東京ビッグサイトでうろうろ その3
東京国際消防防災展2013のご報告の続きです。
どうですこの格好良さ。
空港用の化学消防車の二機種です。
そのまんま「サンダーバード」や「スーパー戦隊」に出てきそうです。
こちらは、ガッチャマンやガンダムなどで有名な大河原邦男氏の描いたものです。
消防車メーカー吉谷機械製作所の「次世代消防車デザインプロジェクト」。
特殊車両を輸入し更にオリジナル改造を施した車両、ということでしょうか。
「どこでも走れる電動車いす」に、まずびっくり。
さらに、リモコン操作が出来て、放水用ノズルも付いているんですが・・・
検討途上の試作車両、なのでしょうね。
八輪車に救難装備は、分かりますが。
消防服の展示コーナー。
アシックスの防火靴とか、バイク仕様に近い手袋とか。
放水ノズルを手にして語り合う人たち。
本職の方なのでしょうね。腕の太さがすごい。
プロペラ駆動の「エアーボート」。
船体の底が平らでスクリューなどもなく、浮遊物があっても航行可能。
前の網が上下に動き、これで助けを求める人を一気に掬いあげるようです。
そして、「土のう」を作る補助具。
これらを眺めて、私は大昔に読んだ本の一節を思い出しました。
オリジナルの本を探したのですが、残念、見つかりませんでしたので、記憶モード。
作家の五木寛之が、野坂昭如との対談で、こんな意味のことを語っていました。
普段ブルドーザーを見ても何も感じないが、仮に日本が外敵に占領されたとして、
深夜ブルドーザーを先頭にレジスタンスが占領部隊に戦いを挑む。
そんな状況では、ブルドーザーに感動するだろう。
安野光雅も、同じようなことを書いています。
深夜に消防車のサイレンの音を聞くと、共同体の一大事に向かって急行する
姿を想像し、私は少し感動する。
こうして見ていくと、格好良さの意味が分かってくるように思います。
まずは、合目的的であること。
そしてその目的が、重要かつ尊いものであること。
そんな業務に従事する方々に敬意を表し、東京ビッグサイトのご報告は、以上とさせて頂きます。
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