大阪で「司馬遼太郎記念館」など
大阪の二日目です。
小雨の中、出発前にホテル周辺を散策。
中央区道修町は、江戸時代には清やオランダの薬を扱う「薬種中買仲間」の町だったそうです。
谷崎潤一郎「春琴抄」の主人公の春琴は、この町の薬種商の娘。
今でも製薬会社が沢山あるそうで、少し歩いてみました。
なるほどー。塩野義とカイゲン、他にも工事中の田辺三菱、大日本住友など。
動物薬などを扱う小さな会社の、渋い佇まい。
緒方洪庵の「除痘館発祥の地」の石碑
ビルの谷間の少彦名神社。
日本の薬祖神の「少彦名命」と、中国の医薬の神様「神農さん」が祀られています。
お祭りは、すごく賑わうのですって。
クルマで「司馬遼太郎記念館」へ。
どなたもご存知ですね、歴史小説の大家です。
ウィキペディアでは、こんなことが書いてありました。
評論家の川本三郎からは「一平二太郎」(藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎)の一人として、
「大人の日本人男子」の嗜みとして読むべき作家と評されている。
あんまり「日本人たるもの」などと力まれても、ちょっと困ってしまいますが、、、
三人とも大好きな作家ですので、楽しみです。
記念館に着きました。自宅と記念館が並んでいます。
残念ながら自宅内部は非公開です。玄関はこんな感じ。
庭の小径から、ガラス窓越しに書斎が見られます。
通路を通って記念館へ。
記念館の内部は撮影禁止です。
吹き抜けの壁一面に、膨大な蔵書がずらり。
作品の年表や愛用の品々など。
「街道を行く」連載時の書き込みのある東北の地図もありました。
5月に行って取材風景の展示を見た 弘前にマルが付いていて、ちょっと嬉しい(^^)
「天井のコンクリートの染みが坂本竜馬に見える」という、不思議なスポットもありました。
この辺は、撮っても構わないですかね。文房具や書籍などの販売コーナーです。
なにかオミヤゲは、、、と。
私も、主な司馬作品はそれなりに読んでいます。
坂の上、箱根、菜の花、竜馬、、、もちろん全部ではありません。
だからといって、ただの未読作品を買って帰っても、面白くありませんし。
おっ。持っていない有名な短編がありました。これにしましょう。
図録「二十一世紀に生きる君たちへ」1080円。
小学生の国語の教科書のために書かれた随筆です。
「洪庵のたいまつ」も併載。
縮小した直筆原稿も掲載された、記念館のオリジナル。
記念スタンプもありました。ぺたり。
帰ったら、枕元に置いて寝る前に楽しみましょう。
おっと。
大阪巡りは、あと半日続きます。
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