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2017年3月 8日 (水)

雑考「埼玉国体のマスゲーム」その6「埼玉国体白書」

どなたも全く興味がないのは、重々承知しています。
それでも、まだ続きます。

県立図書館で資料を借りてきました。

埼玉国体白書 教育現場からの報告
 発行 昭和43年5月10日 第一版発行
 編者 埼玉県高等学校教職員組合
 発行所 労働旬報社
 印刷所 第一印刷株式会社
 定価 380円

当時の高校生の反発の様子を、教職員組合がまとめた本です。
具体的な数値の部分を、拾いだしてみます。

・動員された児童生徒数 小学生2573名、中学生2101名、高校生2877名
・演技時間 14分
・マスゲームの内容
Saitamakokutaihakusyo_1

・某高校での合同練習会参加 20回

・別の某大宮市内の高校が参加を断った理由
 合同練習をする場合、地理的に会場と離れ過ぎている
 男子40名女子10名しか選手になれず、選手以外の生徒が問題になる
 内容が非常に高度である
 体育の時間をつぶしてマス・ゲームはできない

・某高校の練習時間
 入学以来週4時間の体育時間(男子)は、ほとんどマス・ゲームの練習ばかり

・高体連部報7号の記載
 1966(昭和41)年度4~10月の各校男子の練習時間
  最高92時間平均64時間、放課後も平均7.8時間
 1967(昭和42)年度 教育委員会通達(41・教指発第346号)
  どの学校も週1回以上は2年生全体の合同体育時間を設けて練習
 この他に、毎月1回または2回の6校合同練習会
 練習時間はほとんどの高校でほぼ200時間に達した

・埼玉県教組上桶支部(上尾、桶川地区)報告「国体と体育」
 41年度の授業の欠課時数
 小学校で最高180時間・最低100時間、中学校で最高74時間・最低51時間
 (42年度の事例のページ)
Saitamakokutaihakusyo_2

・国体100日前リハーサル 7月18日
 朝日新聞(7月19日)
 マス・ゲーム、民謡などに動員された120人が日射病で倒れ応急手当てを受けた
 小学生5900人、中学生2000人など計12000人が参加

・総合練習会 10月1日
 朝日新聞(10月2日)
 見出し「また140人倒れる。頭をかかえる関係者」

・ユニホーム
 当初は半額を生徒負担の計画だったが、反対があり生地の質を落として無償支給
 高校女子のユニホームは、スカイブルーの水着同然
 運動靴は300円全額負担

・閉会式当日 10月27日
 土砂降りで、マス・ゲームは中止
 決定が遅れて、出発してしまった学校もあった

・開会式の高校生
 いくつかのグループが、わざとチグハグな動きをしたり、ふざけた態度を見せた。
 スタンドで見守っていた体協関係者は、『高校生の反抗的な態度の表れだ。
 (略)と憤慨にたえぬ顔だった」と朝日新聞は報じています。 とのこと。

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