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2015年4月 7日 (火)

椎名誠「ハマボウフウの花や風」

椎名誠さんの『ハマボウフウの花や風』という短編小説集です。
Hamaboufuu
アマゾンの紹介文を転載します。
19年ぶりに訪れた故郷の海辺の町。
そこで、水島はかつて想いを寄せていた同級生の美緒と再会し、けんかに明け暮れた青春時代を回想する。
表題作の『ハマボウフウの花や風』をはじめ、伸銅品問屋の臨時社員となった主人公が、仕事先で出会った美しい女性に手紙を書く『倉庫作業員』など、男達のさまざまな季節を描いた珠玉短篇集。

先日見た映画『息子』の原作『倉庫作業員』が収録されています。
私は、椎名誠さんのデビュー当時からのファンでした。
懐かしくなって、先日の名古屋からの新幹線で読み返してみました。

ところが、、、あまり面白く感じないんですねぇ。
現在の自分たちの姿と回想の少年時代、重層的に描かれる表現がしみじみと、、、
そんな形通りの感想を書いてみても、心が動かないのでは仕方ありません。

椎名誠さんが雑誌『本の雑誌』を立ち上げたのが、1970年代の終わり頃です。
ちょうど私も学生時代です。
お茶の水あたりをウロウロしながら、この雑誌や初期のエッセイを楽しんだものでした。

そして今回の『ハマボウフウの花や風』が、1991年です。
初期のユニークな文体から離れ、良い小説を連発。
この作品は、直木賞候補にまでなっています。
一方、私は就職し家庭を持ち、この頃で椎名誠さんの新作の追いかけをやめています。

収録作は、いずれも椎名誠さんやお仲間の、若い頃のエピソードが題材です。
千葉の不良中高生の対立抗争や、大学にも行かずバイトに明けくれる生活。
仕事を辞めて千葉の山奥で暮らしていたり。
先の紹介文通り「男達のさまざまな季節」が描かれています。

言うなれば、まだナニモノにもなっていない時代。
いや、ナニモノかになる前の時代、と言うべきでしょうか。

私はと言えば、別にナニモノにもなってはいません。
この通りの、面白くも何ともない、メタボ中年男になっただけです。
面白く感じられないもの、仕方ないところかも知れません。

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