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2017年9月19日 (火)

見てきました「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」

2017年9月16日(土)です。
大型台風で関東地方も雨と風。
三連休に遠出を計画した方は、お気の毒・・・

で、私は近場です。
横浜駅から濡れずに行ける、そごう美術館の企画展示です。

没後500年記念 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の「手」から生まれた未来への夢 
Leonardo_201709_1 Leonardo_201709_2
会期
 前期:8月2日(水)~9月10日(日)
 後期:9月12日(火)~10月15日(日)

主要出品作品とその内容
 大型模型 イタリアの「Artisans of Florence」制作
 模型の元となった手稿(ファクシミリ版)
 (1)自然からの応用 水力学
  水力のこぎり 潜水のための装置 水上歩行器 組み立て橋 ボート 救命浮き袋
 (2)飛行についての研究
   飛行機 グライダー 羽ばたき飛行機 パラシュート 空気スクリュー(ヘリコプター)
 (3)動く ロボット工学
  バネ仕掛けの自動車 差動歯車の付いた車 ロボット騎士
 (4)音を出す 楽器
   ロボット・ドラマー 機械仕掛けの太鼓 ドラゴンの頭の形をしたリラ
 (5)物理学の原理 一般機械
  ボールベアリング 滑車 ピストン 重いものを持ち上げるための装置 ギア ジャッキ など
 (6)応用技術 軍事用機械
   戦車 艦載砲 大鎌のついた船

ウィキペディアでは、1452年4月15日~1519年5月2日(ユリウス暦)とあります。
没後500年には、2年ほど早いですが(^^;

レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿というものがありまして。
ウィキペディアでは以下の通りです。
 約40年間にわたり書き綴ったノートのこと。
 書き残した全手稿のうち約3分の2が失われ、現存するのは約5,000ページと言われている。
長い年月の間に、分割されたり所有者が変わったり。
その一部「レスター 手稿」は、1994年にビル・ゲイツが約30億円(30,802,500ドル)で購入。
年に1度、1か国、1か所のみで展示されることになっているそうです。

前置きはこれ位にして。
入場料は大人1,500円、公式サイトの割引券提示で1,200円。

おー、あるある。
木製の大型模型と、元になった手稿がセットで展示されています。

以前も、同じような展示会に行っています。

その時の模型より、今回の方が精巧に作られているようでした。

嬉しいことに撮影OK、それでは遠慮なく(^^)
機械の構成要素、動力・伝達・作業・制御 で見てみます。

まず「動力」ですが。
今回展示されていた筋トレマシンを使っても、人力飛行は難しいでしょう。
20170916_03

未来的な超兵器。
外輪船、二重底の不沈船、全方位武装の戦車。
これらも「動力」が課題になりそう。
馬で引っ張って薙ぎ払う大鎌、同じく大鎌の戦艦。
当時の戦争ではこれらが効果的な「作業」だったのでしょうか。
20170916_04

さすがだと思うのは「伝達」です。
ベアリングの構造図とか、ランタン歯車による差動機構とか。
それなりに考えられているのが、分かります。
それから「制御」について確認できたのは、水力のこぎり。
金属のフックで動力をオンオフする構造が再現されていました。
制御の前提となる「計測」ガラスに覆われた傾斜計。
20170916_05

これらの奥は、手稿の「ファクシミリ版」=レプリカの展示です。
そちらは撮影禁止。
ページを開いた状態でケースに入って並んでいます。
工学以外にも、解剖図や光学など。
円の面積の解法では、計算のための分割図が数十種類も描かれていたり。
更には、絵画のレプリカのコーナーと、たっぷりと楽しめました。

万能の天才と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチ。
絵画や工学や、様々な側面からの展示会が頻繁に開催されています。

私としては、こういった機構面の展示が、一番楽しいですね。

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