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2013年9月29日 (日)

リバーワンのミニベロ

東京都墨田区両国にある「スポーツサイクルいちかわ」オリジナルのミニベロです。
ベロは、フランス語で自転車のこと。
最近の自転車は、太いタイヤのアメリカ系や細いタイヤのイタリア系が人気のようです。
私の若かった頃の1960~1980年代あたりは、サイクリング車と言えば、英仏がお手本でした。
このミニベロも、小径車ではありますが、フランス系のパーツが多用されています。

 

さて実車を見てみましょう。
中古車を仕立て直したのだそうですが、バランス良く組み上がっていますねー。
具体的には、以下のようなことです。
・サドルやハンドルの突き出し長さと取付角度
・ブレーキや変速機のワイヤーの適切な長さとキレイな取り回し
・泥除けと車輪の隙間がずれ無く一定
 
実用車のミニサイクルとは違い、昔ながらのサイクリング車の構造です。
フレームの構成はこんな感じ。
・トップチューブが地面と平行な「ダイヤモンドフレーム」。
・ブレーキや変速機などの台座類は、すべてフレームに「直付け」。
・後輪からサドルの下に伸びるステーが2本のパイプと交差する「クロスド・シートステー」。
う~ん、これは素晴らしい。
20130929_11

 

それでは細部を見てみましょう。
一般的に、フレームパイプの接合は以下の2種類があります。
・接合部品「ラグ」を使用して接合
・パイプ同士を直接接合する「ラグレス式」
接合方法ですが、最近は素材自体を溶かす「溶接」が主流のようです。
以前は、融点の低い別の金属を使用して接合する「ロー付け」が主流でした。
ちょうど「ハンダ付け」のような手法です。
このフレームは、伝統的な「ラグを使用したロー付け」で組まれています。
・・・と思ったら、ちょっと違いました。
ヘッドパイプ側はラグがありますが、トップチューブとダウンチューブ側はラグレスになっています。
どういう意味があるのかは不明ですが、おそらくミニベロ用のラグなんて無いでしょう。
ヘッド周りのみ強度アップ、あるいはデザイン狙いなのでしょうか。

 

フロントフォークを固定する一番上のパーツが、アルミ製の長い物に変更されています。
おそらく付け外しをスピーディに行うためでしょう。
前オーナーは、自転車を分解して列車に持ち込む「輪行サイクリング」をしていたようです。
26インチのサイクリング車で流行した手法ですが、この小径車で効果があるのですかね。
メーカーは「SUGINO」。
スギノエンジニアリングという、クランクやギアを専門とするメーカーの商品のようです。
20130929_21

 

ブレーキは、台座をステーに直付けする「カンティレバー」タイプ。
フランスの「マファック・クリテリウム」という当時の定番パーツ。
L字型の二枚の板で構成された、シンプルでスマートなデザインが、いかにもフレンチ。
その下の、ライトの台座も凝った作りですねぇ。
ちょっと塗装がはがれていますが、下地はメッキがかけてあるようです。
20130929_22

 

一方、リヤのブレーキは最近の幅の狭い物が装着されています。
「クリテ」では幅が広くてかかとが当たってしまうため。
クランクは先ほどのスギノ製、チェーンリングはフランス製の「TA」。
6本ステーの美しいこと。
マッドガード(泥除け)は「本所」の長く深い物です。
取付もちょっと面白い工夫がされています。
後輪とクランクを繋ぐ「チェーンステー」は普通の自転車では前下がりになります。
一方ミニベロの場合、ホイールが小さいので前上がり。
そこでマッドガードの取付位置をずらして、バランスを取っています。
こういう所で、オーナーのセンスが光るんですよね。
20130929_23

 

この深くて長いマッドガードは、当時のツーリング車の定番です。
先にも書きましたが、ホイールとの隙間を一定にするのが組み付けのキモです。
そのために、ステーはアルミの丸棒で「ダルマ」と呼ばれるパーツで微調整し固定します。
良く見ますと、マッドガードの幅に合わせ、ステーの湾曲部も真ん中だけまっすぐ。
20130929_24

