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2017年1月12日 (木)

両国で落語・講談

2017年1月8日(日)です。

やはり実演は良いですねー。
普段は、テレビ録画やCDなどの音源で落語を楽しんでいます。
それらの多くは、有名な古典の名作です。
これに対し、演芸場は違います。
ヘンな新作や小噺が、テンポ良く次々と演じられます。
好きな食べ物を持ち込んで、飲んだり食べたりしながら、気楽に笑う。
この雰囲気が良いんですよね。

というわけで。
出掛ける用事を早めに済ませて、午後から両国へ。

お江戸両国亭「第3回 愚者の会」
・2017年1月8日(日)13時~15時30分頃
・木戸銭無料
・番組
 オープニングサイコロトーク
 「開口一番」悠完亭駒輔
 講談「越の海出世相撲」玉井亀鶴
 落語「祝辞」万年堂きさ馬
  お仲入り
 助演「落語」寝床家道楽 (演目は「二番煎じ」でした)
 落語「紺屋高尾」有借亭圓さん
20170108_01

愚者と言えば、落語では「薬缶」(^^)
プロではなく「社会人落語」と呼ばれる方々の出演です。
パイプいす約40席は、ほぼ満席。
いやーすごい。面白い。
万年堂きさ馬という方は「社会人落語日本一決定戦」で優勝した方だそうです。
他の方々も「玄人はだし」で、私にはもうプロと区別がつきません。
どれも良かったですが、最後の「紺屋高尾」で、びっくり。
どなたもご存じ、染物職人の久蔵が、高尾太夫に一目惚れ。
3年がかりで10両のお金を得て、吉原に会いに行く、、、というお話。
演じるのは、有借亭圓さん。
箱根駅伝優勝校出身の30歳という、見た目もスマートな方。
その上、初めての子どもが生まれたばかりという、リア充っぷり。

こんな人に、愚直で一途な職人の久蔵が演じられるのかな?
そう思ったら。
ご本人も自覚しているのでしょう。
恋の病も、3年の苦労も、すーいすい。
吉原に行く前には、美肌洗顔料「うぐいすの糞」で藍の染みた手を洗っていました。
なるほどねぇ。
こんな洒落者の久蔵は、初めてです(^^)

 

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コメント

先日は、ご来会給りました上に、ブログにお取り上げ下さり、有難うございます。次回も、ご来会頂き、ご指導下さいませ。次回は、私もみっちり出来ますので、その時には、お取り上げ下さいね。

投稿: 亀鶴 | 2017年1月18日 (水) 09時49分

これはこれは。玉井亀鶴さま!
私の流行らないブログに、わざわざお越し頂きまして、光栄です。
有借亭圓さんのユニークな紺屋高尾にびっくりで、他の方の感想は省略してしまい、失礼致しました。

もちろん「越の海出世相撲」も大変楽しく拝見致しました。
この話は、単純に「越の海が意外に怪力」という演じ方もあるかと思います。
それに対し、背の低さで愉快な話に仕立て、わははという笑い声も聞かせどころ。
このあたりが、新年にふさわしい明るく心楽しい演じ方だと思いました。
見当違いでしたら、済みません。

余談ですが、私は数年前に長野県東御市の「雷電為右衛門の生家」を見てきたことがあります。
そんなことも思い出したりしました。

次回の7月15日を、楽しみにしていますので(^^)

投稿: 缶コーヒー | 2017年1月18日 (水) 23時19分

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