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2013年6月

2013年6月29日 (土)

渋谷ヒカリエなう

渋谷での待ち合わせに、ちょっと時間が空きまして。
昨年オープンし話題になった「渋谷ヒカリエ」を、ぷらぷらしてきました。
この場所は昔の東急文化会館。
子どもの頃「五島プラネタリウム」を見に連れてきてもらった場所です。
無論のこと、当時の面影などありません。
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キレイなものオシャレなものカワイイものおいしそうなものが一杯。
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夜になってもう一度立寄って、エスニックなお店で夕食。
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価格も意外にリーズナブル。
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単純な感想なのですが。結構狭く感じてしまいます。

気になることはウィキペディア。

私は、埼玉県の真ん中あたり在住です。
ウチから渋谷ヒカリエまでは、電車で約1時間。
同じ時間でクルマで行ける大型商業施設と比べると、こんな感じです。

渋谷ヒカリエ
・敷地面積:  9,640平方メートル
・商業面積: 32,000平方メートル

モラージュ菖蒲
・敷地面積:143,000平方メートル
・商業面積: 90,000平方メートル

イオンモール羽生
・敷地面積:232,806平方メートル
・商業面積: 88,208平方メートル

越谷イオンレイクタウン
・敷地面積:337,357平方メートル
・商業面積:245,223平方メートル

都心のおしゃれな商業施設と、郊外型ショッピングセンターを比較しても意味ないですね。
田舎者は広いお店に慣れている、というだけの話で、特にオチも何もありません(^^;

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ハーレーの音撒き散らし避暑地過ぐ

新聞の短歌俳句の投稿欄に、こんなのがありました。

 ハーレーの音撒き散らし避暑地過ぐ

どうなんですかね、これ。
ハーレーに、好意を持っているのか?迷惑がっているのか?

作者は、少なくとも「ハーレー」という単語はご存じなワケです。
我慢できないほど「大嫌い・不愉快」に感じているなら、俳句のネタになどしないでしょう。
では、好意を持っているのかと言えば、、、「撒き散らし」ですからね。

【ハーレー】:一過性のウルサイもの。夏の季語。

といった感じ?
まぁ、それほどは気にされてはいないのかなと。

逆に、バイクに興味のある人の方が、音量音質からマナーやファッションまで気になって。
かえってうるさくて不快に感じる。
そんなものかも知れません。

何だか、遠回しな言い方になってしまいますが。

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2013年6月23日 (日)

浅間山すそ野ぐるり一周ウォーク 万座鹿沢口~つつじの湯

埼玉発のツアーバスは、上信越自動車道を小諸ICで降りて、長野県道94号で地蔵峠へ。
同名の「地蔵峠」は、全国に沢山あるようです。
その中でここは、長野県東御市と群馬県嬬恋村の県境です。
頂上付近は湯の丸スキー場。ゲレンデには、つつじが満開。
大勢の観光客で、にぎわっていました。
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地蔵峠から国道144号に出て「つつじの湯」からウォーク開始です。
ルートは、つつじの湯~田代発電所~大笹関所跡~嬬恋村役場~JR万座鹿沢口駅まで。
地図を見ても、想像がつきますね。
これといった観光スポットもない、淡々としたルートという感じです。
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事前のコース案内では「万座鹿沢口~つつじの湯」となっていました。
このルートですと、ずっと上りになるので、逆コースに設定したとの事です。
「観光バス運転手の拘束時間規制強化」のため、入浴もありませんしね。
(新宿発のツアーだけは、入浴ありだそうです)

国道144号の歩道を歩きます。
広い歩道。川沿いの下りで、景色もまぁまぁ。
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お昼は、JR万座鹿沢口駅の先の「中居屋」という、おそば屋さん。
つまり「これから歩く道をバスで先に通る」ことになりました。
これから歩く景色を先にバスから見てしまうのは、、、ちょっとねぇ。
観光施設の少ない地域ですから、仕方ないですね。
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それはさておき、濃い目の味の天丼とおそば。
小鉢のフキの煮ものが美味しかったです。

