行ってきました「旧天城トンネル・韮山反射炉」
2016年4月30日(土)と5月1日(日)の一泊二日です。
伊豆に行ってきました。
その二日目です。
Google Map でのルート図は、こちら です。
5月1日は、松崎町から山中を抜けて、まずは河津七滝。
いくつも「伊豆の踊子」の像があったり。
不思議な岩は「柱状節理」というのですか。
ループ橋真下の駐車場で、スペイドも記念撮影しましょう。
バイクはね、いつも沢山の記念写真があるのに…(^^;
さて、ここからが面白くなります。
川端康成「伊豆の踊子」などで有名な「旧天城トンネル」です。
国道を旧道にそれ、無舗装の狭い山道に入ります。
トンネル入口には、クルマ5~6台分の駐車場と石碑。
歩いてトンネルを抜けてみます。
幅は約4メートル。クルマが来ても大丈夫。
1904年の完成で、この広さですからね。
これが先見の明、というものでしょう。
反対側はもっと広くて、トイレやベンチもありました。
これを下ると、途中には「伊豆の踊子」の石碑も。
国道との合流まで、約2Kmあります。
無舗装道で結構な坂道です。
この道を普段着で上っている人が結構いるんです。
多くの方は、かなりお疲れのご様子で、不思議に思いました。
合流点に着いて、納得です。
広い駐車場があり「旧天城隧道こちら」の大きなカンバン。
ここには、距離や路面の説明が無いのです。
これでは、すぐそこと勘違いする人もいるでしょう(^^;
「伊豆の踊子」の冒頭はこうです。
道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、
雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。
当時の旅を身をもって味わえそうです(^^;
道の駅「天城超え」には、バイクも沢山。
黒っぽい人が多いですねぇ…
浄蓮の滝にも「伊豆の踊子」の銅像。遊歩道は大混雑。
石川さゆり「天城超え」の石碑もありました。
さて最後の目的地、韮山反射炉です。
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」構成資産の一つ。
1857年に完成。
ふたつの煙突のある「連双式」の炉が、L字型に配置されています。
ひとつの鋳型に、両方の炉からアプローチできる構造ですね。
展示されている「24ポンドカノン砲」は、1998年に造られたレプリカ。
ずんぐりした旧型の「臼砲」と見比べれば、いかにも新型という感じ。
外側の鉄枠は、後から補強のために追加されたそうです。
稼働していた頃は、漆喰仕上げだったとのこと。
鋳造した砲身は、水力を利用して中をくり抜いたそうです。
そうかー。
純白に光る巨大な反射炉。
ゆっくりと回転しながら加工される砲身。
欧米列強の脅威に対抗する、日本の存亡をかけて建造された最新鋭の設備群。
そう思えば、感慨もひとしおです。
韮山反射炉そばの代官屋敷「江川邸」と、郷土資料館を見逃しました。
二か所の滝をパスして、そちらに寄れば良かったです。
ちょっと残念ですが、またいつかの、お楽しみということで。
さて、帰りましょう。
三島市内を抜けてと。
東名は、新旧共に事故渋滞。これはまぁ、想定内です(^^;
広々とした東富士の道路や夕暮れの富士山を楽しみながら、山中湖へ。
当然、中央自動車道だってすごい渋滞に決まっています。
ここから「道志みち」を流して、相模湖ICから埼玉に帰りました。
今回は、2014年9月 の補完計画でした。
概ね計画通りに、見どころたっぷりで、大満足です。
これも、前回のルートが良かったからこそ、です。
前回のプランナーのNくん、どうもありがとうございます(^^)
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