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2015年5月29日 (金)

ボーイング737とレンタカーとフェリーで「呉の大和ミュージアム」

友人と2泊3日で出掛けてきました。

羽田空港から松山空港まで、JALのボーイング737-800。
翼端の「ウイングレット」が格好良いです。
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松山市内はレンタカーでざっと流すだけ(泣)
路面電車も松山城も、じっくり見たかったですが…
実は元々は広島空港到着で計画していました。
4月の事故でILS装置が故障し、運休のリスクを避けるために変更したのです。
すぐにフェリーで広島の呉へ向かいます。
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海で船が見えるだけでも嬉しい、海なし県の埼玉県民。
行き交う船など眺めて、護衛艦「とね」が見えたり。
呉港に近い橋の上で、現地集合の友人Nくんが自転車で待っています。
私のデジカメでは、全く分かりませんが。
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お昼は港のそばの「ハイカラ食堂」。
映画「男たちのYAMATO」の撮影に使われた「96式25ミリ三連装機銃」が、どーん。
潜水艦「そうりゅう」テッパンカレー。限定30食で1,450円。
大きな肉じゃが、鯨カツ、牛乳など。
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さて、呉の「大和ミュージアム」こと「呉市海事歴史科学館」です。
1/10の精密な「大和」を中心に、特殊潜航艇「海龍」、「零式艦上戦闘機六二型」。
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そして人間魚雷「回天10型(試作型)」。
同型艦の「武蔵」は竣工当時、「大和」は沖縄に向かう最後の姿。
先の三連装機銃など、対空装備が増強されているのが分かります。
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その他の展示品のご紹介を始めたら、いつになっても終わらないでしょう。
仕方ないので、ほんのいくつかだけ。
戦艦「金剛」ボイラーは、英ヴィッカース社から輸入したもの。
この名前は、以前も一度このブログに登場しています。
「大和」進水記念の湯呑と風鎮。
機密保持のため配布されなかったものだそうです。
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松本零士さんの寄贈品。
「大和」型四番艦の装甲鈑用の鋼鉄材。
石坂浩二さんの寄贈品は、戦艦「長門」の軍艦旗。
「なんでも鑑定団」に出品された物を、自ら1000万円で購入し寄付したそうです。
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ウィキペディアでは、以下のような説明がありました。
館の方針としては、当館を「平和学習の場」として開放するため、実物の兵器や当時の映像フィルムなどの歴史的資料を淡々と提示するかたちで、意見や注釈は付けず、政治的にニュー トラルな立場をとるよう努めている。
「歴史認識についての判断は来館者個々に任せる」という方針を採用している。

もちろん、深く胸に迫る展示も数々。
3,000人を超える大和の乗組員について。
また、回天に登場した士官が密かに録音した決意の言葉。
有名な明治時代の 第六潜水艇 など。
一方で、技術面などの解説展示も充実していました。
「バルバス・バウ」や生産進捗の管理技術などなど。
そしてそれらは、戦後の技術革新の礎になったと語られます。

展示はありませんでしたが、少しだけ書き足します。
巨大プロジェクト管理という面では、建造時の造船官「西島技術大佐」という人が有名です。
また、今でも使われる「号機管理」「製番管理」という概念は、中島飛行機が戦闘機の生産管理用に考えたと言われています。

こんな話を始めると、終わらなくなります。
先を急ぎましょう
さーて。
この後はお隣の「てつのくじら館」こと「海上自衛隊呉史料館」です。

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