「大笹関所跡」。
関所の門を移築したものだそうです。かなり傷んでいますねぇ。
快晴の道を、更にてくてく。
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キャベツ畑があったり、古い街並みがあったり。
二階が一階より突き出ている作りは、どんな意味があるのでしょう。
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切り立った崖が続く光景を見ながら、万座鹿沢口駅に到着。
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さーて。
次回とその次は、地蔵峠を起点に、群馬側と長野側に下りるコースです。
こちらは今日、バスで「予習」してしまいました(^^;
長野の小諸側は片側1車線で広くはないですが、途中にお地蔵さんが沢山。
群馬の国道144号への下りは、あちこちで拡幅工事はあるものの、広くて明るい。

どちら側も、バイクで走ったら楽しそうな道でした。
歩いてからバイクで再訪するか、先に行ってみるか。楽しみです(^^)


最後に、おまけです。

SAで見かけた、ドゥカティ900SS。
私はこれが「古今東西で一番格好良いバイク」だと思っています。
FRP製ガソリンタンクの一部が無塗装で、ガソリン残量が見えます。
オーリンズのリヤサスやアルミリムなど、現役バリバリという感じでした。
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湯の丸スキー場で見かけた、ハーレーのアメリカンポリス風。
ネクタイしめてレイバンのミラーをかけて。
以前は良く隊列を組んで走っていましたが、最近はあまり見かけません。
こうして、まだ現役で走っている方も、いらっしゃるのですねぇ。
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2013年6月22日 (土)

某掲示板の「オフ会」に参加

検索に引っかからないように、表現をぼかします。

数字の「二」で始まる、掲示板が沢山集まっている有名なサイトがありまして。
その中には、二輪車関連のコーナーがあります。
そのコーナーの中で、こんな行事が続いています。

・回覧用の帳面に、自分のオートバイの画像を貼ってコメントを書き加える
・書き終えたら、掲示板で次の人に渡す告知をする
・立候補があったら、受け渡しの場所と日時などを掲示板上で相談する
・帳面の外観や内容は、ネットなどへの掲示は禁止
・帳面を見たい人は、受取者になるか受け渡しの見物に行って見せてもらう

というものです。
私も過去に何度か見物に行っています。

この帳面が、久し振りに私の住む埼玉県に回ってきました。
あるバイク用品店に集合し、無事に受け渡しは終了。
そのあと総勢5人で近所のカフェに移動し、お昼を食べて話をしました。

皆さんご存じの通り、このサイトは匿名書き込みが特徴です。
そのため、悪口雑言罵詈讒謗誹謗中傷が、あふれています。
犯罪の温床として、ニュースになることもしばしば。
その中から、有意な書き込みを拾い読みするわけです。

そして、このサイトの利用者に実際に合ってみると、、、
今回も、皆さん穏やかできちんとした常識のある、良い方ばかりでした。

この落差って、何なんですかねー。
「ひどいことを書く人は、リアルな出会いには参加しない」なのか。
「ネット上で無茶苦茶書いている人も、リアルで出会うと常識人」なのか。
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2013年6月20日 (木)

スズキ歴史館見学 その8

私のハンパなコメントなんて、別にいらないですよね。
ぺたぺたぺた。
モーターショー展示の試作車もあったし。
船外機も、全くなしでは申し訳ないし。
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やっとハヤブサまで到着しました。
一番最後は、おまけです。
浜松駅の新幹線ホームにあった、ヤマハのポスター。

以上で、スズキ歴史館のご紹介は終わりとさせて頂きます。
ブログ記事のべ8回、2週間もかかってしまいました。

実際の見学時間は、3時間半ほどでした。
充分時間があると油断して、ペース配分に失敗したのが悔やまれます。
製造工程や織機などに時間をかけすぎて、3階の前半で力尽きました(^^;
出来れば途中休憩をはさんで、あと1~2時間取れれば良かったのですが。

