見てきました 映画「もういちど」
前置きが長くなりますが、ご容赦下さい。
私の地元にある、駅から直結のショッピングセンター。
開業して四半世紀を経て、すっかり寂れてしまいました。
屋上遊園地や、2スクリーンの映画館はとっくに閉鎖。
テナントも、櫛の歯が抜けたよう。
それでも、いよいよリニューアル工事が始まるようです。
それは結構なことなのですが。
閉鎖した映画館で行われていた自主上映会も、今回で最後になります。
私も、2014年6月に「小さいおうち」 を 見ました。
さて、今回の映画「もういちど」のご紹介です。
笑いと涙と人情がいっぱい詰まったちょいといい噺。
家族を失くし咄家をあきらめた男に、小さな弟子ができた。
笑点でおなじみの林家たい平さんが、企画・落語指導・主演した映画です。
たい平さんは、私の地元埼玉の、私の好きな秩父出身。
撮影場所は、私が大いに気に入った江東区の深川江戸資料館。
美術監修は、映画を2回と展示会も見に行った「思い出のマーニー」の種田陽平さん。
昨年夏の公開を楽しみにしていたのですが、あっという間に終映(^^;
その上、この映画会も、今回が最後。
これは必ず行かなくては。
期間は3月19日(木)~22日(日)の4日間。
土日に行きそびれたら大変です。金曜の夕方に行ってきました。
映画の感想です。
「心あたたまる小品」といったところでしょうか。
大きな事件もなく、穏やかなストーリーが心地良いです。
「時そば」「藪入り」「初天神」などの噺が、うまくストーリーに組み込まれています。
日本PTA全国協議会特別推薦、とありました。
確かに、子どもたちに落語に興味を持って貰う契機に良いでしょう。
ほとんどのシーンは、深川江戸資料館の見覚えのある場所でした。
長屋や商家やそば屋の様子が活き活きと描かれていて、資料館自体も主演俳優の一人という感じ。
映画冒頭で、たい平さんが棟割長屋の部屋に障子戸をはめていました。
また、室内は、畳はなしで、ござを敷いていました。
そして、映画の最後では、障子戸もないがらんとした部屋。
これは深川江戸資料館で知ったのですが、当時は障子戸も畳も店子の私物だったのですって。
それで、こんな描写になるのですね。
深川江戸資料館、また行ってみたくなりました。
帰宅後、この映画の公式サイトを、ぷらぷらと見ていたら。
えー(@o@)
なんと、昨日の初日には、たい平さんが来ていたんですって。
惜しかった・・・
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