行ってきました「浅草名所七福神めぐり」その2
2017年1月3日(火)の続きです。
吉原神社です。
道路わきの小さなお社。
江戸時代の遊郭からの歴史掲示もありました。
ご朱印は、流麗な感じの弁天様。
この地名はどなたもご存知でしょう。有名な風俗街です。
昼間から、呼び込みが立っていました。
道路両脇に「よし原大門」と記された柱もありました。
刈り込まれて葉も落ちていますが、街路樹は柳のようです。
これも歴史的景観ですね。さすが。
スカイツリーが見える手前のビルは「警視庁第六方面本部」。
こちらも名作ゆかりの場所。
夏目漱石「吾輩は猫である」の「浅草警察署の管轄内の日本堤分署」が、ここのようです。
珍野苦沙弥先生が泥棒に入られた時の顛末です。
「ハハハ日本堤分署と云うのはね、君ただの所じゃないよ。吉原だよ」
「何だ?」
「吉原だよ」
「あの遊廓のある吉原か?」
「そうさ、吉原と云やあ、東京に一つしかないやね。どうだ、行って見る気かい」と迷亭君またからかいかける。
隅田川に近い、石浜神社です。
昨年も、ここに来ています。
2016年1月12日(火)行ってきました「剣客商売」ゆかりの各地
小兵衛の息子、秋山大治郎の道場は『真崎稲荷明神社に近い木立の中』です。
その真崎稲荷は、今はこの石浜神社の右側に祀られています。
だんだん夕暮れが近づいてきました。
先を急ぎましょう。
秋山大治郎ゆかりの「橋場不動尊」は、路地の奥の小さなお社。
今戸神社です。
浅草の人力車が来ています。
縁結びのパワースポットとして、人気のようです。
最後の待乳山聖天も、すぐそば。
今戸焼の置物が売っていました。
これも、夏目漱石「吾輩は猫である」ゆかりの名物。
珍野苦沙弥先生が、からかわれた時の様子。
垣根に近く、往来で「今戸焼の狸今戸焼の狸」と四五人わいわい云う声がする。
主人も迷亭もちょっと驚ろいて表の方を、垣の隙からすかして見ると「ワハハハハハ」と笑う声がして遠くへ散る足の音がする。
待乳山聖天でご朱印を頂き、七福神フルコンプです。
おっとこれでは、浅草寺に怒られてしまう(^^;
受付時間の午後5時を過ぎてしまいましたが、大丈夫でした。
さて、落ち着いて参拝し、周囲をチェックです。
駐車場には電動の昇降設備もあるのですが、4時に終わっています。
そして反対側には「剣客商売」の作者「池波正太郎生誕の地」の石碑。
川向うのスカイツリーも、鮮やかに光っています。
さて、浅草に戻って帰りましょう。
このあたりの地名は、花川戸。
有名な歌舞伎の「助六」の舞台。いなり寿司のり巻きの詰め合わせとして名前を残しています。
落語では「悋気の火の玉」。
映画「男はつらいよ」では、甥の満男が就職したのが、この辺でしょう。
浅草の松屋が見えてきました。
おぉ、良いタイミング。
2階の浅草駅から電車が出てきました。
以前電車の車内から見た光景を、外から見られました。
2012年8月17日(金)夏休み東京見物
最後に松屋屋上の神社もお参りして、おしまいにします。
やはり、お正月三が日に出かけたのは、失敗でした。
混雑で時間がかかり、後半はぎりぎり。
昨年に続き「剣客商売」の秋山家の菩提寺「今戸の本性寺」は、また寄れませんでした。
またいつか、再訪ですね。
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