですね。
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コメント
ちょうど一ヶ月前、僕も東京のシェルパ乗りの方と浜松に居ました。
と言ってもてんてんゴーに行って新東名のPA巡りして帰って来ただけですけどね。
浜松は興味深い博物館が沢山ありそうですね。
いつかは二輪のミュージアム巡りもしてみたいものです。
投稿: macoto | 2012年6月17日 (日) 10時59分
macotoさんこんばんは。コメントありがとうございます(^^)
「てんてんゴー」って何かと思いましたら、楽しそうなキャンプ場なんですね。
相変わらずご活躍で、さすがです(^^)
博物館めぐりは楽しいですが、バイクで行きますと、、、
足が疲れたり、時間が足りなかったり、、、(^^;
投稿: 缶コーヒー | 2012年6月17日 (日) 22時24分