「あんどーなつ」原作者「西ゆうじ」さんご逝去の続報
「あんどーなつ」原作者「西ゆうじ」さんご逝去の後、初めてのビッグコミックオリジナルが、本日発売されました。
どのような追悼記事が載っているかと思いながら、めくってみます。
巻頭には何もなし。
それではと後ろから見ますと、訃報記事がありました。
訃報
本誌にて連載中の『あんどーなつ』の原作者・西ゆうじ氏が、去る2月6日に逝去されました。 享年59歳でした。
作画担当のテリー山本氏とコンビを組み、2005年に連載を開始して以来、常に人気上位作品として本誌を引っ張ってこられました。 氏の、あまりに早すぎる死が残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。
ビッグコミックオリジナル編集部
形通りの内容で、一番気になる今後どうなるのかには、触れていません。
まぁ、このまま打ち切りだとは思いますが。
また、投書欄などにも、この件に関する内容はありません。
あれぇ?と思い、パラパラめくりますと、、、
カラーページの「特別版」の文字が目に入りました。
「おっ、カラーの追悼記事か」と思ったら、、、
スマホの広告。それはないでしょう。
まさか、こんな形でも再登場させればファンは喜ぶとでも?
公式ホームページを見ますと、やはりこれだけ。
「あんどーなつ」は、2005年から連載されている作品です。
この雑誌は「あぶさん」「三丁目」「釣りバカ」「浮浪雲」など、すごい長寿作品が一杯。
それらに比べれば、存在感は「中堅」程度かも知れません。
それにしても、こんな扱いなんですかねぇ。
過去にも同じようなことがありました。
「玄人のひとりごと」の中島徹さんは、1年近い休載の後お亡くなりになりました。
その時も、訃報記事だけだったと思います。
以下、ぐだぐだと愚痴を書きます。
言うまでもなく、漫画雑誌は沢山の作品をずらっと掲載して出来ています。
それぞれの作品が独立した世界を持っていますが、全体として一つのカラーを成している。
例えば、オーケストラの各パートのように、或いは料理の様々な食材のように。
それぞれの持ち味が集まって、一冊の雑誌になっています。
そんな、連載約15作品の一つ。
大事な「身内」を失って、たったあれだけの扱いですかと。
原作者が亡くなったということは、その漫画の世界全体が消滅するわけで。
主人公の奈津にも、しっかり者の奥さんにも会えません。
ボビーと冬実さんの恋の行方も分かりません。
もう、これっきりなんですかと。
少しは何か、やりようがあると思うんですよねぇ。
追悼の投書をまとめて掲載するとか。
作品の歴史を紹介するとか。
他の連載の作者からの追悼コメントを掲載するとか。
特別版を描いて、登場人物にせめて別れの挨拶だけでもさせるとか。
それ位は、してくれても良いのではないかと思うのですが。
さらに話は逸れます。
「リスクマネジメント」という考え方があります。
企業が不祥事を起こした時に、その処理を誤って更に事態を悪化させる。
そんな事例は沢山あります。
その逆に、迅速適切な対応によって信頼を取り戻すだけでなく、向上させた事例もあります。
例えば、ジョンソン&ジョンソン社の有名な話。
1980年代に、鎮痛解熱剤「タイレノール」で死亡事故を起こしました。
それに対し、ただちに対策グループを組織し情報公開するなど機敏に対応して、良い評価を得ています。
国内では、石原プロの「西部警察2003」撮影時の交通事故があります。
撮影を見物していたファンに怪我をさせた翌日、社長の渡哲也は被害者宅で土下座して謝罪したそうです。
その後の手厚い対応も、当時ずいぶん評判になりました。
さらに書きますと「釣りバカ」のスーさんです。
ハマちゃんが雪国の現場で行方不明になった時のセリフが、こんな感じでした。
「社員と言えば我が子も同然!」
スーさんとハマちゃんの関係を知らない佐々木課長は、大感激します。
今回のような場合、さくっと訃報を掲載して終わりにしても、得も損もないでしょう。
でもね。
例えば先のような形で、誌を挙げて追悼の意を示せば、雑誌としての評価はぐっと高まるのではないでしょうか。
まぁ、ぶつぶつ言っても仕方ありません。
もしかすると、次号で総力特集が載るのかも知れませんし。
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