スズキ歴史館見学 その3
さーて、量産工場の展示です。
紙のメガネをかけて、3Dシアターから始まります。
何やら、可愛らしい案内役のキャラクターも出てきますが、、、
巨大なプレス機が、ボディパネルをどかんどかんと打ち抜いたり。
ロボット溶接機が、バチバチと火花を飛ばしたり。
出来上がったボディが、塗装の前処理槽にどぶーんと浸かったり。
要所要所で、椅子がガタガタ振動したり、ぷしゅーっと霧が吹き付けてきます。
これはすごい臨場感。
ボディの次は、部品の製造工程。
説明パネルと現物で、詳しく展示されています。
エンジンブロックはアルミ鋳造。
外側の「金型」は鋼鉄ですが、中の空洞を作る「中子」は鋳物砂で作られます。
成形される表面と内側では砂の種類が違っているんですね。
表面には、仕上がりを良くするためでしょう、目の細かい砂が使われているようでした。
成形が終わった後、中の砂を掻き出して出来上がり。
その後は、削ったり穴を開けたりして部品が仕上がります。
歯車などは、まず大体の形を「ヘッダー加工」で作ります。
その後の切削加工法は、ブローチとホブとピニオンの三種類を現物で紹介。
これはその中の「ホブ加工」。
プラスチックの射出成型。
比較的一般的な加工方法の射出成型は、ビデオで紹介されています。
その代わり、最後まで見るとカプセルに入ったミニカーがポトリ(^^)
部品の加工方法を、じっくり見せて貰いました。
次は、部品搬送のロボットです。
事故防止用でしょうね。頑丈な鉄枠の中から操作します。
動かす部品と場所をボタンで選ぶと、ロボットアームが目の前でびゅいん。
やっと組立ラインに到着です。これがまた、こんなに長いんですよ。
ひとコマごとに、様々な説明。
部品の組み付け忘れを防止する「ポカヨケ装置」。
「ポカミスをよける」という意味でしょう。
一台ごとの仕様情報を管理するチップを内蔵した「ICタグ」。
その他、タイヤなどの組付け時に使用する「重量物搬送補助装置」。
左右のシートの取り付けを改善した「シート搬送システム」。
などなどなどなど。
済みませんねー。2階だけでも、もう一回。
その後、3階に続きます・・・
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