Breva750で、小川町の建もの探訪「吉田家住宅」
2016年12月18日(日)の続きです。
次は、小川町の「吉田家住宅」に向かいます。
・埼玉県比企郡小川町勝呂423-1
・建物の規模は、桁行21.8メートル、梁間10.5メートル
・茅葺、入母屋造りの「三間広間型」
・1721(享保6)年に建築された、実年代のわかる県内最古の民家
・1988(平成元)年に国の重要文化財建造物に指定
・1984(昭和59)年の調査で「享保六丑歳霜月吉祥日」の棟札が発見され年代確定
・1996(平成8)年度から3年かけて国庫補助事業として建物の全面解体修理工事
途中のJR八高線竹沢駅に、ちょっと寄り道。
八高線は、東京都の八王子と群馬県の高崎を結ぶローカル線。
1時間に1本位のワンマン運行で、駅もこの通りの無人駅です。
駅舎は新築でキレイ。
ICカードリーダーと乗車証明書発行機。
作り付けの本棚には、本がびっしり。
まんがは、あさりちゃんやNANA。
赤川次郎、志茂田景樹、椎名誠、荒俣宏などの小説。
なるほど。大体年代が分かります。
さて。国道254を少しそれて「吉田家住宅」の駐車場に到着です。
おっ。ホンダのトランザルプ。格好良い。
なぜかハンドル脇にソーラーライトが。
一体何に接続しているのか? と思ったら。
後でオーナーさんに聞いたら「ただ買ってきた」だけでした(^^:
坂道を登ると、見えてきました。
この通り、なるほど立派な古民家です。
庭先では、お母さんと子どもたちが門松作り。
縁側には干し柿。笊には唐辛子や柿の皮が干してあります。
母屋の裏には、薪が積み上げてあります。
後でご報告しますが、これらは飾りではなくリアルな実用品。
さて中に入ってみます。入場料はありません。
大きな板戸をがらり。
明るい屋外から中に入ると、目が慣れるまで暗く感じます。
広い土間には、お餅つきの臼や竈。
入って左には、二間続きのお座敷。
右側の土間の囲炉裏端に座って、鉄瓶からお茶を注いでもらって。
とりあえず、きつねうどんとお団子を頼みました。
程なく、お皿に生の白いお団子。
竹筒のおしょうゆを漬けて、自分で囲炉裏で焼くんです。
お団子焼きながら、居合わせた方と世間話。
どこから来たの? へぇー近所に知り合いがいるよ。
バイクはモトグッチ? BMWの69Sは良かったねぇ。
火が弱ったら、裏の薪を取ってきて、ぽい。
ばちばちと爆ぜると。
あれ、この木は桜かなブナかな? なんていう具合です。
まるで、昔の田舎の親戚で世間話をしているみたい。
そのうち、おうどんが到着です。
おしょうゆ味は薄めですが、昔ながらの「のめっこい」麺。
最近流行りのコシのある麵とは違う、これぞ正しい埼玉のうどんです(^^)
干し柿は、外に下がっているのを自分で選んで持ってきて、食べました。
きつねうどん450円、お団子100円、干し柿ふたつで300円。
安いですねぇ。
いやー、これは素晴らしい。
どこの伝統建造物でもあるような、展示ケースや解説板もあります。
でも、ここに座ると、そんな細かい話はどうでも良くなります。
先の赤十字社屋同様、まさに生きている建物で、嬉しくなります。
帰りがけにネックウォーマーを口元まで引き上げると、囲炉裏の煙の香ばしい匂い(^^)
来週末は、門松作りとお餅つきのイベントもあるそうですよ。
お餅1,5kgと、先の門松1基でワンセット5,000円。
人数に関係なくグループでOK、だそうです。
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