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2017年8月

2017年8月30日 (水)

Breva750で寄居町のバイク店~秩父高原牧場

川の博物館の帰りです。
国道254の交差点で信号待ち。

おっ。
こんなところにバイクショップ。

おおっ。
古いホンダCB350フォアやSL90が見えます。
ちょっと見せて貰いましょう。

おおおっ。
ネダンも書かないと、驚きが伝わらないでしょう。
失礼して、口頭でお伺いした内容を書いてしまいます。

4気筒のCBは、350フォアではありませんでした。
なんと125の車体に500のエンジン。95万円。
SL90のピッカピカは30万円。
GB250の初期型は走行200キロ台をキレイに仕上げたもの。30万円。
SRV250は20万円。こちらは外装はそれなり。
その他、キレイなTY250や古いカブなど。
更に室内には、CB72などホンダの旧車がずらり。
スティーブ・マックイーンのエルシノアのポスターも、たまりません。
20170826_05

気さくなご主人と、奥さまでしょうか。
冷たいコーラを頂き、あれこれお話を聞かせて頂きました。

いやどうも、これは参りました。
例えばゼッツーやヨンフォアなど、人気の旧車はとても手が出ない価格帯です。
ところがこちらは、懐かしいお手頃サイズのバイクがお手頃な価格。
そして、いかにも頼りがいのありそうなご主人。
うーん。
こういうお店で、一台お願いしたいですねぇ、、、

お店は、土日だけ開けているそうです。
Technical Sports One



もう少し流します。
中間平を通って釜山神社。
いろはかるたの立て札がありました。
20170826_06
高原牧場に向かう道です。
左右の植生が違っていて面白いです。
左の尾根側には明るい緑の広葉樹。
右の谷側には植林されたスギやヒノキで薄暗い。
高原牧場では、ドゥカティや大きなモトグッチ。

というわけで、さくっと試乗は終わりです。
もちろんBreva750の乗り味には、全く問題なし。
これからは良いシーズンになりますので、ゆっくり楽しみましょう(^^)

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2017年8月29日 (火)

Breva750で「埼玉県立川の博物館」

軽く試運転です。
以前から気になっていた、博物館の特別展を見てきます。

埼玉県立川の博物館
平成29年度特別展「神になった オオカミ ~秩父山地のお犬様信仰~

我が埼玉県の秩父には、三峰神社をはじめ狼を祀る神社が沢山あります。
今回の展示では、21社と紹介されていました。
それらにまつわる展示がされているそうです。

国道254号で、さくっと到着。
水遊びの親子連れが大勢いて、どうにも場違いな感じ。
屋外には水車の再現展示など。
20170826_02

館内は静かなものです。
残念ながら主会場内は撮影禁止です。
画像は、通路のサブ展示です。
三峰神社の狼グッズ、狼に関する童話など。
20170826_03

これでは寂しいので、パンフレットを撮影。
狼の狛犬。
このブログも、釜山神社若御子神社などでご報告しています。
狼の頭骨を守り神として祀っている事例。
近隣への貸出帳も展示されていました。
借りた人が、少し削って煎じて飲んだ痕跡があったり。
20170826_04

その他の展示物です。
材木を川で運ぶため堰に水をためて一気に流すの「鉄砲堰」のデモ。
舟に水車がついた「舟車」。
求めに応じて移動して、小麦を搗いたりしたそうです。

この博物館は10年振り位です。
展示内容も変わっていて、面白いです。

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2017年8月28日 (月)

Breva750車検完了です

2017年8月19日(土)です。
お盆前に依頼したBreva750の車検が終わり、受け取ってきました。
オイルフィルター持込み、エンジンオイルとブレーキフルード交換。
ブレーキパッドもまだまだ大丈夫。
で。
諸経費込みで、70,080円でした(^^)

