セミナー「AIの衝撃 人工知能は人類の敵か 小林雅一」
こんなニュースがありました。
囲碁AI 最終戦も棋士破り4勝
2016年3月15日(火) 18時30分掲載
投了直後の李九段(ITmedia ニュース)
<囲碁>AIアルファ碁 最終戦も李九段破り4勝1敗
【ソウル米村耕一】米グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー企業
「ディープマインド」(英国)の囲碁ソフト「アルファ碁」と、韓国のプロ棋士、
李世※(イ・セドル)九段との五番勝負最終局が15日、ソウル市内で打たれ、
アルファ碁が白番中押しで勝利した。
対戦成績は李九段の1勝4敗で、AIが圧勝した格好だ。(毎日新聞)
つい先日、ちょうどこれに関連するセミナーに行きました。
メモはあるものの聞き書きです。
そのままにしていましたが、この機会にご報告します。
勘違い、聞き違い、理解不足もあるかと思います。
昨年話題になった、こんな本がありまして。
AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)
脳科学とコンピュータの融合が私たちの常識を覆す!
自動運転車、ドローン、ロボット兵器、雇用・産業構造、医療・介護、芸術……。
「自ら学んで成長する能力」を身につけた次世代ロボットは、人間社会をどのように変えるのか。
はたして、AIに脅かされる職種とは?
AIが「人類を滅亡させる」のは本当か?
いまそこにある「日本衰退」の危機とは?
人間の存在価値が問われる時代の必読書!
(講談社現代新書)
この著者による、同じ演題で開催されたセミナーです。
本の帯は宣伝ですからね、かなり誇張した表現になっています。
より現実的で、最新事情の紹介もあり、興味深い内容でした。
「ひとり漫勉」の時のように、全内容の紹介は厳しいです。
さわりを少し。
AI=人工知能の進歩
ルールベースのAI
「Aと問われれば、Bと答える」 といった、条件分岐の積み重ね ←【1960~80年代に挫折】
統計・確率的なAI
1990年代から現在までの主流
蓄積されたデータを、数学的手法で解析し推論する ←【今ここ】
(人間の思考方法とは、全く違う手順)
脳科学の成果に基づくAI(ニューラルネット)
脳を構成する神経細胞のネットワークを工学的に再現 ←【実用化はじまり】
進歩の背景
演算・記憶・通信コストの劇的低下
ビッグデータの生成
AIの今後の応用
家電、自動車、軍事、医療、金融、法律、農業、教育、、、
AIによる既存産業の活性化
見慣れた製品が、AIの活用によって生まれ変わる
掃除機:ルンバ
自動車:自動運転
自動運転車の考え方
グーグル : 社会システムや人の生き方を変える革命的な製品
自動車メーカー : 現在の安全システムの延長線上にあるドライバー支援システム
今後、「IT vs 自動車メーカー」 の主導権争いとなる
ポイントはハードよりソフト
グーグルが、AIを中心とするOSを自動車メーカーに提供?
統計・確率的なAIの限界
ファットテール問題 : 確率的には起き得ないことが、現実に起きる
新しいニューラルネット
最新の脳・神経科学の成果を導入
パターン認識(画像や音声)で、すでに成果あり
【事例】
スカイプの同時通訳、ニューラルネットで音声認識し、統計手法で回答を推論
Hey Siri や OK Google も同様で、熾烈な開発競争
余談
・IoT:Internet of Things で、様々な出来事のデータ化はさらに加速。
ニューラルネットで分析して、新しいビジネスチャンスが生まれる。
ビッグデータ蓄積のためのポイントカード競争、お金を払ってもデータが欲しい。
・自動車や電機など製造業のロボット化は、今後飛躍的に進む。
その上、倉庫や物流や宅配の分野まで。
・日本の電機業界は、アップルやグーグルのスマホによって没落。
小売りや物流で、世界を席巻するアマゾン。
一人勝ちをさせないための、熾烈な争い。
・ニューラルネットに画像を学ばせてみる。
猫の概念を理解して、独自に猫を描くことが出来た。
・ニューラルネットに外国語を複数学ばせてみる。
別の言語を学ばせると、前に学習した言語の翻訳精度も上げる。
なぜそうなるか不明で、研究中。
・兄弟の投資家。
兄は天才的なカンで業績を伸ばすが、リーマンショックで大損。
弟はAIを駆使して、大暴落直前の警告で、売り逃げ。
面白くないですね(^^;
メモの転記は、これくらいにします。
youtubeの事例画像のご紹介は、後ほど。
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