見てきました 映画「杉原千畝 スギハラチウネ」
ウチの近くのシネコンは何と「感謝の3days 料金1,100円デー」実施中です。
この機会を見逃しては、もったいない。
今私が見たい映画が3本あります。ちょうどポスターが並んでいました。
今日は「杉原千畝」です。
平日夕方の回で、例によって観客は私含め2名(^^;
いやー良かったです。
書き出すと、終わらなくなりそうですが。
まずはとにかく、話の流れが良いこと。
第二次大戦前夜から終戦までの世界情勢が背景となります。
その中で起きる事件を、因果関係に沿って描いています。
複雑な状況もシーンのつながりが良いので、ぐいぐい引き込まれます。
各シーンの描写自体は、むしろ淡々としている印象です。
例えば、関東軍、ナチス、ソ連軍の行為がそれぞれ描かれます。
当然悲惨なシーンもありますが 、ことさら残虐さを強調するような演出はなし。
これで良いんだよなー、と思います。
同様に、杉原千畝のユダヤ人へのビザ発給のシーンも淡々と描かれます。
重大な決心をする苦悩の表情、大量のビザの手書きで疲れ果てる。
そんな描写はあまりなく、手書きの代わりのゴム印が出てくる程度。
これで良いんだよなー、と思います。
よくありますよね~。
例えば、時代劇で「血しぶき飛んで首や腕がごろん」となる、あれやこれ。
太平洋戦争で「総攻撃で艦上は怪我人死体ごろごろ」が延々と続く、あれ。
見せたいのは、そこなのですか?
物語の悲惨さを描くのに、生理的ショックという安易な手法を取るんですね?
というような。
そういった映画とは、まさに対極と感じました。
ユダヤ人の描写も、良かったですねぇ。
進退きわまり、日本領事館の前に続々と集まる。
それでも、柵を登ろうとする仲間を押し留め、静かに待つ。
日本に向かう船上から、ついに陸が見える。
皆で歌うイスラエル国家「ハティクヴァ」。
淡々と押さえた描写だからこそ、力強く胸の奥深く迫るのだと感じました。
更には、現在の欧州難民危機や今も続く東日本大震災の被災者まで思い起こされ、、、
などと軽々に書いては、申し訳ありませんが。
あー、まだ書き足りません。
困りました。
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