2017年8月13日(日)に twenty-oneさんがコメント欄で教えてくださいました。
車検証の備考欄に、以前からの走行距離に加えて、以下のような項目が増えたそうです。
 ・受検種別(指定整備車or持込検査車)
 ・検査時の点検整備実施状況(記録簿記載有無)
 ・受検形態(指定整備工場or認証整備工場)、整備工場コード
 ユーザー車検や代行業者の車検と見分けることができるようになったのです。
 有資格者にお金を払って整備点検をおこなった事に対するご褒美といわれていますね。
とのことです。

なるほど。それらの項目が記載されています。

車検ステッカーも変更になっていました。
こちらは、平成29年1月からとのこと。
 ・月の数字を大きく
 ・年の数字は毎年位置が変わる
20170826_01

ところで。
以前からありましたけど。
車検ステッカーの下に、小さな英数字が9桁入っています。
これは、何なのでしょうね。

一枚ずつ異なる内容を印刷してある、何かのコードでしょうか?
それなら、ナンバーをそのまま印刷すれば良いでしょうし。

まとめて同じ内容が印刷してあるなら。
例えば、車検場のコードでしょうか?

ちょっと検索してみても、分かりませんでした。
後ほど、ゆっくり調べてみなくては。

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2017年8月25日 (金)

行ってきました「萩~津和野」 これで終わりです

山口県萩市です。
人口5万人ほどの、小さな地方都市ですが。
江戸時代は萩城の城下町。長州藩の本拠地。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産が4か所。
私の好きな「重要伝統的建造物群保存地区」が市内に4地区。
山縣有朋、木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞、吉田松陰などの出身地。
群馬県の初代県令の楫取素彦もそうでした。

まずは、松陰神社と松下村塾。
周辺施設は大変きれいですが、松下村塾はかなり痛んでいます。
部分的に補修はされていますが、遠からず全面的な解体修理が必要でしょう。
20170819_11

城下町です。
豪商菊屋家のなまこ壁。
久保田家住宅や木戸孝允の旧宅。
お城に近い地域には、広大な上級武士の家。
少し離れると、それなりの規模の家が並んでいます。
20170819_12

土塀越しに夏ミカンが見えました。
明治の初めに困窮した士族を救済するために、栽培を奨励したそうです。
ザクロも見えて、ちょっと懐かしい感じ。
町の雰囲気に合わせ、ユニクロやエネオスなどの看板は茶系に統一されています。
小さなバイクショップも、それに合わせていました。
あちこちに銅像が立っています。これは高杉晋作と久坂玄瑞。
20170819_13



50kmほど移動し、島根県鹿足郡津和野町です。
私の好きな安野光雅、森鴎外、アニメーターの大塚康生などの出身地。
人口わずか7000人ほどの小さな町ですが、いわゆる「小京都」として有名です。

津和野幼稚園となりの津和野カトリック教会。
鯉の泳ぐ堀は、結構濁っています。
2013年の集中豪雨の災害復旧工事の影響だという立て看板。
20170819_14

家老大岡家の門の中に、クラシックな建物。
脇には、国旗や町旗のポール。
ここはなんと、津和野町役場津和野庁舎。
大正8年に鹿足郡役所として建てられた建物を、今でも使っているそうです。
鷺舞の像は、毎年7月20日と7月27日に弥栄神社に奉納される踊り。
少し待って、来ました来ました、C57やまぐち号。
津和野駅を出たばかりで、煙も蒸気も盛大に上がっています。
移動が間に合わず、あまり面白くない真横からの撮影で、ちょっと残念。
20170819_15

うーん。
まだまだ、見どころは尽きないのですが。
仕方ありません。帰りましょう。
山口宇部空港まで80km以上。

今回のルートは、ざっとこんな感じです。
Map_201708

津和野から北に30kmほどで、萩・石見空港というのもありまして。
こちらを起点にすれば、世界遺産の石見銀山に100km。

山口宇部空港を起点にすれば、途中には山口市もあります。
国宝の五重塔がある瑠璃光寺や山口サビエル記念聖堂など。
こちらも、見どころいっぱい。

今回は、前半の宮島などは余裕がありましたが、後半は駆け足気味でした。
いつか改めて、萩・津和野を中心に、じっくりゆっくり再訪したいものです(^^;

