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2017年7月 7日 (金)

歩いてきました「蕨の歴史的喫茶店~川口の歴史的建造物」その4

2017年7月1日(土)の続きです。

最後は「旧鋳物問屋鍋平別邸」です。

母屋は明治時代末期に建てられ、その後何度かの増改築を経て今の姿に。
現在は市に寄付され「川口市母子・父子福祉センター」として使用されているとのこと。
主屋と離れは国の登録有形文化財、第11-0029~0031号。
庭園は川口市の名勝に指定とのこと。
福祉センターとして使用されていない時には、無料で見学可能とのこと。
それでは、事前に電話確認してから行きましょう。
今日は見学可能で、開館時間は午後4時までだそうです。

川口市立文化財センターからは、町なかを歩いて数分で到着です。
普通の住宅街ですが、こんなカンバンもありました。

 当地域は「準工業地域」であり
 なおかつ「特別工業地域」に指定
 されております。多少の塵埃、騒音
 等は、まぬがれませんので、御承知
 下さい。
       周辺工場一同

壁越しに、和洋折衷の外観が見えてきました。
町なかの、ちょっと古びた旧家といった風情です。
20170701_31

玄関から応接間に案内され、まずは受付簿に記入。
係の方から説明を伺いました。
ここは鋳物問屋の当主が、隠居所として建てたのだそうです。
母屋は、数寄屋風というのでしょう、欄間や書院など凝った作りです。
離れも同様で、雨戸の上の小窓さえ、この通り。
凝った板ガラスが、一枚置きに連動して開くようになっています。
20170701_32

すごいのがトイレです。
洗面台はカタツムリと紫陽花の意匠。
個室は大理石の床面にステンドグラス。
外から洋風建築に見えた部分は、これだったのですねぇ。
20170701_33

庭に出てみます。
母屋と離れの渡り廊下の下が、溶岩で飾られたトンネル。
ですが、、、雨がたまって、沢山の蚊がぶんぶん(^^;
そう言えば。
東京上野の旧岩崎邸では、本館と撞球室がトンネルで繋がっていましたっけ。
20170701_34

全体として、いささか装飾過剰という感じもします。
でも、隠居所ですからね。
お元気な大店の大旦那さま、増改築も楽しみだったのでしょう。

さて帰りましょう。
途中の駐車場には、小さなお社があったり。
立派な三階建ての蔵があったり。
大きな神社は、川口神社。
旧社格は県社で、川口の総鎮守だそうです。
鳥居の柱の裏の文字が消してありました。
良く見ると「太平洋戦争戦勝祈願」と書かれていたようです。
20170701_35

というわけで。
蕨と川口歩きは、ここまでです。
「旧田中家住宅」は、近年内外装の手入れがされたようでした。
それでも、外壁には一部剥落が見られます。
また、庭木もちょっと伸び放題という感じ。
「旧鋳物問屋鍋平別邸」は、離れの雨戸など、結構傷みが来ています。
予算も限られているでしょうが、なんとか今後も維持管理して貰いたいものです。

それでもね。
閉め切りになっているよりは、ずっと良いですね。
「旧田中家住宅」は結構イベントもあるようです。
また、茶室や日本間は半日3時間わずか4,110円で借りられます。
「旧鋳物問屋鍋平別邸」は、利用は「母子・父子」に限るそうです。
年間で行事計画もあり、見学者も結構いるようです。

いずれの建物も、実用施設として常駐係員がいて「生きている」。
それだけでも、大したものだと思います。

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