見てきました 映画「海街diary」
6月に公開された映画です。
遅ればせながら、レイトショーで見てきました。
鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。
そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。
葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。
身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。
その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。
こうして鎌倉での生活がスタートするが……。
いやー、良かったです。
複雑な人間関係の中で、心に重い物を背負った登場人物たち。
古都鎌倉を舞台にした、穏やかで心にしみるストーリー。
主人公姉妹は、古くて広い家で、おばあちゃんに育てられたそうです。
そのおかげなのでしょう、懐かしくて丁寧な日常生活の描写が、良かったですねぇ。
お昼には、縁側で茹でたてのおそば。
庭で採れた梅で作る梅酒、台所の床下には10年物まで。
おはぎは、つぶとこし。
せいくらべで、柱に印を付ける。
お風呂場にカマドウマ登場。私は「おべんじょこおろぎ」と呼んでいましたっけ。
主演は、一人でも充分主役を張れるような女優さんが、4人。
わき役も名優を揃え、2時間を超える長尺。
美味しい時間をたっぷり楽しめる、このお得感(^^;
分かりやすく心地良く、見終えてから、人生や死について、しみじみと考えさせられる。
是枝裕和監督らしい、良い映画だと思います。
是枝裕和監督と言えば、私は「ワンダフルライフ」が思い出されます。
1999年の春。渋谷のシネマライズというスカした映画館の単館上映で見たのでした。
人は亡くなってから天国にいくまでの7日間で『映画』を撮ります。
自分の思い出をフィルムに焼き付けるために。
不思議な味わいの映画でした。
それ以来のファンです、、、という訳ではなくて。
「花よりもなほ」「空気人形」などを見て、あっと気付いただけですが。
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コメント
缶コーヒーさん こんにちは
鎌倉の風景も素敵 じわじわと心に迫る いい映画でしたね
4姉妹も素敵 漫画の雰囲気も 壊すことなく出ていましたし
あっという間の2時間 是枝監督に感謝です
吉田 秋生さん 私は 映画化された「桜の園」を含め
かれこれ 30年前から好きな漫画家さんです
投稿: ロッソ | 2015年8月 1日 (土) 10時06分
ロッソさん、コメントありがとうございます。
鎌倉の四季折々、撮影も1年がかりだったのでしょうね。
「桜の園」も吉田秋生さんですか。
まずは「海街Diary」6巻からチェックして見ようと思っています(^^)
投稿: 缶コーヒー | 2015年8月 1日 (土) 23時44分