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2017年8月24日 (木)

行ってきました「元乃隅稲成神社~金子みすゞ記念館」

今日もまた、早起きで朝一番に目的地に到着。

アメリカのニュース専門放送局CNNの「日本の最も美しい場所31選」というのがありまして。
 2016/06/24
 Japan's 31 Most Beautiful Places by CNN
20170819_01

この中の、Motonosumi Inari Shrine in Nagato, Yamaguchi という場所に行ってきました。
(右が私の撮影です)
山口県長門市にある「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」です。
ウィキペディアによると、以下の通りです。
 1955年(昭和30年)に、地元の網元の枕元に白狐が現れ「吾をこの地に鎮祭せよ。」
 というお告げがあったことを元に、太皷谷稲成神社(島根県津和野町)から分霊されて建立された。

海の見える岬に赤い鳥居がずらりと並ぶ、珍しい景観。
小さな岬の突端にある、コンクリートで覆われた小さなお社。
社務所も小さくて、ご朱印も「書き置き」でした。
20170819_02

少し離れて鳥居があり、賽銭箱が上の方についています。
そこにお賽銭を投げ入れるという・・・(^^;
こちらも、テレビの「ナニコレ珍百景」で紹介されているそうです。
Nanikore_motonosumi
2009年5月13日放送
 宮司さんいわく、「何かおもしろい事はないかと考えて取り付けた」という
 この賽銭箱、サイズもわざと小さくして入れにくくしているのだそう。

珍百景から7年を経て、国際的に有名な観光スポットに(^^)
朝一番に行ったので空いていましたが、昼間は大混雑するようです。



北浦街道・国道191号線で約20km。
同じ山口県長門市内です。
海沿いの仙崎というところの「金子みすゞ記念館」です。
どなたもご存知でしょう、有名な詩人です。
 すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。
 浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何萬の 鰮のとむらい するだろう。
20170819_03

この記念館は、2003年に生家の跡に作られたもの。
古い書店「金子文英堂」は、生家を復元した建物だそうです。
垂れ幕や書棚の本など、細部まで良く出来ています。
奥に展示室や売店があります。
20170819_04

今は静かな町でしたが、昔は鯨漁で賑わったそうです。

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2017年8月23日 (水)

行ってきました「秋吉台~秋芳洞」

山口県美祢市です。
秋吉台は、日本最大のカルスト台地。
特別天然記念物、国定公園。日本の地質百選。ジオパーク認定。
凄い景色ですねー。
20170818_11

秋芳洞は、秋吉台の地下にある鍾乳洞。特別天然記念物。
入口のトンネルには、イラスト付き。
約1kmも続く鍾乳洞内の観光路。
いやー、すごい。すごい。
広大な空間にごうごうと川が流れ、次々と様々な奇観。
秩父の橋立鍾乳洞や奥多摩の日原鍾乳洞とは、規模も光景も段違い。
福島のあぶくま洞なら、なんとかタメを張れるでしょうか。
20170818_12

入り口に並ぶ観光施設。
狭い通路に、レトロなみやげ物店が、ずらり。
名物なのですね、梨と夏みかんのソフトクリーム。
20170818_13

秋吉台、秋芳洞共に、自然が作り出した奇観です。
秋吉台には、キレイな観光施設が整備されていました。
しゃれたカフェスペースや教育的な展示やパンフレット。
一方、秋芳洞は昭和テイストの土産物店という感じ。
新しくてキレイなら良い、とも言い切れないようにも思います。

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2017年8月22日 (火)

行ってきました「広島~岩国」

さて翌朝です。
静かな広島湾。
山陽本線には、朝から多くの貨物列車。
20170818_01
朝のうちに、広島平和記念公園へ。
元安川の向こうには、原爆ドーム・旧広島産業奨励館。

朝から大勢の観光客。
海外の方も多く見かけます。
20170818_02
平和公園レストハウスは、現存する被爆建築物。
大正屋呉服店として「この世界の片隅に」に登場しています。
じっくり聖地巡礼をする気はありませんが、あぁここだ、と、ちょっとした感慨。

