世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」周辺の遺産群 その4
群馬県藤岡市の高山社跡です。
経済産業省の近代化遺産。群馬県のぐんま絹遺産。国指定史跡。ユネスコの世界文化遺産。
「養蚕改良高山社」の創始者・高山長五郎(1830年~1886年)の生家。
養蚕法「清温育」の研究と社員への指導を行っていた場所。
300mほど手前に立派な駐車場。デジタルの案内パネルまで。
そこから県道に沿って、出来たばかりという感じの遊歩道。
県道に沿った石垣の上に、立派な長屋門。
その奥に、三つの換気用天窓が特徴的な母屋。
高山長五郎の死後の1891年(明治24年)に建てられたものだそうです。
見学者は10数人程度。ガイドの方は屋内外に3~4人。
現在は藤岡市の所有ですが、台所やお風呂など、最近まで普通の民家だったようです。
内部には、少しですが売店や縮小模型もありました。
二階の暖房のくぼみが一階の天井に下がっていたり、建物の構造が良く分かります。
その他、一階には様々な古民具や高山社の資料が展示されています。
二階には養蚕道具がありますが、これはむしろそのまま放置されていたという感じ。
手作り感あふれる説明資料。
一番熱心に説明してくれたのは、屋根裏に書かれたという落書き。
沖縄から来た実習生が、帰郷の前日にお礼の言葉を書き残したのだそうです。
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