「ものづくり」の紹介は、企画段階から量産まで、臨場感さえ感じられる徹底振りで、大変良かったです。
「自社の歴史」紹介は、要領を得た製品紹介と、当時の世相紹介などがうまくマッチしていました。
欲を言いますと、他社ライバル製品との比較があれば、より興味が深まったかと思います。
(この点は、ホンダのコレクションホールはさすがでした)
また、2階3階の充実に対して、1階の現行車種展示がちょっと寂しいのが残念でしたね。

先にも書きましたが、ここは、トヨタやホンダの類似施設に比べますと、規模においては比較になりません。
ですが、自称「中小企業」たるスズキが、拠って立つものは何か、どこから来て何を目指すのか。
そんな思いが、しっかり伝わってきました。

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2013年6月 7日 (金)

スズキ歴史館見学 その7

さーて。いよいよ1980年代に入ります。

驚異的な低価格で大ヒットとなった「47万円のアルト」は1979年。
当時の様々な物の値段との対比パネルも、面白いです。
シルエットの女性のファッションは、当時大流行の「ハマトラ」。
この価格を実現する苦労話の案内ビデオは、マンガ風のアニメーション。
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GN125Eは1983年。
今でも中国製が新車で手に入るのですから、ずいぶん長寿命ですねぇ。
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ターボエンジンのNX85は1982年。
GS650のエンジンをベースに開発されたそうです。
空冷673cc、85馬力。
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この辺が「真打登場」という感じですかね?
カバルケードGV1400LXE。1986年。V4、1360cc、112馬力。
そして、GSX-1100S KATANA 1981年。
この車両は、2000年のファイナルモデル1100台の最後の一台。
シリアルナンバー1100だそうです。
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ふぅ~。ここまでで大体3時間。
閉館時間も迫り、私も疲れてへろへろです。
ブログでのご報告も、7回目ですからねぇ。

まだまだ珍しいのや懐かしいのが、一杯あったのです。
GSロッパンジー、カッコ良いですよねー。
カッコ良いと言えば、フロンテクーペもセルボもあったし。
東京タワーとかギャグとかガンマとか。
あーもうダメです。
後ほど画像だけぺたぺ貼りますので、ご自由にご覧ください。
取り急ぎ一枚だけ。
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スズキ歴史館見学 その6

1960年代からの、四輪車二輪車です。

私は昭和30年代生まれです。
いよいよリアルタイムで知っている時代に、差し掛かって来ましたよ~
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なかなか格好よい2ドアセダンは、フロンテ800。1965年。
水冷2サイクル800ccのFFだそうです。
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ジウジアーロがデザインしたキャリイバンをベースにした電気自動車。
1970年の大阪万博で使われたものだそうです。
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さぁ来ました。2サイクルの大型二輪車。
1968年のT500。
堂々とした、いかにも重量車という感じですよね。
ですが、、、CB750FOURが登場するのが1969年です。
当時の関係者の衝撃は、どれほどだったかと。
「これで勝てるわけがない・・・」そんな風に思ったかも知れません。
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そして1971年のGT750。更にGS400、RE-5と並んでいます。
カワサキのマッハ750SSも1971年です。
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1974年のRE-5。
水油冷シングルローター497cc62馬力。
オイルショックにより、わずか1年で生産中止。
「茶筒のような」と言われたメーターと、テールランプも同じ茶筒型。
当時としては未来的なデザインだったのでしょう。
マフラーには、ガードが付いています。
ロータリーは排気温度が高いのでその対策だと、当時の雑誌記事で読んだ記憶があります。
カワサキの750RS「ゼッツー」が、この前年の1973年。
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1972年のGTサンパチ。
「航空機からヒントを得たラムエア方式」は、当時は革新的に思いましたが、、、
今見ると、あまり格好は良くないですねぇ。
お隣は、バンバンシリーズ最大のRV125。
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こちらは原付各種。
1977年のバンバンRV75に可愛いマメタン50。
向こうには、オフ車のハスラー、スズキ唯一のトライアル車はRL250。
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1976年のハスラー400。
徳島県の「ハスラー400ユーザークラブ」から譲り受けた物だそうです。
単色の鮮やかなタンクに真っ白いフェンダーがキレイですが、、、
当時はオフ車まで、こんな立派なウィンカーを付けていたんです。
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改めて思いますが。
この頃は、わずか2~3年でエンジンから新設計の新車が、続々と出ていたんですね。
T500~GT750~RE-5まで、たったの6年ですよ?

