見てきました「柏崎刈羽原子力発電所」その1
○○協議会、というような団体での「柏崎刈羽原子力発電所」の見学会に参加しました。
新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがり、原子炉7基を有する、世界最大の原子力発電所です。
当日は、台風18号が本州の太平洋岸を直撃。
日本海側も、強い雨と風に見舞われました。やはり「日ごろの行い」が・・・
前泊は、岬の先端のオーシャンビューが素晴らしいホテル。
右側の窓の向こうに、原子力発電所が見えています。
朝から雨の中を、バスで出発です。
周辺の道路わきのフェンス。上にはぐるぐるのコイル。
昔の「有刺鉄線」とは造りが違うようです。
ステンレスなのでしょう。ぴっかぴか。
到着し、まずは「サービスホール」での説明です。
説明の方は、結構なおじさんです。
まずは自己紹介から始まりました。
・昭和54年の入社以来、ずっと原発に関わってきた
・日本の経済成長を支えてきたという誇り・自負を持って働いてきた
・それが「あの日」以来、崩れ去ってしまった
、、、と語ります。
学部卒なら定年がもうすぐ、院卒なら再雇用かな、などと余計な想像。
率直な話し方で、好感が持てました。
資料と共にお茶が出て、あわせて身分証明書の確認です。
一人づつ、事前提出の名簿と照合のうえ、入門証が渡されました。
さて説明の内容です。
・柏崎市と刈羽村の誘致決定が昭和44年、7号機運転開始が平成9年、完成までに30年
・広さは、海岸線沿いに約3.2Km陸側に約1.4Km、面積が約420万平方メートル
・原発停止の現在も、東電職員約1,000人、協力会社約4,000人、合計5,000人以上が働いている
・原発の基本構造の説明
など。
その後は、東日本大震災以後の対策の説明に、多くの時間を費やします。
基本的な考え方は、以下のような三段階。
・異常発生の防止
・(異常が発生しても)異常の拡大及び事故への発展の防止
・(事故発生に至っても)周辺環境への放射性物質の放出防止
そして、具体的な対策事例を次々に紹介。
・津波に備える、防潮堤のかさ上げや防潮壁や水密扉
・電源喪失を起こさないための、発電装置、電源車、燃料の備蓄
・電源喪失が起きてしまった場合の、消防車、高所放水車、大型淡水貯水池
・その他、水素爆発を避ける水蒸気に戻す装置、それがダメな場合の手動式屋外放出装置
・免震構造の建物
などなど。
これらのハード的な装備に加え、ソフト面の対策も進めているとのこと。
・各種車両に対応する、東電社員による特殊免許取得と操作訓練
・あらゆる状況を想定した緊急対応訓練
・入念な日常点検や監視体制の改善
などなどなど。
当日は細かい資料で説明して頂きましたが、配布された概要資料はネット上で公開されています。
http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/info/tohoku/pdf/leaflet.pdf
最後に見学コース案内がありましたが、先に「サービスホール」内の展示室の説明です。
長くなりますので、続きは後日とさせて下さい。
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