淡々系の余談 その2
ついでに書いてしまいます。
淡々系の小説としては「吾輩は猫である」が思い出されます。
夏目漱石の処女作にして「坊っちゃん」と並ぶ面白作品。
私は中学生のころから、何度読み返したか分かりません。
もちろん、スマホにも常備しています。
こちらも、全体を通して大きな事件はありません。
一応は、水島寒月の縁談がありますが、別に主題という程ではないですね。
とにかく全編を通じての無駄話大会。
風刺とか警句とか、意味付けを考えても仕方ないでしょう。
珍野先生のお宅の座敷で、面白い客と一緒に世間話の輪に入るような。
そんな気持ちで、ゆったりと楽しめます。
ちょうど今、新聞で再連載されていて、私の毎朝の楽しみです。
その上、通常の連載小説は、沢木耕太郎のボクシング小説「春に散る」 。
更に木曜日には、福岡伸一のコラム「動的平衡」。
このページだけでも、300円は払っても良いくらいです
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