スズキ歴史館見学 その4
2階の後半です。
疲れましたので、少し座って休ませてもらいましょう。
全世界のスズキグループの、様々な情報を見られるコーナー。
一時は世界一だった日本全体の自動車生産台数は、今や世界三位に転落しています。
こちらは、スズキだけの数字ですが。
二輪車の国内生産の比率は、わずか6.8%。
販売比率はもっと少なく、たったの2.9%。
まだまだ続きます。
世界のスズキの拠点の紹介パネル。
土地面積、建物面積、従業員数、生産台数が紹介されています。
これらの数字は、差し替えられるようになっています。
ということは、定期的に更新しているのでしょうね。
更には、拠点のある各国を紹介するコーナー。
「0を発明したIT大国インド」。「世界のサッカーボールの2/3はパキスタン製」など。
それぞれクイズコーナーまで設けてあります。
各国に敬意をもって対応しているのだろうなー、と思います。
まだまだまだ続きます。
「遠州」の紹介コーナー。
お祭りや名産。浜松の航空自衛隊コーナーにはフライトシュミレーターのゲームまで。
こちらのパネルは、「遠州のものづくり」を支えた人たち。
ヤマハの山葉寅楠、トヨタの豊田佐吉、河合楽器の河合小市
スズキの鈴木道雄、テレビの父高柳健次郎、ホンダの本田宗一郎
自社の創業者も、他の5人と全く同列の扱いです。
えらいもんですねー。
先の関係各国もそうですが、地域や先人に対して誠実に敬意を持って対応する。
そんな企業姿勢を感じさせます。
(創業者は3階でしっかり紹介されていますが)
ふぅー。
これはどうも。本当にすごい見ごたえです。
内容もさることながら、この博物館に込められた「思い」が、素晴らしいですよね。
、
もしも、一から自動車の博物館を作るとしたら、、、皆さんなら、どんな展示にしますか?
例えば「4サイクルエンジンのしくみ」だとか、構造や性能などの技術的内容。
きらびやかな「未来のクルマ」なんていう切り口は、見た目に受けるでしょう。
はたまた、古今東西の名車をずらり並べた美術館形式、、、などなど。
様々な考え方があると思います。
それらの中から、どういった形式を選ぶか。
企業博物館は、その企業の社会に対する姿勢を表している、と言えるかも知れません。
そしてここは、徹底的に「ものづくり」に特化しています。
失礼ながら、スズキは国内自動車メーカーの中では、決して大きな規模ではありません。
自称「中小企業」として、限られた経営資源を、どう有効に活用するか。
「総花」ではなく「一点集中」。
自社の得意な部分を、しっかりと見せよう!伝えよう!
そんな意気込みが、ひしひしと伝わって来ます。
おーっと、総括はまだ早かったです。
さーて、3階へ向かいましょう。
そちらは、スズキ歴代の四輪車二輪車が沢山展示されています。
やっと少しは「バイク関連ブログ」らしくなるかも。
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