見てきました 映画「パッセンジャー」
久し振りに映画を見てきました。
レイトショーで、観客は一桁(^^;
宇宙船内で極限状態に置かれた男女の愛と運命を描いたSF大作。
20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、
目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。
しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。
絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。
おぉ。これは面白い(^^)
普段私は、ヤフー映画などのネット上の映画評は見ないようにしています。
こんなアレな見方があるのかと、驚くような視点からの感想が続々。
映画を見るスタンスは、人それぞれだと痛感します。
それはさておき、映画を見るスタンスについて、一般的にはこうでしょうか。
「主人公に感情移入して、現実にはあり得ない世界の疑似体験を楽しむ」
ジャングルや宇宙や戦場で、次々と迫る危機にドキドキハラハラしたり。
人生に悩む主人公と共に、自分ならどうするか、、、なんて思ったり。
思いがけない恋や成功を得て、幸せいっぱいのエンディングに、嬉しくなったり。
で、この映画です。
何しろ登場人物が少なくて、ストーリーもシンプル。
おかげで、主人公に「なりきり」で映画にどっぷり浸れます。
どこにも逃げ場のない巨大宇宙船の中で、たった一人。
身の危険はなく、食事もお酒も娯楽もある。
それでも、たった一人で目的地まで90年!
目の前には、コールドスリープの5000人。
彼らを覚醒させる方法も分かった。
さぁ、アナタなら、どうしますか?
その後も、何回も究極の問いが突き付けられます。
宇宙船に深刻なトラブル。
見ず知らずの5000人を救うため、自分の命を捨てられるか?
90年のコールドスリープに戻れるのは、一人だけ。
愛する人にそれを譲ることが出来るか?
思考実験という言葉がありまして。
有名な話では「トロッコ問題」なんて言うのがありますが。
まさにそんな感じです。
暴走するトロッコ。直進すれば5人が死ぬ。
分岐路に入れば、5人は助かるが別の1人が死ぬ。
さぁどうする?
主人公の男性は、5000人の中から一人だけを蘇生させてしまいます。
そのことについて、別の一人の言葉が泣かせます。
海で溺れてすがりついた者の、その行為を責められるか。
宇宙船のトラブル、人間同士のトラブル。
それらの危機を乗り越えて、一体最後はどうなるのか・・・
おぉ、これは素晴らしいエンディング。
1人でじっくりでもよし、二人で語り合うもよし。
こう言ってはアレですが、幾つかの突っ込みどころで盛り上がるのも、アリでしょう。
良かったです(^^)
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