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2014年7月13日 (日)

見学ご案内「旧日本陸軍航空隊桶川飛行学校跡地」

ここ数年で、お客さんが来た時に紹介する、私の地元の名所と言えば、、、
 ・ドリームハウスに出たガラスの家

話のタネとしては面白いですが、、、どうも、ちょっと情けないですねぇ。

さて今回「見てみたい」という人を案内したのは、こちらです。
 ・旧陸軍桶川飛行学校

概要は以下の通りです。
 ・場所は、川島町との境界の荒川「太郎衛門橋」桶川側右側の土手上
 ・滑走路は、少し離れた現在のホンダエアポートを使っていた
 ・昭和12年6月3日に旧日本陸軍航空隊熊谷飛行学校(現在の航空自衛隊熊谷基地)の分教場として開設
 ・航空部隊の操縦訓練部隊として多くの航空兵を養成
 ・昭和20年2月には旧陸軍航空隊の特攻隊訓練基地となる
 ・昭和20年4月5日には、練習機による特攻隊が編成され、12名が鹿児島県知覧基地へ出撃
 ・戦後は、国の施設として、外地からの引揚者の寮などに平成19年まで使われた
 ・そのおかげで、今も建物の一部が現存
 ・平成22年1月に国から市が買い取り、今後の対応を検討中
 ・現在は「旧陸軍桶川飛行学校を語り継ぐ会」が管理し、土日祝日の10時~16時に一般公開

入口付近の弾薬庫跡などを眺めていますと、中から会員の方が出てきてくれました。
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まずはパネルで説明を伺ってから、建物へ。
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来訪者数を記録しているそうですので、受付で名前を書いてと。
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各部屋には、手作り感あふれる様々な説明資料。
寄贈品の飛行機模型。天井には隙間風除けでしょう、新聞紙や広告が貼ってあります。
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当時整備兵として働いていた方が、説明をして下さいました。
先に書きましたが「終戦間際には古い練習機まで特攻機として使われた」とのこと。
もう相当なお年でしょうが、お元気そうです。
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比較的新しい展示品は、軍人のご遺族からの寄贈品でした。
「千人針」は、サラシの腹巻きのように巻いたそうです。
着替えや入浴もままならない戦地では、虱が湧いたりして困ったとの事。
後には虱よけにクチナシの実で染めたとか。
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戦友会の会報などの資料。
実際の体験や記憶を持つ方も、皆さんご高齢になっているでしょう。
散逸してしまうより、このような形で後世に引き継げれば結構なことです。
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建物周囲を見てみます。
廊下はまぁまぁですが、、、端の方はご覧の通り。
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渡り通路の屋根は、今にも倒壊しそうです・・・
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こちらは車庫だった建物。
戦後は内部に部屋を作って、宿舎として使われていたそうです。
自動車の下回り整備用のピットもありました。
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昨年5月には「空人(くうじん)」という映画の撮影があったそうです。
その際に、撮影用に改装したのが、この部屋。
フトンはその時の小道具のようです。
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とにかく、全体的に、ものすごくボロいんです。
この建物が、わずか数年前まで宿舎として使われていたとは。
現在、改修して整備維持する計画があるそうです。
この、圧倒的なリアリティを味わえるのは、今のうちですよ。

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