他メーカーからも、旧型がまるで色あせて見えるような名車が、続々と登場。
これなら旧型の中古車が二束三文だったのも、良く分かりますね。

そう言えば、アポロ11号の月面着陸が1969年です。
本当に「熱い時代」だったんですねぇ、、、しみじみ。

1980年代は、また後日ということで。

※文中の他メーカーの車種については、館内に掲示があったわけではありません。
 私が適当に書いています。

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スズキ歴史館見学 その5

三階は「ものづくりの歴史」。
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初代社長の鈴木道雄氏の胸像と紹介パネル。
「なーんだ、一点集中とか言って、やっぱ銅像とかあるんじゃん!」、、、な~んて声が聞こえてきそうです。
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先に勝手な個人的見解を書きましたけど、そりゃまぁ当然ですよね。
ここは「企業博物館」ですから。
例えば2月に行った、子供向けの「グリコピアイースト」にも創業者や社是のコーナーがありました。
トヨタなんて、独立した「豊田佐吉記念館」があります。

さーて。
展示は創業時の「織機」の開発ストーリーや現物から始まります。

当時の基幹産業の「織機」からの出発は、トヨタと同じですね。
ちなみに「株式会社豊田自動織機」は、今でも存在します。
企業規模は、当然「トヨタ自動車株式会社」の方が、はるかに大きくなりました。
それでも「織機」は、トヨタグループの中で「創業家」として、特別な扱いなのだとか。
おっと話が逸れました。

様々な「機織り機」がありましたけど、失礼してこの辺は少し飛ばしますね。
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「機織り機」って、一台売ればすごく長く使える機械です。
今後の社業の発展のためには、一定期間で買い替えるような製品が必要だ。
そのような考えで、四輪車開発に着手したのだそうですよ。

というわけで、やっとクルマとバイクです。
バイクの事業を興した二代目社長、鈴木俊三氏の胸像。
初代社長の鈴木道雄氏の「婿」なんですって。
一緒に写っているのが、二輪車製品第一号の「パワーフリーE2」1952年。
案内ビデオも「切り抜いた紙をパタパタさせる」というようなCGで、楽しく見られます。
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ちなみに自転車本体は「関根自転車」でした。
昭和には普通に見かけたメーカーでしたが、いつの間にか見なくなりました。
ウィキペディアには、丸紅山口自転車、片倉自転車と共に「→三和自転車工業へ吸収」とあります。
この二社も、良いサイクリング車を作るメーカーでしたっけ。
その後、その三和自転車も無くなったようです。
おっと、また話が逸れました。

製品概要の紹介パネル。
エンジン形式や価格などの諸元表示が、見やすくまとまっています。
この表記形式は、全ての製品で共通。
こういう点も「マジメだよなー」と思います。
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世間との比較用のパネル。
新聞、カレー、お米、JR運賃、大卒初任給。
見た人が、各自ピンとくる事項で比較すれば良いという訳ですね。
これもこの後、年代順に掲示されていました。
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銅像の先に、二輪の「コレダ」、四輪の「スズライト」などが、ずらーっと並びます。
ボロっちいのは「ダイヤモンドフリー」1956年製。
バンコクからパリまで、2年で47,000㎞の冒険旅行を走破した、実車だそうです。
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何やら子どもの声がすると思ったら、、、
「我が家のフロンテ」というコーナーです。
1967年製のフロンテ、空冷2サイクル3気筒356cc。25馬力。377,000円。
家族四人がゆったり乗れるマイカーで、高速道路ドライブに出発!
そんなシーンが、音声と合成映像で再現されます。
見ている私も画像の中に合成されて、ブロック塀の画面に小さく映りました。
記念撮影の女性三人は本物です。念のため(^^;
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さーて、やっと1970年代に突入。
GT750やGS400やロータリーエンジンの登場です。