広島平和記念資料館は工事中。
資料館内部も撮影可能ですし、周囲は追悼施設も沢山ありますが。
画像や感想は遠慮しておきます。



岩国市に移動です。
50Km足らず。山陽自動車道で1時間ほど。

錦帯橋は、ちょうど中国からの団体客が着いたところ。
バスのそばには、ビデオのカメラマンまで。
その一団が去ると、意外に静かです。
へぇ~。
錦帯橋下の河原を、軽ワゴン車がごとごとと通り抜け。
何か関係者かと思ったら、、、釣りに来た人(^^)
他にも、浮き輪で水遊びの子どもたちがいたり。
有名な観光地ですが、、、地元の方には気楽な遊び場所のようです。
20170818_03
お昼は、名物の岩国寿司と冷たいうどん。
ぎゅーっと密度の高い押し寿司なんですね。
近隣の街並みには、当地出身の作家、宇野千代の名言があちこちに。

城下町の面影を残す吉香公園を抜けて、岩国城に向かいます。
ボルゾイでしょうか、犬を散歩させている人たち。
ロープウェイで山頂へ。
気持ちの良い散策路が続きます。
お城自体は、コンクリートの再建天守。
20170818_04

公園には、ソフトクリーム100種類以上というお店がありました。
テレビの「ナニコレ珍百景」で紹介されたのですって(^^)
Nanikore_iwakuni
2009年1月28日放送
 錦帯橋のそばに店を構える「むさし」では、
 なんと100種類ものソフトクリームを販売していた!!
 この「むさし」、向かいで25種類のソフトクリームを販売する
 「小次郎商店」に対抗して100種類のソフトクリームを作り出したとか。

大変有名な橋なので、いかにもな観光地かと思ったら。
コンパクトで気楽な感じの、好ましい場所でした。

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2017年8月21日 (月)

行ってきました「安芸の宮島」

広島県について、ですが。

2017年5月に尾道からしまなみ海道、2015年5月に呉の大和ミュージアムに行ってきました。
また2016年11月には、映画「この世界の片隅に」を見てきました。

となりますと、やはり、落ち着きません。
私が広島平和記念公園に行っても、何がどうなるわけでもないのですが。

というわけで。

2017年8月17日(木)の朝です。
満席のボーイング777-200で、羽田から広島空港へ。
主翼の下に、3つ並んだ細長いものは何でしょう。
これは「フラップ・トラック・フェアリング」と言うのですね。

広島平和記念公園の前に(^^; まずは「安芸の宮島」に直行です。
20170817_01

と言いますのは、お昼頃が干潮なんです。
かの有名な、海上に建つ大鳥居。
干潮の時には、歩いてそばに行けます。
足元には、小さな貝や蟹がいたり。
フジツボの付いた太い柱を、ぺたぺたと触ってきました。
もちろん社殿の下も砂が見えています。
20170817_02
賑わう表参道を避けて、周辺を歩いてみましょう。
観光客の少ない、紅葉谷公園。

坂の上の五重の塔と豊国神社。いずれも国重要文化財。
20170817_03
豊国神社は、秀吉の死により未完成のまま。
高い天井、分厚い床板、太い柱。
色あせた様々な奉納額。
豊臣秀吉と加藤清正を祀ってあるそうですが、、、座り込んで休憩所(^^;

紅葉谷公園の奥のロープウェーで、弥山へ。
山頂からは、穏やかな瀬戸内海が一望できます。
20170817_04
夜は、近くのホテルからナイトクルーズ、海上参拝。
ほぼ満潮で、なんと船で鳥居の下をくぐれます。
一応船に賽銭箱があり、一応手を合わせてと。
夜の船上ですからね、撮影画像はブレブレ(^^;

さすがは日本三景のひとつ。世界文化遺産。
国宝や重要文化財指定の建造物群。
加えて、穏やかな公園や街並み。
どこをとっても、見ごたえ充分。

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2017年8月16日 (水)

