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2017年10月

2017年10月31日 (火)

歩いてきました「両国から日本橋薬研堀不動院」

2017年10月28日(土)です。
3週続いて、この週末も雨の予報です。
小雨の中、またもや両国周辺を歩いてきました。

Googleで確認すると、わずか1.9km・22分(^^;
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まずは両国駅です。
何かイベントがあるのでしょうか、若い女性が大勢うろうろしています。
以前ご報告した吉良邸などは省略します。
塩原太助の炭屋跡。今はマンションになっています。
江戸時代の豪商で、講談や浪曲で語られる人物です。
すぐそばには、その名にちなんだ塩原橋
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回向院です。
明暦大火の際の無縁塚から始まり、大震災や水難、さらには動物まで。
あらゆる生命が埋葬供養されるお寺。
大きいのは、相撲に関する「力塚」、その奥は戯作者の山東京伝の墓。
動物供養の石碑や、鼠小僧のお墓など。
ここでも若い女性が目に付きます。
それもなぜか、二人連ればかりです。
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回向院の隣の両国花火資料館。入場無料。
小さな一部屋だけの資料館です。
係の方が一人だけ。
埼玉から来たと話しますと、埼玉の三偉人という話になりました。
実業家の渋沢栄一、盲目の国学者の塙保己一、近代日本最初の女性医師の荻野吟子
ちょうど通り道の大きなマンションは、お相撲の春日野部屋
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続きは後ほど。

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2017年10月27日 (金)

見てきました!!! 「オールナイト東宝特撮」その4

2017年10月22日(土)に見た映画の、感想の続きです。



怪獣大戦争
(1965/94分/35mm) 監督:本多猪四郎 共演:ゴジラ、キングギドラ、ラドン

新発見のX星から宇宙人が飛来。
X星で暴れているキングギドラを倒すため、地球のゴジラとラドンを貸してくれ。
ところが、地球制服をたくらむX星人は、三大怪獣で地球を攻撃!
X星人は、町の発明家の作った護身用ブザーの音に弱いことが判明し、大反撃。

とまぁ、地球防衛軍に良く似ている展開です。
ですがストーリーは、こちらの方がはるかに良く出来ています。
宇宙飛行士のX星人との恋愛など、サブストーリーも多彩で見どころたっぷり。
最後に弱点を発見し、新兵器で一気に反撃に出るところが、もうたまりません。

公開は1965年(昭和40年)12月19日。子ども向け怪獣映画の全盛期。
私は当時小学生。この映画は冬休みに連れて行って貰ったのを、良く覚えています。
絵日記も書きました。
 「ゴジラがシェーをして、おもしろかったです。」
そうだねー、本当に面白い映画だったね。



ゴジラVSキングギドラ
(1991/102分/35mm) 監督:大森一樹 共演:ゴジラ、キングギドラ、他

富士山麓に着陸したUFOは、23世紀からやってきた未来人。
日本は経済発展を続け、23世紀にはアメリカやソ連以上の超大国になっている。
これを阻止するため、キングギドラを使って20世紀の日本を破壊し経済を疲弊させようという悪だくみ。
細かいストーリーは、ややこしいので省略します。
ゴジラは、第二次大戦時に南洋の小島で生き残っていた恐竜が、放射能で突然変異。
キングギドラは、23世紀の遺伝子操作ペット動物が、その島に放たれ(以下略。

さすがはバブル絶頂期、今では考えられないような設定(^^;
お気楽な小ネタも満載です。
 第二次大戦当時にタイムマシンを見た二人の米軍兵士。
 「将来息子に話してやれ」と言われるのは、スピルバーグ少佐。
 23世紀のアンドロイドは、ターミネーターのようにクルマを追い回す。
 現代人の青年が、ダーティハリーの名台詞「Make My Day!」を叫ぶ。

身長100mのゴジラが、自分より大きい東京都庁など巨大ビル街を暴れまわる。
それなりに見応えはありますが、、、
先に見た、木造二階建ての瓦が吹き飛ぶシーンの迫力には及ばないなーと思います。