では、いずれまた。

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スズキ歴史館見学 その4

2階の後半です。
疲れましたので、少し座って休ませてもらいましょう。
全世界のスズキグループの、様々な情報を見られるコーナー。
一時は世界一だった日本全体の自動車生産台数は、今や世界三位に転落しています。
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こちらは、スズキだけの数字ですが。
二輪車の国内生産の比率は、わずか6.8%。
販売比率はもっと少なく、たったの2.9%。
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まだまだ続きます。
世界のスズキの拠点の紹介パネル。
土地面積、建物面積、従業員数、生産台数が紹介されています。
これらの数字は、差し替えられるようになっています。
ということは、定期的に更新しているのでしょうね。

更には、拠点のある各国を紹介するコーナー。
「0を発明したIT大国インド」。「世界のサッカーボールの2/3はパキスタン製」など。
それぞれクイズコーナーまで設けてあります。
各国に敬意をもって対応しているのだろうなー、と思います。
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まだまだまだ続きます。
「遠州」の紹介コーナー。
お祭りや名産。浜松の航空自衛隊コーナーにはフライトシュミレーターのゲームまで。
こちらのパネルは、「遠州のものづくり」を支えた人たち。
 ヤマハの山葉寅楠、トヨタの豊田佐吉、河合楽器の河合小市
 スズキの鈴木道雄、テレビの父高柳健次郎、ホンダの本田宗一郎

自社の創業者も、他の5人と全く同列の扱いです。
えらいもんですねー。
先の関係各国もそうですが、地域や先人に対して誠実に敬意を持って対応する。
そんな企業姿勢を感じさせます。
(創業者は3階でしっかり紹介されていますが)
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ふぅー。
これはどうも。本当にすごい見ごたえです。
内容もさることながら、この博物館に込められた「思い」が、素晴らしいですよね。

もしも、一から自動車の博物館を作るとしたら、、、皆さんなら、どんな展示にしますか?

例えば「4サイクルエンジンのしくみ」だとか、構造や性能などの技術的内容。
きらびやかな「未来のクルマ」なんていう切り口は、見た目に受けるでしょう。
はたまた、古今東西の名車をずらり並べた美術館形式、、、などなど。
様々な考え方があると思います。

それらの中から、どういった形式を選ぶか。
企業博物館は、その企業の社会に対する姿勢を表している、と言えるかも知れません。

そしてここは、徹底的に「ものづくり」に特化しています。

失礼ながら、スズキは国内自動車メーカーの中では、決して大きな規模ではありません。
自称「中小企業」として、限られた経営資源を、どう有効に活用するか。
「総花」ではなく「一点集中」。
自社の得意な部分を、しっかりと見せよう!伝えよう!
そんな意気込みが、ひしひしと伝わって来ます。

おーっと、総括はまだ早かったです。
さーて、3階へ向かいましょう。
そちらは、スズキ歴代の四輪車二輪車が沢山展示されています。
やっと少しは「バイク関連ブログ」らしくなるかも。