これは面白い「Veggetti/ベジッティ」

ちょっと、頂きものです。

ベジタブル+スパゲティという商品名のようです。
veg + getti で、ベジゲティもしくはベジゲッティだと思ったら。
ベジッティですって。

買ったら2000円ほどのようです。
調理器具として、モトが取れるでしょうか。

ネットで見ますと、様々な呼び方があるようです。
出来上がるのは、ベジヌードル、ベジタブルパスタ、ベジタブルスパゲティ・・・
小麦粉のパスタを野菜に代えてダイエット、なのですね。
もちろん、スライサーとしての類似商品もいろいろ。

使い方は簡単です。
手動の鉛筆削りのように、野菜を突っ込んでくるくる回しますと。
横の刃から、野菜が細くカットされて、にゅるにゅる。
野菜を外さなければ、どんどん長く繋がって出てきます。
両側で刃の形状が異なり「細麺」「太麺」が作れます。
最後まで削れるように、野菜を刺して使うアダプターも付いています。

Veggetti

とりあえず、キュウリ、ニンジン、ジャガイモなど。
野菜に合わせて、太と細を使い分けるのがコツのようです。
中心部が残って、真ん中の穴ぁらねじれて出てきたり。
最後の残りは、チビたエンピツだったり。

さて、食べてみましょう。

ニンジンとジャガイモは、軽く茹でてから細切りハムとペペロンチーノ風に。
キュウリは、そのまま食べると、ただの千切りと変わらない感じ。
わかめと一緒に冷たいうどんに添えたら、ちょっと美味しい。

細くなるので、熱の通りも早くなります。
例えば、ジャガイモのお味噌汁や、もやしと炒め物に良いかも。
これは面白い。
しばらく遊べそうです(^^)

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2017年8月14日 (月)

見てきました!!! 映画「ローマの休日」

企画上映「午前10時の映画祭」というのがありまして。
懐かしの名作がスクリーンで見られる、嬉しいイベントです。
それも、一般1,100円、学生500円という特別料金です。
昨年は「バック ・トゥ・ザ・フューチャー」三部作や「七人の侍」などを楽しみました。

さぁて、今年の夏は「ローマの休日」(^^)
テレビ画面では、何度見たか分かりません。
2003年にはDVDも購入しました。
製作50周年記念デジタル・ニューマスター版(初回生産限定版)DVD 3,980円
Roman_03

何度かリバイバル上映もあったようですが、見逃しています。
この「午前10時の映画祭」でも2010年に上映されています。

さぁて、はじめて映画館で見てきましょう。

シネコンの一番小さいスクリーンは、わずか100席ちょっと。
主な観客は、40~60代に見える、ご夫婦。
中には、エレベーターの一段目にためらうような方まで。
皆さんきっと、この映画に懐かしい思い出があるのでしょう。

その一方で、20~30代の女性も結構目に付きます。
ステキな名作映画を楽しみにいらしたのでしょうね。
というわけで。
全体でざっと6割以上の席が埋まっていました。
昨年の「七人の侍」より多いくらい。
私の体験では、このシネコンで一番の混雑でした。


で、感想です。
あぁー、楽しかった。
本当に心地良く楽しい映画です。

この映画の良さは、もう語り尽くされているでしょう。
どこをとっても名シーン。
良かったシーンを挙げて行けば、ストーリー全部の紹介になってしまいます。
むりやり、幾つかリストアップします。

とにかく美しい、オードリー・ヘップバーン。
ローマを楽しむ時の、衣装の変化が良いですよね。
最初は、長そでブラウスにリボン。
翌朝は、リボンを外して袖を軽くまくり。
サンダルを買って履き替え、髪を短く切って。
袖を肘より上まで巻き上げ、スカーフを首に巻いて。
同じ服のまま、状況に合わせアレンジされます。

