行ってきました 世田谷美術館の企画展「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」その2
さて、午後はこちらです。
関連企画 映画講座―創造の現場を語る「①特撮美術」
出演:三池敏夫(特撮美術監督)×島倉二千六(背景師)
日時:3月7日(土)14:00-15:30(開場13:30)
申込方法:当日午前10:00よりエントランスホール受付にて整理券を配布
会場:講堂
定員:先着150名
参加費:無料
その他:手話通訳付き
開場時点で、定員150名にわずかに残席があったようです。
整理番号順の入場で、一番前の真ん中(^^)
撮影禁止の注意はなかったので、開始前と終了間際を撮影させて頂きました。
左は1940年生まれの島倉二千六(しまくら ふちむ)さん。右は1961年生まれの三池敏夫さん。
二千六とは変わった名前ですが、皇紀2600年の事ですね。
三池さんが資料画像を紹介し、島倉さんがコメントするという形で進行しました。
「背景師」とは、例えばこんな仕事だそうです。
(公式ポスターに私が白枠を描き足しました)
巨大な水槽の向こうに、背景の青空と雲。
こういう巨大な絵を、下書きもなしに描いてしまうのだとか。
高さは足場の高さで判断し、横方向は目見当なんですって。
さすがに「巨大な木星」というような場合は、ロープで円弧を下書きするとか。
紹介された作例も盛り沢山。
ゴジラやサンダ対ガイラなどの怪獣もの。
先のような戦記もの。
テレビでは、宇宙刑事シリーズや仮面ライダーブラックの異空間。スーパー戦隊など。
東宝以外では、宇宙からのメッセージ、ガメラ2など。
特撮映画以外でも、三谷幸喜さんや大林宣彦さんの作品多数。
タスマニア物語の夕焼けとか。
海外作品では、キル・ビル。飛行機が飛ぶ背景を描いたそうです。
日本びいきで特撮好きのタランティーノ監督。
アクションシーンのワイヤーは消しても、飛行機を吊るす糸はそのまま、だったそうです。
余談ですが、この映画にはZZR250やFZ400が格好良く登場します。
最近ではCG処理が主流ですが、従来通りの手法を好む監督もいるそうです。
10月公開予定の三谷幸喜さんの最新作「ギャラクシー街道」も手がけたそうです。
最後に、会場に来ていた飯塚定雄さんも登場。
この方は「光学作画」がご専門だそうです。
へぇー。
スペシウム光線やメーサー光線は、この方が描いていたのですか。
ウルトラマンシリーズのオープニングで、怪獣の影絵でキャストを紹介していますよね。
あれは、この方のアイディアだそうです。
白抜きの名前をはっきり見せるため、黒い短冊を背景に使うという案が出たそうです。
それではつまらないと、スタッフの若いモンに怪獣の影絵を作らせたとのこと。
なるほどねー。
面白い話がたくさん聞けました。
あれやこれや、見直したい映画がたくさん出来てしまい、困りました。
マーニーの時は、一本で済みましたけどね。
おまけです。
いよいよ春本番も近づいてきました。
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