私もトシですしね、一度に映画4本は、確かに疲れます。
それでも、それぞれの時代背景も興味深く、大満足の一夜となりました。

オールナイト映画は、私は数十年振りでした。
昔の名画座のオールナイトはねー、お尻が痛くて大変でしたよ。
その記憶から、ぐったり疲れてしまうかと思ったら。
皆さんご存知の通り、今の映画館はゆったり快適で、意外に疲れませんでした(^^)
機会があれば、また行ってみましょう。

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2017年10月26日 (木)

見てきました!!! 「オールナイト東宝特撮」その3

2017年10月22日(土)の続きです。

さて、映画の感想です。


まずは、ガス人間第1号
(1960/91分/35mm)監督:本多猪四郎 共演:三橋達也、八千草薫

怪奇空想科学映画シリーズと呼ばれたようです。
残りの2本は「美女と液体人間」「電送人間」。
海外の、フランケンや透明人間やハエ男と同系列なのでしょう。

私は初見で、特に期待もしていなかったのですが。
意外にも、しっかり面白かったです。

人体実験で、体を自由にガス状に出来るようになった青年。
鉄格子をすり抜け、銀行の金庫から大金を強奪。
警官に銃で撃たれても平気。
狙った相手の顔にまとわりつき、窒息死させてしまう。
そして、奪った大金は衰退した日舞の家元に貢ぎます。
謎の事件を追う刑事や雑誌記者もからみ、美しく悲劇的なラストへ。

施錠された金庫室からの大金強奪の謎。
正体が判明しても、なすすべのない警察。
しがない図書館員と美しい日舞の家元の恋。

いやー、家元の八千草薫さんの美しいこと。
人生を捨てて尽くしたくなるのも、納得です。

4作品の上映順を、時系列ではなくこちらを先にするあたり、さすがという感じ。



地球防衛軍
(1957/88分/35mm)監督:本多猪四郎 共演:モゲラ、ミステリアン

宇宙人ミステリアンの地球侵略。
怪ロボット「モゲラ」が大暴れ。
防衛隊の通常兵力では歯が立たないが、鉄橋もろとも爆破して撃退。
その後、富士山のすそ野にミステリアンのドームが出現。
空中戦艦、巨大なパラボラ戦車のマーカライト熱線、電子砲を順に投入して撃退。

とまぁ、説明するほどのあらすじではありません。
新兵器が幾つも登場しますが、開発の様子が一切描写されないのが残念です。
それらを順次投入するなら、電子砲の完成を待って総攻撃の方が良さそう。
次々と戦闘が繰り広げられるだけで、盛り上がりに欠けるストーリー。

私は、この映画は子どもの頃から何度もテレビで見ています。
大きなスクリーンで見られただけで、充分嬉しいです。

ロビーのショーケース(^^)
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2017年10月24日 (火)

見てきました!!! 「オールナイト東宝特撮」その2

2017年10月22日(土)の続きです。

見てきたのは、こんな特集です。
このラインナップで「おぉ!」と思って下さる方は、私のお友だちです(^^)
(思わなくても、お友だちではない、という訳ではありませんが)

追悼・土屋嘉男 東宝特撮 ガス人間だ!宇宙人だ!これが土屋嘉男だ!
10/21(土) 22:30~10/22(日) 5:25

ガス人間第1号(1960/91分/35mm)監督:本多猪四郎 共演:三橋達也、八千草薫
地球防衛軍(1957/88分/35mm)監督:本多猪四郎 共演:モゲラ、ミステリアン
怪獣大戦争(1965/94分/35mm)監督:本多猪四郎 共演:ゴジラ、キングギドラ、ラドン
ゴジラVSキングギドラ(1991/102分/35mm)監督:大森一樹 共演:ゴジラ、キングギドラ、他

共演:八千草薫、モゲラ、ミステリアン、ゴジラ・・・って(^^;

