行ってきました「剣客商売」ゆかりの各地
今回降りた堀切駅の隣は、鐘ヶ淵駅です。
池波正太郎ファンなら、この地名は見逃せません。
「剣客商売」の主人公、秋山小兵衛の隠宅の場所ですからね。
先の多聞寺に行く前に、まずはそちらをチェックしました。
剣客商売の第一巻「女武芸者」では、このように描かれています。
『小兵衛の家は、堤の道を北へたどり、大川・荒川・綾瀬の三川が
合する鐘ヶ淵を望む田地の中の松林を背に在った。
わら屋根の百姓家を買い取って改造したもので、三間ほどの小さな家である。』
三つの川の合流点といえば、ここです。川の流れも変わっているでしょうが。
はるか向こうの高層マンションとブルーシートの仮設住宅。
カネボウのカンバンの建物が見えます。
旧カネボウ「鐘淵紡績」の創業の地ですが、今は物流拠点になっています。
多聞寺の後、再度おすすめコースから外れました。
鐘ヶ淵陸橋を越えると、長大な建造物。
ここは、都営白鬚東アパート。通称、防災団地。
災害時に巨大な防火壁となる、変形構造を持っているそうです。
なるほど、通り抜けてみると、開口部の可動式シャッターが分かります。
以前は、テレビの防災特集番組などに良く出てきましたっけ。
これを抜け、水神大橋を越えて川向うの台東区へ。
こちら側の土手は、墨田区側とは違い、キレイな遊歩道として整備されています。
散歩やジョギングや自転車。行き交う人も多いです。
なにかあったのか、サイレンを響かせた日本橋消防の船が。
土手沿いに1kmほどで、巨大なガスタンクの手前に、石浜神社が見えてきました。
小兵衛の息子、秋山大治郎の道場は『真崎稲荷明神社に近い木立の中』です。
その真崎稲荷は、今はこの石浜神社の右側に祀られています。
道場は、、、裏のガスタンクあたりですかねぇ。
この交差点の白髭橋のたもとに、昭和天皇陛下の行幸記念碑がありました。
昔は風光明美な場所だったようです。
度々登場する料亭「橋場の不二楼」も、このあたり?
こちら側は「浅草名所七福神」(^^;
このまま、まっすぐ進めば浅草です。
途中には、秋山家菩提寺の「今戸の本性寺」や、鬼平に出てくる船宿「嶋や」の今戸橋などなど。
どこもすぐそこなのですが、今日の主目的は「隅田川七福神めぐり」です。
ガマンして、白髭橋から墨田区に戻りました。
その後、先にご報告した「隅田川七福神めぐり」に復帰して、夕闇せまる浅草から帰宅です。
今回のご報告は、これで終わりです。
ふぅ~。
今回はどうも、我ながら盛り込み過ぎでした。
普通に歩けば6~7kmのところ、15km以上になってしまいヘトヘトです。
後日改めて、池波正太郎に絞って、じっくりと歩き直しましょう。
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