 

カンティレバーブレーキは、左右をワイヤーで連結します。
均等に力が伝わるように、振り分け部をローラーとした高級パーツ。
その上、ワンタッチでワイヤーを緩める「クイックレリーズ」付き。
これにより、ホイールの脱着が素早く出来るのです。
パーツ自体も、仕上げも精度も大変良いです。
おそらく「ダイアコンペ」ブランドで知られる、吉貝機械金属製でしょう。
今は社名が変わって、株式会社ヨシガイなんですね。
20130929_25

マッドガードの固定は、縦方向の隠しネジにより、L字金具などはなし。
それからこのワイヤーは、、、
うひゃー。
こんな事を書いていたら、いつになっても終わりません(^^;

 

少し試乗させてもらいました。
おっ。これは良いぞ。
ソリッド感が心地よく、軽快で安定した乗り味。
小径実用ミニサイクルのふらふらした乗り味とは全く違う、26インチ車と変わらない安定感でした。
クルマで言えば、ワゴン車とスポーツセダンの違いでしょうか。

 

私も一台欲しい、、、ですが、バイク以上に体力脚力が足りません(^^;
え?
Breva750とF800STはどうなった?
いやその、、、「また来週」ということで。
あ。
来週土曜はバス旅行の新シリーズ、日曜日は休日出勤でした、、、(^^;

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コメント

お久しぶりです

7月より職場での配置換え、私の腰痛などがありバイクに乗れない
日々でした。
9月に入り新しい職種にも慣れ腰痛も回復したので
21~22は函館方面への一泊ツリング、昨日は1人
で支笏湖、美笛と距離を稼ぎました。ツーリングの
画像添付と思ったのですが当方知識が無く無理
でした。(笑い)
久々こちらを拝見しましたらF800STからBreva750に
乗り換えられたのですね

※今、ヤフオクに埼玉から出品しているF800ST
がありますがもしかしたら「缶コーヒー」様の愛車ですか

投稿: 札幌ヨシアキ | 2013年9月30日 (月) 12時58分

札幌ヨシアキさん、コメントありがとうございます。
済みません。このブログのコメントでは、画像添付の機能はないんです。
腰痛も治まったとのこと、良かったですね。
つい最近、F800STは乗り換えてしまいました。
F800STが嫌というより、Breva750との偶然の出会いですね。
ヤフオクでご覧になったのが、まさに私のF800STです。
良い方にめぐり会えると、良いのですが。

投稿: 缶コーヒー | 2013年10月 1日 (火) 22時12分

缶コーヒー様

F800STは良い方に嫁入りされましたでしょうか?
私は2週連続バイクにのった事が影響したのか若干の腰痛と両腕の関節痛が出てしまいました。
56歳でハリキリ過ぎたのが原因かとも思いますが(笑)

やはり800STの前傾姿勢が問題かとも思います
缶コーヒー様のハンドルアップの項を見て私も試してみたいと思いましたが缶コーヒー様は実感
として前傾姿勢が緩くなりかなり楽になりましたでしょうか?
改造費の総額と共に教えて頂きたく宜しくお願いいたします

F800STはエンジンの熱さ、前傾姿勢以外は大変気にいっているのですが

投稿: | 2013年10月 6日 (日) 10時24分

札幌ヨシアキさん、コメントありがとうございます。
私のF800STは、幸いにもご近所の方が即決落札して下さいました。
私はお目にかかっていないのですが、良い方だったようで、良かったです。
さて、ハンドルのアップです。
私は身長168cmの短足メタボです。
やはりハンドルは高くて近いほど楽ですよね。
詳細は別項目としてまとめましたので、どうぞご参照下さい。

投稿: 缶コーヒー | 2013年10月 6日 (日) 19時29分

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