もう春も近いのですが、バイク用の防寒ウェアについて。
N-3Bというジャケットがありまして。
ヤフーまとめでは、以下の通りです。
N-3Bがアメリカ空軍のフライトジャケットとして採用されたのは、1950年代半ばのこと。
極寒地仕様フライトジャケットの元祖とも言える、N3とN-3Aの後継として採用。
その後、約40年と言う長期間に渡り継続使用された歴史がある。
N-3Bは「Heavy Zone」に分類され、マイナス10~30度の非常に苛酷な状況下での着用を目的としている。
究極の防寒服としても知られている。
ここではフライトジャケットと表現されています。
ネットのどこだかで見た話では、地上作業員用として使われることが多かったとか。
このブログの右下には、検索キーワードのランキングが表示されます。
防水防寒、軽くて機能的で値段もほどほど、私も気に入っています。
持ち上げておいて、落とすようですが(^^;
バイクの防寒ウェアとしては、私には「SPIEWAK(スピワック) N-3B MADE IN USA」が最強です。
ウチには、これが 赤/黒/オリーブ と、3着あります(^^;
赤:某ショッピングモール開店記念超特価3千円。ファー取外し可能。内ポケット有。1N3BFCO。
黒:アメ横の中田商店で3万円くらい。ファー取外し可能。1N3BFCO。
オリーブ:ヤフオクで1万円。ファーとインナー取外し可能。1N3BFCR。
ワンサイズ小さく、いくらか細身。
バイク用ジャケットとして、プロテクターの話は別にします。
主にフィールドラカンとの比較でご報告します。
防寒性は、考え方がふたつ、保温と寒気の侵入防止ですね。
保温
内部に空気層を抱え込むことですよね。
バイクで高速道路を走ると、ジャケットが風圧で体に押しつけられます。
これにより空気層がつぶれて胸や肩が冷えたり、袖がばたついたりしますよね。
フィールドラカンは生地が柔らかいので、これがちょっと気になります。
ところがN-3Bは、ごついナイロン生地に分厚い中綿です。
高速道路でも変形しないで、空気層を保ってくれます。
寒気の侵入防止
まずは襟元について。
一般的なライジャケって、タイトな立ち襟が多いですよね。
メタボの私には、首回りがキツくてダメです。
この点、フィールドラカンは余裕があって、さすがです。
これに対して、N-3Bです。
襟はなしで、顎を埋めても余裕があって楽ちん。
インナーのフリースなどを立ち襟の物にして。
ネックウォーマーを併用すれば、ぜんぜん寒くありません。
次に袖口です。
N-3Bは、リブ編みで手首に密着。
ベルクロのような手間もなく、シンプルに隙間風をシャット。
グローブの種類により、インでもアウトでも合わせられて便利です。
腰回りについては、言うまでもないですね。
ポケット類の機能性
N-3Bは、スナップボタン付きのポケットが4か所。
これは、開け閉めが面倒。
胸元のポケットは浅いので、大事な物は入れられません。
左そでにはシガーポケット、これは私は全く使いません。
これに対し、フィールドラカンです。
防水対策の折り返し付きで、ベルクロ止め。
腰のポケットは、二重構造でハンドウォーマー付き。
胸元のポケットは「右側ポケットは左手を入れる」向きになっています。
充分な深さもあって、実用的。
更にファスナー付きの内ポケットが二つ。
フードやA4サイズの薄物の入るポケットもあり。
実に機能的で、使い勝手は最高です。
バイクへの攻撃性
私がメタボで、大きめを着るせいもあるでしょうが。
フィールドラカンや丈の長いライジャケでは、裾前が気になります。
跨る時は、よいしょっとたくし上げたり。
一番下のスナップボタンが外れて、タンクの塗装に傷がついたり。
この点、N-3Bはさすがなんです。
前のファスナーが短めで、バイクに跨ると裾が自然に開きます。
しゃがんで作業することを想定しているのでしょう。
ライジャケのメーカーも、ぜひ真似して貰いたいものです。
その他
防水性能は、フィールドラカンの生地の方が高性能でしょう。
重さも、かなり違います。
また、ファー付きフードはわずかに後方確認の邪魔になったり。
この辺りは、好みの分かれるところでしょう。
値段
フィールドラカンは、以前ご紹介の通り1万円ちょっと。
N-3Bは様々なメーカーから出ていますので、安くて良い物があるかと思います。
というわけで。
延々と書いてしまいましたが。
結論としては「メタボはダボダボが楽」というだけの、お話です(^^;