グレゴリー・ペック演じるブラッドレーは、もちろん格好良いですが。
友人の、ヒゲのカメラマン、アービングも良いですね。

世紀の特ダネ写真をしっかり撮って、これで大金が手に入る!
ところが、相棒に新聞記者ブラッドレーは、その気を失ってしまう。

自分から言い出しておいて。
あろうことか、相棒は女王様に惚れてしまい。
何度も転ばされたり、飲み物掛けられたりして。
それで、、、
 「お前が金にしたければ、止めはしない」

そう言われてもねぇ。
それでも、王女との会見で、写真を渡して、にやり。

いやーもう、たまりませんが。
これ位にしておきます。


最後に一応、バイクのご紹介です。
二人乗りをしたベスパではないですよ。
Roman_01

王女様が乗りこんだ三輪トラックは、モトグッチ、だったのですね(^^)
確かなところは分かりませんが、これでしょうか。
ミニチュアの情報がありました。
Roman_02
Motocarro Guzzi Ercole Cabinato
ファルコーネと同じ空冷単気筒500cc。
なんと1980年まで生産されていたとあります。

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2017年8月12日 (土)

スペイドのタイヤ交換です

近所の、いつものタイヤショップで交換です。
毎年一度は、クルマかバイクのタイヤを交換している感じ。

スペイドは、約3年半で52000㎞走行。
スリップサインまで1mm以上残っていましたが、早めの交換ということで。

20170730

100km走行後の、空気圧と増し締めの無料点検。
5000㎞走行後の、ローテーションは100円。
自販機の缶コーヒーは120円。
値引き率だけではない、サービスが嬉しいです(^^)

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2017年8月 9日 (水)

Breva750車検出しです

早いものですね、あれから2年です。
前回の車検では、結構手間がかかってしまいました。
ヘッドライトが暗くて、シビエH4を購入して持込み交換してもらったり。
バッテリーも充電してもらったり。

前回と同じ、近所のお店に持ち込みました。
オドメーターは、前回が約11,000km、今回が約17,000km。
2年で約6,000km、まぁこんなモンでしょう。

依頼事項は、これだけです。
 ・オイルは普通の物で充分
 ・買い置きのオイルフィルター持ち込みで交換を依頼
お店のご主人のコメントは、こうです。
 ・ブレーキパッドは、フロントのみ要交換
 ・タイヤは減り気味ですが、まだまだ大丈夫
 ・デフオイルやギヤオイルも、まだ交換不要

ちょっと忙しいので、少し日数がかかりますけど。
ぜんぜん構いませんよー。

店頭には、ずらり並んだ新車スクーターを見比べるお客さん。
点検に来たらしい、真新しいCBR250RRとお客さん。
奥には、車検で預かったという、カバーのかかった大型車。

商売繁盛で、結構なことです。
気軽に相談できる近所のお店は、大切ですからね。
ツブれてしまっては、困ります。

20170806

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2017年8月 8日 (火)

青空文庫に「彼のオートバイ、彼女の島」その5

ついでに少し、小説自体の感想です。
これで「彼のオートバイ、彼女の島」については、終わりにします。

当時からの印象ですが。
片岡義男の小説は、まるで「紙に書かれた映画」のようだと思っています。

具体的には、以下のようなことです。

 状況が分かりやすい、句読点の多い平易な文章。
 都会や田舎町や地形など、詳細な情景描写。
 服装やしぐさは詳細に描写し、言葉は短くセリフのように記述。
 モノローグなど人物の心理描写は、ほとんどなし。
 その代わり、オートバイの走行感覚は詳細に描写。

オートバイの走行シーンや風景の描写は、改めて読み直しても本当に素晴らしい。
文章を通して、その風景の中を走っているようです。

その一方で、いかにも気取ったセリフに、時代を感じます。
たとえば、こんな感じ。

  とても低い声で、ミーヨが、囁いた。
 「コオ。私は、なぜ、いま、ここにいるの」
  なんの物音も、聞えない。ごくたまに、地上の枯れ葉の、かさっ、という音がする。
 「ぼくも、おなじことを、ききたい」