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スズキ歴史館見学 その3

さーて、量産工場の展示です。

紙のメガネをかけて、3Dシアターから始まります。
何やら、可愛らしい案内役のキャラクターも出てきますが、、、
巨大なプレス機が、ボディパネルをどかんどかんと打ち抜いたり。
ロボット溶接機が、バチバチと火花を飛ばしたり。
出来上がったボディが、塗装の前処理槽にどぶーんと浸かったり。
要所要所で、椅子がガタガタ振動したり、ぷしゅーっと霧が吹き付けてきます。
これはすごい臨場感。
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ボディの次は、部品の製造工程。
説明パネルと現物で、詳しく展示されています。
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エンジンブロックはアルミ鋳造。
外側の「金型」は鋼鉄ですが、中の空洞を作る「中子」は鋳物砂で作られます。
成形される表面と内側では砂の種類が違っているんですね。
表面には、仕上がりを良くするためでしょう、目の細かい砂が使われているようでした。
成形が終わった後、中の砂を掻き出して出来上がり。
その後は、削ったり穴を開けたりして部品が仕上がります。
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歯車などは、まず大体の形を「ヘッダー加工」で作ります。
その後の切削加工法は、ブローチとホブとピニオンの三種類を現物で紹介。
これはその中の「ホブ加工」。
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プラスチックの射出成型。
比較的一般的な加工方法の射出成型は、ビデオで紹介されています。
その代わり、最後まで見るとカプセルに入ったミニカーがポトリ(^^)
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部品の加工方法を、じっくり見せて貰いました。
次は、部品搬送のロボットです。
事故防止用でしょうね。頑丈な鉄枠の中から操作します。
動かす部品と場所をボタンで選ぶと、ロボットアームが目の前でびゅいん。
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やっと組立ラインに到着です。これがまた、こんなに長いんですよ。
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ひとコマごとに、様々な説明。
部品の組み付け忘れを防止する「ポカヨケ装置」。
「ポカミスをよける」という意味でしょう。
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一台ごとの仕様情報を管理するチップを内蔵した「ICタグ」。
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その他、タイヤなどの組付け時に使用する「重量物搬送補助装置」。
左右のシートの取り付けを改善した「シート搬送システム」。
などなどなどなど。

済みませんねー。2階だけでも、もう一回。
その後、3階に続きます・・・

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スズキ歴史館見学 その2

さて二階です。
「クルマが出来るまで」の展示コーナー。
車の企画会議~デザイン~クレイモデル~試作評価~量産工程までが展示されています。
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この展示がすごいんです。
何しろ、企画会議からスタートしちゃいますからね。
テーブルの上には、資料のファイル。
その前の椅子に座ると、ディスプレイに会議の様子が映し出されます。
資料のファイルをめくりながら、新車のコンセプト会議に参加です。
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続いてデザインのコーナー。
オフィスには、制服を着たマネキンが座っています。
そのすぐ隣に座って画面やテーブルの様子を眺められます。
まるで本当のオフィスにいるみたい。
パソコン画面には、デザインスケッチを作成する様子がリアルに表示。
机の周りには、参考資料や文房具が置かれています。
デザイナーが参考に飾っている、という設定なのでしょう。
フィアット500の写真やシャパラルなどのミニカーまで。
大昔の車両とは言え、他社のクルマですよ。
そんなのまで展示してしまう徹底振り。
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試作工程です。
原寸大のテープドローイングやモックアップと続きます。
バイクの物は、GSX-R1400のエンジンとB-KING。
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その後、3Dレーザースキャナによるデータ化に続きます。
そして試作車が作られ、性能測定や衝突安全テスト。
オフセット衝突でぐちゃぐちゃのクルマなどなど。
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さーてこの後、量産工場に続くのですが、そちらもすごい徹底振り。

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スズキ歴史館見学 その1

静岡県浜松市の「スズキ歴史館」を見てきました。
ここは、クルマとバイクのメーカーのスズキ株式会社の「企業博物館」です。
スズキの本社正門のすぐそばにあります。
事前予約制ですが、空きがあれば当日の電話でも大丈夫。もちろん入場無料。
概要はウィキペディアからのコピペですが、以下の通りです。

 ・1階は、現行の四輪車・二輪車・船外機の展示コーナー
 ・2階は、四輪車の開発・生産についてと海外生産拠点国の紹介
 ・3階は、創業者・鈴木道雄を始めに展示車両とともにスズキの歴史を紹介

最寄駅は、浜松駅からJR東海道本線で隣の高塚駅。この通りの閑散とした駅です。
ここから徒歩約10分で到着です。
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左がスズキの本社、右がスズキ歴史館です。

