「桶川の美少女」見学
息子のSR400のタンデムで、車検の終わったF800STを受け取りに行きました。
その途中で、前から気になっていた場所に寄りました。
国道17号から圏央道の桶川北本ICに接続する県道12号。
拡幅工事真っ最中の場所です。
工事中の交差点のそばに息子のSR400を停めさせると、、、ありましたねぇ。
ヤフーニュースにも載った「桶川の美少女」です。
真新しい立派な木造の屋根に庭石。
足元には、作品名?「桶川の美少女」と作者の名前を彫り込んだ石も立っています。
「大工の岡野靖夫」さんが、個人で作った物だそうです。
コンクリート製。白く塗って赤い水着を着せて、足元にはさざ波が。
立て札が三本。
今年1月の埼玉新聞の掲載記事、自筆の像の由来、更に自作の歌の歌詞。
これはどうも、相当お金もかかっていますねぇ。
秩父の不動明王を思い出しました。
あちらは、左官屋さんと表示してありましたっけ。
以前見てきた時は「一体どのような経緯で?」なんて思いました。
ですが、この「美少女」を見て、なんだか分かってきた気がします。
大工さんや左官屋さん。
失礼ながら「ガテン系の作業職」というイメージです。
ですがやはり、モノ作りのお仕事ですからね。
仕様書通りの作業に飽き足らず、クリエイティブな情熱を抑えがたく。
自分の心の中にあるナニモノかを、長年培った自分の技術で形にしたい。
そんな気持ちだったのでは、ないでしょうか。
考えてみれば、手法が違うだけで、私だって似たようなものです。
なぜ私は、夜な夜なブログでこんな駄文をものしているのでしょうか?
誰に頼まれた訳でもなく。
誰にホメられる訳でもなく。
もちろん金銭的利益は全くなし。
逆に毎月の利用料金まで払って。
それでも、何かを書きたい伝えたい残したい。
おそらくこれは、左官の島崎さんや大工の岡野さんと同じです。
この気持ちは、一体何なのでしょうか?
アルミタラ洞窟に残る太古の壁画にまで遡る、人類普遍の根源的な衝動。
えーっと。
話を戻します。
不動明王は秩父の山奥でしたけど、こちらは片側2車線の幹線道路です。
朝晩は渋滞する位の交通量で、更にすぐ近くに大型ショッピングセンターの建設も予定されています。
道路完成の暁には、ここは交差点の角になります。
大勢の人が、この「美少女」を目にするようになるでしょう。
彼女はその方々の、芸術的或いは哲学的な深い思索の契機となってくれることでしょう。
いいからさぁ、お父さん。早く行こうよ!
あー。はいはい。
ごめんごめん。
2013.5.15 追記
その後、更にバージョンアップされています・・・
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