ジウジアーロ現役引退
情報通の友人Oさんのつぶやきで、こんなニュースを知りました。
自動車デザインの生きる伝説 ジウジアーロ引退!【ギャラリー】
自身が1968年に設立したデザインファームであるItaldesign Giugiaro SpAの役員を退任することを発表しました。
現在76歳だそうです。
例えば、いすゞ117クーペは、1968年12月発売。
47年前。ジウジアーロはなんと29歳!
ずいぶん若い頃から活躍なさっていたのですねぇ。
この機会に、昔のホームページに書いた日記を転載します。
■2007年11月16日(金) クルマのカッコ良さとは?
モーターショーにちなみ、私が昔から思っていることを書きます。
誰も賛同者はいないのですが、、、
クルマのカッコ良さとは何か。
私の考えでは「余分なワレメがないこと」だと思っています。
非日常のショーモデルがカッコ良く見えるのはなぜでしょうか?
実用のための外装パーツや「ワレメ」が無いからです。
ナンバープレート、鍵穴、排気管。
ボンネット、トランク、ガソリン給油口。
本当は、ドアだって無い方がカッコ良いのです。
人間の女性に例えますと、「美人はトイレに行かない」なんていう言い方がありました。
モーターショーのお姉さんたちが、ルックスやスタイルが良いのはもちろんです。
それに加えて、いかにも非日常な衣装が、彼 女たちを引き立てていると思います。
さて具体的にはどういうクルマか、です。
ボンネットやトランクの「ワレメ」を、デザインの一部として美しく解決しているクルマ。
古今東西、私の知る限りこの二車種がベストです。
初代いすゞピアッツア
デザインは、ジョルジェット・ジュジャーロ。
ボディを取り巻くキャラクターラインが、ボンネットやリヤハッチまできれいに連続しています。
ドアと給油口を除いて、余分な「ワレメ」は、実にリヤハッチ横の10cm位だけ!
普通、ボンネットはクルマのノーズ上面だけ開いて、当然「ワレメ」がありますよね。
ところがこのクルマは、両側のフェンダーにまでかかるコの字断面のボンネットです。
ちなみに、初期型ではボンネット先端の両脇からヘッドライトの光が漏れてしまったそうです。
その後すぐに遮蔽用パーツが追加されたという、これがコダワリというものでしょう。
画像は、http://www.carsensor.net/sw/smodel/IS_7_1.html から、無断拝借しました。
ランサーEX(ターボ)
デザインは、アルド・セッサーノ。
ボンネットのラインが、ウィンカーとヘッドランプの境界線ときれいにつながり、垂直に落ちます。
ヘッドライトは長方形で、そのままの高さのシンプルなグリル。
リヤも同じです。
リヤウィンドウ両側のラインがトランクの両側につながり、そのままウィンカーとテールレンズの境界線へ。
更に、テールライトはフロント同様の長方形です。
高さはトランクとバンパーの間全部、幅はウィンカーとナンバーを除いた部分のちょうど半分。
実に素晴らしいバランス!
画像は、私がマレーシアで撮ったものです。
今となっては、どちらのクルマも街中で見かけることもありません。
それでも私には、この二車種が、永遠のベストデザインです。
以上は、デザインと実用性の両立というお話です。
ジープのような「機能美」とか、「パワーを暗示させる太い排気管」といった視点もありますけどね。
また、パワー特性や操縦性といった「クルマの真の素晴らしさ」とも、別の視点のお話です。
ついでに書いてしまいますが。
「女性の真に素晴らしい」ところは、実は隠されたワレメ、、、なんていうのも、別の視点のお話です。
下品なオチで、どうもスミマセン。
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