うっひゃー、照れくさーい。

それから、暴力的なシーンも、こんなに多かったかと思います。

 オートバイ同士で、木刀を持って決闘
 幅寄せしてきた乗用車を、ボコボコにする
 白バイに追われて逃げたり、パトカーをからかったり
 走っている車のフェンダーミラーを、大きなスパナでたたき折るイタズラ
 何度も単独で転倒

やはり、荒っぽい時代だったのですねぇ。

まぁ、こういった細かいことは、どうでも良いのです。
話は、先日のラストシーンに戻りますが。

 二人が出会って、いろいろあって、まる1年。
 みんなでミーヨの島にやってきて。
 良く晴れた真夏の午後、縁側で記念撮影。

エンディングは、この情景描写だけで、もう充分。
嬉しい気持ちが伝わってきて、まさに「夏とは、心の状態」なのだと感じます。
失礼ながら、先のようなセリフは、どちらでも良いように思えてしまいます。

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2017年8月 7日 (月)

青空文庫に「彼のオートバイ、彼女の島」その4

40年も前の小説で、どれだけ引っ張るのだという話ですが(^^;

初版の、カバーの画像についてです。
服装はアメリカンポリス風、時は夕暮れ。
これは違うでしょう。
ジーンズ、Tシャツで、青空の下でお願いしたいですよね。
Kareno_201708

後から出た、片岡義男の文庫は、どれも格好良いカバーでした。
失礼してネット上から何点か拝借です。
コメント欄で、twenty-oneさんから教えて頂きました。
モデルは、あの頃大変人気のあった三好礼子さんなのですね。
(全部かどうかは分かりませんが)
Kataoka_201708

先のハードカバーに、話を戻します。
帯もあったのですが、無くなってしまいました。
おかげで、有名なキャッチコピーが見えます。

 夏はただ単なる季節ではない。
 それは心の状態だ。

以下のような解説をしているサイトがありました。

片岡義男百科事典/その他

 ずいぶんまえにカリフォルニアで観た、アメリカ製の波乗り映画のなかで、
 若い素人のナレーターが言っていたひとことが、いまでも忘れられない。
 夏、という季節について、彼は、「夏はただ単なる季節ではない。それは心の状態だ」と、
 日本語に置きかえうるようなひとことを、言ったのだ。
 「あとがき」より
 (『限りなき夏1』角川文庫/1981年)

そのアメリカ製の映画が何かは分かりませんが。
思い出されるのは、以前ちょっとしたブームになった詩です。

以下、ウィキペディアから抜粋です。

サミュエル・ウルマン「青春」

 "Youth is not a time of life; it is a state of mind"
 (青春とは人生のある期間を指すのでなく、心の持ち方を指すものである)

ははーん。もしかしてこれがオリジナルなのか、、、と思いました。
ですが、
試みに Summer is not a time of life で検索してみましたが、全くヒットしませんでした。

偶然の類似なのでしょう。
考えることは同じ、ということですかね。

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2017年8月 6日 (日)

青空文庫に「彼のオートバイ、彼女の島」その3


ラストのセリフが記憶と違うのにびっくりして、昔の本を探し出しました。
ハードカバーの「彼のオートバイ、彼女の島」。
1977(昭和52)年8月30日の初版です。
Kareno_201708