どうですこの地味な外観。
歴史館は真四角で、キラキラしているのは正面だけ。
そして本社も、カンバン以外はその辺の公立高校か何かみたい。
茶色の建物の三角の枠は、耐震補強工事なのでしょう。
軽自動車が主力で、極限の効率化を目指す企業姿勢が見て取れますね。
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さて、まずは歴史館の1階です。
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四輪車が5台。これは自由にドアを開けて乗り降りできます。
「キザシ」なんていう2.5リッターの乗用車があるのですね。
そう言えば「覆面パトカーに採用された」とかいう記事を見たような覚えも。

さて二輪車ですが。
手前にカタナ1100と小さなモトクロッサー。記念撮影用で自由に跨れます。
その奥に現行車が、たったの4台。
V-ストローム650、スカイウェイブ650、GSR250、電動スクーターe-Let's。
更に奥にはレーサー数台。2007年鈴鹿8耐のGSX-R1000など。
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えーこれだけですか?
例えばグラディウスはポスターだけ。
輸出専用とは言え、フラッグシップのハヤブサ位は置いてあっても良いのでは?

オリジナルグッズ販売コーナー。と言っても自販機です。
Tシャツにキーホルダーやコインケースなど。
この他は、湯飲みや社長のサイン入りの本など。
えーこれだけですか?
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正直なところ、ちょっとがっかり。
ところが2階に上がって、びっくり!なんです。

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2013年6月 2日 (日)

またまた秩父高原牧場のポピー

秩父高原牧場のポピー、今シーズン三度目です。
木陰のベンチで、お雑煮。
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下から見たところ。
どうですこの道。
舗装もキレイになって、バイクで走りたくなりますよね。
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すぐそばの牧場の売店。
ソフトクリームは、おすすめです。
ヤギとの「ふれあいコーナー」。のんびりできますよ。
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そばの展示館のショーケースです。
日本各地の牛乳ビン。
世界各国の牛乳パック。
外国では、ストレートに中身を連想させるパッケージが多いのですね。
とは言うものの、、、この展示には一体どんな意味が、、、?
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場所は変わって。
こちらは埼玉県鴻巣市の、荒川河川敷のポピーです。
色数はこちらの方が多く、面積もすごく広く、出店も多いです。
これは近隣の行田市の名物「ゼリーフライ」。
おからのコロッケ、といような物です。
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小さな花も色々。
名前もわからないのですが。
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2013年6月 1日 (土)

春の大試乗会 その2

NC700Sとスカイウェイブでの、行き先も一応ご報告です。

先週も来た「秩父高原牧場のポピー」。
先週と同じ場所に今度はスカイウェイブを停めました。
下の方が、気持ち良さそうでしょう?
こんな道でも、意外にもすいすい走れました。
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高原牧場から少し奥に向かうと「日本水(やまとみず)」の水汲み場があります。
環境省選定「名水百選」に選ばれています。
源泉は別の場所にあるのですが、そちらは今は立ち入り禁止になっています。
すごい量の水を汲んでいく人って、いったい何に使うのでしょう。
タダなら、いくら持っていっても構わないんですかね。
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地味な手作り豆腐のお店「恩田豆腐店」。
先週寄った「とうふ工房わたなべ」のすぐそばです。
ごまとうふ。ゆず入り絹豆腐、厚あげ、各170円。
それぞれ、ぷるんと柔らかくて風味が良くて、おいしかったですよ。
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この後、ウチの息子もSR400で合流しました。

まずはトリッカーXG250で、その辺を軽く一回り。
このスリムさは新鮮ですね。これで荒川の土手など走ったら、気持が良いでしょう。
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さて、Kさんと私と息子の三人で軽く流しに行きます。
私のF800STにKくん。
CB400とスカイウェイブを、私と息子で乗り比べです。
「道の駅よしみ」と「ホンダエアポート」。
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田舎道をCB400で流します。
軽快でスムーズで、ホントこれで充分だよねぇ。
空いた道を見計らって、大きくアクセルを開けてみます。
6000回転からVTEC発動!
コォーン!とサウンドが変わり一気に10000回転まで吹き上がります。
1速2速はまだしも、3速ではもう怖いようなスピードへ。
「充分」なんてナメてかかって、いやーどうも済みません。
息子も大変感激の様子です。
F800STとCB400で先行されると、、、スカイウェイブで付いて行くのはちょっときつい。

