行ってきました「秩父吉田の龍勢まつり」 ヤンキー雑考
龍勢を見ていて、思い出しました。
2013年、ホンダ「N BOXカスタム」の販売好調を受け、こんな記事がありました。
ホンダが研究した「ヤンキー文化」
ホンダ「N BOX」誕生の軌跡 PRESIDENT 2013年4月1日号
「実はホンダは『カスタム』のようなデザインが苦手なんです。
ヨーロッパの洗練されたデザインを『良い』とする伝統があるからでしょう。
しかし、東京に出てホンダのオフィスで仕事をしてきた人たちと、
地元に残って働く若者たちとでは価値観が違って当然。
なので、その価値観の背景にある『ストーリー』を資料化してみた。
おやおや。
よくもまぁ、ホンダもこんな資料を社外に出すものだと、当時は驚きました。
内容自体は、2009年の「ヤンキー文化論序説」や、昨今の斎藤環氏の論調と同じです。
だからと言って、自社製品を「ヤンキー向けです」と公言するというのは、どうでしょう。
正直なところ、私は「カスタム」仕様のクルマは好きではありません。
また、その辺のお祭りで見かける、地元に縁もゆかりもないお神輿を担ぐ皆さんとか。
更には「旧車會」や、あれやこれやも同様です。
ですが、私の好き嫌いとは関係なく、例えば「よさこい」や EXILE は大人気。
今や「ヤンキー的」なものは、抵抗なく世の中に受け入れられています。
ホンダも、それを踏まえた上での資料公開なのかも知れません。
さて、龍勢祭りに話を戻します。
会場で盛り上がっている地元の方々が、まさにこの層という感じ。
お揃いの派手な法被で闊歩するお兄さんとか。
要領よくお酒や料理をさばく、明るい茶髪の若奥さんとか。
パンフレットの協賛団体にも「○○建設」といった会社名が多く見られました。
なるほねぇ。
まぁ、若い頃やんちゃをしたのか、若くして結婚しているかは分かりません。
また、中には東京六大学の運動部のタオルを首にかけている方もいます。
いずれにしても、陳腐な言葉ですが「良い意味でのヤンキー像」とでも言いますか。
家族や地域総出の一体感は良いものだなぁと、うらやましく感じました。
我ながら、何とも中途半端な感想です。
私も「地元」にいながら、この濃密さには程遠い、地元をぜんぜん守れていない。
そんな中途半端さの表れでしょう。
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