気になるラストシーンを確認。

青空文庫 底本:角川文庫1980(昭和55)年5月20日初版発行

  「この記念写真から、なにがはじまるんだろう」
  「そんなこと、人にきくなよ」

ハードカバー 1977(昭和52)年8月30日の初版

  「この記念写真から、なにがはじまるんだろう」
  「もう、はじまっているよ」

へぇー。
もう一か所、バイクの固有名詞が無くなっていて気になったのが、ここです。

青空文庫 底本:角川文庫1980(昭和55)年5月20日初版発行

  ぼくは銀行へいき、貯金を全額、ひきおろした。
  明るい明日をめざして、すこしずつためにためておいたおかねだ。
  五十一万円になっていた。

ハードカバー 1977(昭和52)年8月30日の初版

  ぼくは銀行へいき、貯金を全額、ひきおろした。
  イタリーのオートバイ、ドウカティ750Sを買うためにためていたおかねだ。
  五十一万円になっていた。

これは、W3大好きのコオが、次のバイクを決めているのを、ナシにしたのでしょうか。
それにしても「明るい明日」は、若いコオの言葉としては、違和感がありますねぇ。

もしかすると、他にも相違点があるかも知れません。

雑誌の初出も見たくなります。
角川書店の雑誌「野生時代」1977年1月号です。
ざっと古本を探しましたが、見つかりません。
機会を見つけて、国会図書館でコピーしてきましようか。

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2017年8月 2日 (水)

青空文庫に「彼のオートバイ、彼女の島」その2


いやー。懐かしい物語です。

カワサキ W3 650RS で巡る信州。瀬戸内海の小島。
都心の靖国通りや首都高など。
そして、昭和のナウなヤングの描写(^^;

片岡義男独特の丁寧な情景描写を、ゆっくりと楽しみに読み進めまして。
さぁ、ラストです。

   全員に、あらゆるものに、夏の陽が、当たっている。フィルムを巻きあげたぼくは、
  「いいですか、撮りますよ」
   と、声をあげた。
   セルフ・タイマーをかけてファインダーをのぞきなおし、ぼくは小川に言った。
  「この記念写真から、なにがはじまるんだろう」
  「そんなこと、人にきくなよ」
   ぼくは、シャッターを押した。笑っているみんなにむかって、ぼくと小川は、庭を横切って走った。

えぇー???
違うでしょう?

私の記憶では、こうです。

  「この記念写真から、なにがはじまるんだろう」
  「もう、はじまっているよ」

最後に、以下のような注記がありました。

 底本:「彼のオートバイ、彼女の島」角川文庫、角川書店
    1980(昭和55)年5月20日初版発行
    1990(平成2)年2月30日40版発行
 底本の親本:「彼のオートバイ、彼女の島」角川書店
    1977(昭和52)年8月30日


青空文庫は、1990年の文庫版を底本としているとのこと。
私が読んだのは、親本と記されたハードカバーです。
何しろ40年前の本ですからね。私の記憶違いでしょうか?
それとも、文庫版で改変されたのでしょうか?

これはやはり、古い書庫から何とか現物を発掘しなくては。

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2017年8月 1日 (火)

見てきました「メアリと魔法の花」

米林宏昌監督の新作映画「メアリと魔女の花」です。
スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を撮った方。

2014年に、ジブリの制作部門は解体。
その後、西村義明プロデューサーと共に立ち上げた、新生スタジオポノックの初作品。
ポノックとは、クロアチア語で午前0時という意味だそうです。
20170727

さて。
7月8日(土)の公開以降、興行成績はどうでしょうか。
先日のヤフーニュースでは、以下の通りです。


・借りぐらしのアリエッティ(2010年)
 公開週末:9億円 → 2週目の週末まで:26億円 → 最終興収:92.5億円
・思い出のマーニー(2014年)
 公開週末:3億7886万円 → 2週目の週末まで:10億円 → 最終興収:35.3億円
・メアリと魔女の花 (2017年)
 公開週末:4億2800万円 → 2週目の週末まで:12億円 

マーニーに匹敵するスタートのようで、とりあえず良かったです。

1年前の話を蒸し返しますが。

2016年7月25日(月) 人生に、文学を
 文学を知らなければ、
 目に見えるものしか見えないじゃないか。
 文学を知らなければ、
 どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)

全くその通り。

文学漫画映画演劇、更には講談落語などなど。
いずれも、人生を語るに足りる立派な表現手法だと思います。
それらのひとつ。
この世ならざる情景を、目に見える形で表現してくれるアニメーション作品。
わけても、名作揃いのジブリ作品。
今後、ジブリの新作が作られない以上、米林監督にはがんばってもらわないと。

私のようなおっさんは、この映画の主たる観客層ではないでしょう。
ですが、私も「一票を投じる」ために、見てきました。

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