富士山すそ野ウォーク第11回 鳴沢氷穴から道の駅かつやま
富士山のすそ野約150kmを12回に分けて一周するバスツアーも、11回目です。
今回は「鳴沢氷穴」から「青木が原樹海」の中の遊歩道を歩き、「西湖いやしの里根場」へ。
午後は、西湖の北岸を歩き「文化洞トンネル」を抜けて川口湖畔の「道の駅かつやま」まで歩きました。
鳴沢氷穴からの樹海への入口には、こんな立看板が。
「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」なんていうのが、あるのですね。
こちらは「縄状溶岩」という現象だそうです。遠慮なく踏みつけて歩きました(^^;
溶岩のわずかな隙間の腐葉土に根を伸ばし、その上から保水性のある苔が。
珍しい光景を、たっぷりと楽しめました。
樹海の出口付近では、アセビ(馬酔木)の花がキレイでした。
クルミ(胡桃)の実もなっていました。
西湖いやしの里根場
http://www.fujisan.ne.jp/iyashi/index.html
「旧足和田村の根場地区」と言う場所です。
昭和41年の台風による土石流災害で壊滅的な被害を受け、多くの住民が移住してしまった場所だそうです。
平成15年に合併してできた富士河口湖町となった後に、茅葺き屋根の集落を甦らせて観光地としたようです。
立派な兜作りの茅葺き屋根の家が、23棟あるそうです。
それぞれ、お蕎麦屋さんや陶芸やちりめん細工やお土産やさんだったり。
入館料は大人350円。お昼はお蕎麦に天ぷら。
ゆったりとお散歩も、悪くないですね。
通常のドライブやツーリングで、少し時間を取って寄り道しても良さそうです。
午後は一般道。
山梨県道21号線「湖北ビューライン」。西湖の湖岸を延々と歩きました。
天気も回復し、景色の素晴らしいこと。
富士山の先っちょが、ちょっとだけ見えました。
この日に富士山が見えたのは、この時だけ(^^;
西湖の東端で、一旦幹線道をそれます。
「西湖地区の集落」だそうですが、、、
根場地区と同じ台風でやはり壊滅的な被害を受け、多くの方が移住したそうです。
幾らかの人が残っているそうで、放置された空家と、新しい家が混在しています、、、
更に奥に進みます。
崩れかけた土蔵に、放置された桑畑。
集落の奥からは、落石危険で通行止めの道路へ。
「旧文化洞トンネル」に出ました。
西湖と河口湖の間にある「三つ峠」を通るトンネルです。
このトンネルが出来るまで、西湖地区と根場地区の中学生は、峠を越えて河口湖側の学校に通っていたとのこと。
うへー。大変そうです。
新しい文化洞トンネルは、1993年3月に竣工。延長164m。
その後、旧のトンネルは心霊スポットとして有名になってしまい、塞いだのだとか。
V字型に下って、新しいトンネルへ。
新しい文化洞トンネルをくぐったら、再度幹線道路からそれます。
気持ちの良い里道。
緑の校庭の中学校。そうかー、ここまで峠を越えて通学したのですね。
やがて河口湖の湖畔に出て、遊歩道へ。
紫陽花の咲く遊歩道を通り「道の駅かつやま」に到着。
午前中は曇っていて樹海の中は寒い位でした。
午後になって日差しが強くなり、まだ体が慣れていないせいか、結構疲れました。
樹海、なごみ系の観光地、美しい湖畔の道。
ちょっとした探検気分の過疎地域や、その歴史的背景。
盛り沢山の内容で、楽しかったです。
いやー、じっくり歩くのって良いですね。
さぁて来月は、いよいよ12回のゴールとなります。
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