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2015年3月 7日 (土)

行ってきました 世田谷美術館の企画展「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」その2

さて、午後はこちらです。

関連企画 映画講座―創造の現場を語る「①特撮美術」

出演:三池敏夫(特撮美術監督)×島倉二千六(背景師)
日時:3月7日(土)14:00-15:30(開場13:30)
申込方法:当日午前10:00よりエントランスホール受付にて整理券を配布
会場:講堂
定員:先着150名
参加費:無料
その他:手話通訳付き

開場時点で、定員150名にわずかに残席があったようです。
整理番号順の入場で、一番前の真ん中(^^)
撮影禁止の注意はなかったので、開始前と終了間際を撮影させて頂きました。

左は1940年生まれの島倉二千六(しまくら ふちむ)さん。右は1961年生まれの三池敏夫さん。
二千六とは変わった名前ですが、皇紀2600年の事ですね。
三池さんが資料画像を紹介し、島倉さんがコメントするという形で進行しました。
20150307_07

「背景師」とは、例えばこんな仕事だそうです。
(公式ポスターに私が白枠を描き足しました)
20150307_06

巨大な水槽の向こうに、背景の青空と雲。
こういう巨大な絵を、下書きもなしに描いてしまうのだとか。
高さは足場の高さで判断し、横方向は目見当なんですって。
さすがに「巨大な木星」というような場合は、ロープで円弧を下書きするとか。

紹介された作例も盛り沢山。
ゴジラやサンダ対ガイラなどの怪獣もの。
先のような戦記もの。
テレビでは、宇宙刑事シリーズや仮面ライダーブラックの異空間。スーパー戦隊など。
東宝以外では、宇宙からのメッセージ、ガメラ2など。
特撮映画以外でも、三谷幸喜さんや大林宣彦さんの作品多数。
タスマニア物語の夕焼けとか。

海外作品では、キル・ビル。飛行機が飛ぶ背景を描いたそうです。
日本びいきで特撮好きのタランティーノ監督。
アクションシーンのワイヤーは消しても、飛行機を吊るす糸はそのまま、だったそうです。
余談ですが、この映画にはZZR250やFZ400が格好良く登場します。

最近ではCG処理が主流ですが、従来通りの手法を好む監督もいるそうです。
10月公開予定の三谷幸喜さんの最新作「ギャラクシー街道」も手がけたそうです。

最後に、会場に来ていた飯塚定雄さんも登場。
この方は「光学作画」がご専門だそうです。
へぇー。
スペシウム光線やメーサー光線は、この方が描いていたのですか。
20150307_08

ウルトラマンシリーズのオープニングで、怪獣の影絵でキャストを紹介していますよね。
あれは、この方のアイディアだそうです。
Ultramanopening
白抜きの名前をはっきり見せるため、黒い短冊を背景に使うという案が出たそうです。
それではつまらないと、スタッフの若いモンに怪獣の影絵を作らせたとのこと。

なるほどねー。
面白い話がたくさん聞けました。
あれやこれや、見直したい映画がたくさん出来てしまい、困りました。
マーニーの時は、一本で済みましたけどね。

おまけです。
美術館のある砧公園。
梅の花は、もう散り始めていました。
20150307_09

秋の金木犀に対し、春の香りは沈丁花。
20150307_10

いよいよ春本番も近づいてきました。

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