Breva750で「海野宿~無言館~別所温泉~地蔵峠」その2
2017年6月3日(土)、快晴の朝です。
関越自動車道から上信越自動車道へ入り、東部湯の丸ICで降ります。
ここから別所温泉に向かうのですが、途中で2か所ほど立寄りです。
まずは、「海野宿」です。
江戸時代には北国街道の宿場町として、明治以降は養蚕で栄えた場所。
いつもの「重要伝統的建造物群保存地区」。また「日本の道百選」にも選定されています。
朝の9時前に到着です。
まずは白鳥神社にお参り。
街道入口の駐車場のそばに、時速30km以下との看板もあります。
まだ人通りもありませんので、失礼してドコドコと往復してみます。
立派な「うだつ」の建物や、格子窓の続く町並み。
個人の表札が出ている家も多数。
道路には水路がありますが、自動車が通れるよう改修したそうです。
元々はもっと幅広く浅い流れで、生活用水として使っていたとのこと。
海野宿歴史民俗資料館が、もう開いていました。
入場料200円。
江戸時代の旅籠の雰囲気を残す建物です。
公開していない二階も見せて頂きました。
泊り客は、この部屋で寝たのだそうです。
奥の納屋などには、養蚕関連の展示物。
三角に組まれたのは、桑の木の根を抜く道具ですって。
時代は下って、五右衛門風呂は、使えそうな状態です。
係のおばさんいわく。
若い頃は家のお風呂もこうでした。
ほほー。
釜の縁や洗い場は「ジントギ」ですね。
「人造大理石研ぎ出し」。
コンクリートに小石を混ぜて、固まった後で削り出し磨き上げる工法。
昔の学校や公園の、水飲み場や滑り台などで良く見かけました。
材料よりも人件費が安かった時代のものですね。
今は、かなりの腕自慢、ぜいたくな工法として扱われているようです。
おばさんいわく。
土間の「三和土(たたき)」も最近やり直したそうです。
昔とは材料が違うのか、すぐボロボロになってしまった。
資料館の向かいのお宅では、おじいさんが座っていました。
バイクを置いて、ゆっくり歩いて行きなよ。
ホーロー看板には「蚕種業 新照館」とありました。
品種改良した「蚕紙(蚕の卵を植え付けた紙)」の販売業。
かなりの高付加価値な仕事だったのでしょう。
街道入口の土産物店です。
どこから来たの?
へぇー俺はその近くの出身なんだよ。
別所温泉への、近道の地図を書いてくれました。
途中の一番安いガソリンスタンドまで教えて貰って。
オミヤゲ袋の電話番号が俺のケータイに転送されるから、困ったら電話しなよ。
いやー、良いですねー。
過度な観光開発ではなく、穏やかに温かく迎えてくれる、良い雰囲気です。
最寄りの、しなの鉄道大屋駅には、ハイキングの方々。
途中の工業団地の「長野計器 丸子電子機器工場」の前には古いしなの鉄道の車両。
札には「丸窓電車資料館」とあります。
開館時間は、日曜日の10:00~15:00。
土曜祝日は休館で、残念でした。
続きは後ほど。
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