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2016年11月24日 (木)

見てきましたが、、、映画「続・深夜食堂」

ホメておいて、落とすようですが。
映画そのものは、大変良かったのですが。
この映画を、マンガ原作やテレビドラマ版と同列に見て良いのか、、、と思います。

推理小説で「安楽椅子探偵」というジャンルがありまして。
例えば、アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」の給仕ヘンリー。
レストランの定例夕食会で、その場の会話を聞くだけで、鋭い推理を展開します。
ポイントは、定例メンバーとゲストの会話の面白さと、なぞ解きの面白さ。

ジャンルは全く違いますが「深夜食堂」の面白さも、これに近いと思います。
お店に何やらワケありのお客が来て、好きな料理と共にお話が展開。
主人や常連さんはあくまで傍観者。出来ごとに主体的に関わることはありません。

それに対して、映画の面白さは少し違います。
お店を離れた周囲の様子や、主人のプライベートなことがらなど。
多部未華子さんはじめ、映画常連メンバーは事態解決に動きます。
そして今回「できるもんなら作るよ」が、決めセリフのように使われました。

原作の世界が丁寧な作り込みの実写で見られるのは、確かにすごく楽しいのですが。
うーん。
もしこの調子で映画がシリーズ化されると、、、水戸黄門になってしまいそうです。
もちろん、それはそれで楽しいでしょうが。
それはもう、「深夜食堂」の本来の面白さとは、別ものになってしまうでしょう。

というわけで。
映画版の2本は本当に面白かったですが、これで打ち止め、、、で良いように思います。

いつの日かテレビの新シリーズで、みちるちゃんがお店に来るのを、楽しみに待ちたいと思います。


おまけです。

原作まんがの16巻です。
ドラマや映画で小寿々さんを演じている、綾田俊樹さん。
お店にやって来て、本物の小寿々さんと会っています。
Shinya_16_147

ついでにもうひとつ。
ペヤングソースやきそばのCMの、9代目桂文楽(当時は桂小益)さん。
 スゲェ! 本物だ! わ~~!!
2015年の、虫混入事件後の販売再開の頃の話ですね。
Shinya_16_067

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