気になる言葉「有名な逸話」「三献茶」
先日の「関ケ原」で、こんなことを書きました。
有名な豊臣秀吉と少年の石田三成の出会いのエピソード「三献茶」に繋がります。
ここは、一旦こう書きかけてから、直しました。
有名な豊臣秀吉と少年の石田三成の出会いの逸話「三献茶」に繋がります。
以下、ウィキペディアから抜粋です。
逸話(いつわ、英: anecdote)とは、世間や世人にあまり知られていない興味深い話、
世人の目から逸した(逃れた)話のこと。
特定の人物や物事に纏わる興味深い話として逸話が語られることが多い。
漢字の「逸」について、Google辞書では以下の通りです。
〖逸〗 (逸) イツ イチ・はやる・それる
1.にげ走る。とりにがす。 「逸走・奔逸・後逸」
2.世間から隠れる。世間に知られない。失われた。
「逸書・逸文・逸事・逸民・逸名・逸話・隠逸・散逸」
というわけで、良く知られた話は「逸話」ではないと思いました。
ですが。
時々「有名な逸話」などという言い回しも見かけます。
それは違うだろー!と思ったのですが、ちょっと確認。
すると、こんな説明がありました。
NHK放送文化研究所
その一方で、「逸」には「いい・すぐれた」という意味もあります。
「逸材、逸品、秀逸」などがその例です。
このような意味で「逸話」を再解釈したのが、近年の「有名な『逸話』」の
ような用法なのだと思います。
つまり、「逸話」を「いい話」という意味で使っているのです。
あまり納得できませんが、一応そうなんですかと。
ついでに「三献茶」です。
読み方は「三杯」+「献茶」したので「さんけんちゃ」だと思たのですが。
そうではなくて「さんこんちゃ」ではないかという議論もあるのですね。
お酒ですと「一献=いっこん」なんて言います。
この意味で「三献」+「お茶」という解釈のようです。
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