Kくんには、久し振りにF800STに乗って貰いました。
ハンドルのスペーサーとシートでポジションが結構変わったね。
でもこのシートでは、ケツが痛い。
そうだよねぇ。
この薄いシートに納得していて、NC700のシートに文句を付けていては、おかしいねぇ。

その後、F800STとSR400で帰宅したわけですが。
自宅に帰ったような安心感。

バイクってさぁ、何に乗っても楽しいよね~。
、、、という、単純な感想になってしまいます。

Kさん、どうもありがとうございました。

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春の大試乗会 その1

友人のKさんから連絡です。
「手持ちのバイクを整理するので、その前に親子で乗りに来ない?」とのこと。
息子は午前中は用事があり、まずは私がF800STでKさん宅へ。

おぉ、これはえらいことになっています。
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 ・ホンダ NC700S MT仕様
 ・ホンダ CB400 VTEC3
 ・スズキ スカイウェイブ250タイプS
 ・ヤマハ トリッカー

F800STは置いて、まずはNC700Sとスカイウェイブで出動です。
高速道路から峠道まで、私の軽い日帰りルートを回ってきました。


まずはNC700Sです。
約1万キロ走行。汎用品を加工して作ったロングスクリーン装着。
「仮にNC700ならXが良い」と思い込んでいましたが、Sでも悪くないかも。
小さなことですが、乗車姿勢でラジエターキャップが目に付くのが、ちょっと気になります。
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アップライトで楽なポジション。
低速からトルクがあり発進も楽で、トップ50キロからでも加速する柔軟性。
軽い屈曲路では、F800STに比べて倒し込みが渋い気がします。
これは新車時のままのタイヤのせいかも知れません。
高速道路でも、ストレスなく安定した120キロ巡航。私には充分です。
50馬力ですので、そこからの加速は緩慢ですが、ひとつ落とせば良い話です。

その後、町中や峠道も走ってみます。
埼玉の狭っこい峠道を、トルクに任せてぐいぐい。
もちろん町中でもストレスなし。

何よりも気に入ったのは、大変心地よいエンジンの鼓動感。
270度クランクの恩恵でしょうか。
ディーラーでの試乗で気になった低いレブリミットも、公道では全く問題ありません。
タコメーターがしょぼいのですが、極端な話、無くても困らないでしょう。
何しろ、リミッター付きですからね。
シートは、やはりもう一つというのが正直なところです。
ですが、ひどく悪いというほどでは決してありません。

うーん。これは予想外に良いですね~。
特徴的な荷物入れ、低重心で軽快な乗り味、パルス感があり充分良く回るエンジン。
これはもう「スカーバーの進化系」と言っても良いかも知れません。


さて。次はスカイウェイブです。
フルフェイス二つが楽に入る、素晴らしい収容力。
シートの裏には立派なルームランプ。
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私はビッグスクーター自体、自動車学校でしか乗ったことがありません。
正直なところ、これまで全く興味もありません。
まぁ「話のタネに」位の気分でしたが、、、意外に悪くないんですね。

「星野設計のプーリー」という物を組み込んだそうです。
そのおかげか、発進は4000回転まで上がってから。
高速でも、意外に安定します。
5年前のおんぼろゼルビスより、はるかに良好です。
120キロ位は楽に出て不安感なし。100キロ巡航なら楽なもの。

一般道に下りますと、最初は発進に戸惑いますが、すぐ慣れました。
峠道も、結構元気に上りますし、下りも意外に安定しています。
下りではエンジンブレーキは期待出来ませんが、ハンドブレーキを構わず強めにかけて。
シフトに気を使わずに走れるのは、良いものですね。


いやー2台とも、予想外に楽しかったです。
自分の不明を大いに恥じる結果となりました。

なんてね。
初夏の風も爽やかな快晴の土曜日。空いた高速道路や新緑の峠道です。
この状況で印象の悪いバイクなんて、無いでしょうけどね(^^;

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