そもそも「土屋嘉男」って誰?という話からです。
デビューは「七人の侍」の、百姓の利吉。
キレイな奥さんを野武士に奪われた、あの若い農民。

今回上映作での役どころは、館内にあったパネルでご報告です。
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ガス人間第一号 では、没落した日本舞踊の家元に惚れるガス人間
地球防衛軍 では、宇宙人ミステリアンの最高指揮官
怪獣大戦争 では、X星人の統制官
ゴジラVSキングギドラ では、ゴジラに深い思い入れのある巨大企業の会長

基本スペックだけで、どんどん長くなってしまいます(^^;
感想など、続きは後ほど。

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2017年10月23日 (月)

見てきました!!! 「オールナイト東宝特撮」

2017年10月22日(土)です。

大きな台風21号の直撃で、週末は大荒れの天気です。
関東地方では紅葉のピークですが、二週続けて週末の雨です。
逆に言えば、屋内イベントのチャンス!

池袋の「新文芸坐」で、オールナイト上映の映画を見てきました。

まずは「新文芸坐」について。
池袋の東口から歩いて数分、ビックカメラの裏通り。
飲み屋ラーメン屋風俗店の並ぶ道の、パチンコ店の3階にある「名画座」です。

私が学生だった昭和の頃、同じ場所に「文芸坐」という名画座がありまして。
その頃からの経緯は、以下ウィキペディアから抜粋です。
・1956年3月「文芸坐」開館
・1955年12月「文芸坐地下劇場」開館 ← こちらが先なんですね?
・1997年3月6日閉館
 跡地はマルハンが借り受け、パチンコ屋ビルとして再建
・2000年12月12日にテナントとして「新文芸坐」がオープン
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なお、現在の席数と料金はこんな感じ。
・座席数:266席
・料金(昼間二本立て):一般1350円、学生1250円 など
・料金(オールナイト):一般2300円、友の会・前売2100円 など

続きは後ほど。

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2017年10月21日 (土)

つかみはバッチリ!!! テレビ東京「ユニバーサル広告社」

テレビ東京、金曜夜8時の新番組です。
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直木賞作家・荻原浩の人気作品“ユニバーサル広告社”
シリーズ初の連ドラ化!
かつては一流広告代理店の売れっ子であり、時代の寵児とも言われた時もあった杉山(沢村一樹)。
自分の力を信じて、大手広告代理店を飛び出し独立を考えたが思い描いていたようにうまくは行かず、弱小会社「ユニバーサル広告社」に拾われる。
不運は続き、会社の移転でたどり着いたのが港町の寂れたシャッター商店街…。
だが、どんなに寂れて活気がない町でも、人が生きている以上、悩みがあり、小さな依頼だが仕事がある。
新天地で弱小広告社の新たな奮闘が始まる。

原作は、私の好きな荻原浩さんです。
映画化もされた「明日の記憶」や「愛しの座敷わらし」など。
心温まる、いい話を書く方です。
脚本は、岡田惠和という方。
NHKの連続テレビ小説「おひさま」や「ひよっこ」を手掛けた方ですって。
主演は、 沢村一樹和久井映見
広告社のメンバーは、三宅裕司要潤片瀬那奈

これはもう、間違いないですねー。
というわけで、第一話です。

流行らない広告会社は、寂れたシャッター商店街に移転。
結婚式場「鶴亀会館」から、今夜中にポスター作り直しという難題。
息子が社長を引き継ぎ、ターゲットを熟年に絞ろうという。

そして出来上がったポスター。
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 人生の花は、いつ咲いても美しい。
 私たちは、可愛く華やかな大人婚を応援します。
 鶴亀会館

おぉー。
やはり良いですねー。
基本的に、悪い奴や敵は出てこない。
置かれた状況で、しっかりがんばる人たち。
毎週の楽しみが増えました(^^)

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2017年10月19日 (木)

見てきました「たばこと塩の博物館 和田誠と日本のイラストレーション展」

JTの「たばこと塩の博物館」です。
スカイツリー周辺から10分ほど、歩いてきた道を戻ります。
昔は倉庫街だったのでしょう。周囲には大きな倉庫や公団住宅。
入場料は、わずか100円。

この博物館は以前は渋谷区にありましたが、2015年に墨田区に移転しました。
渋谷の頃に2~3回行きましたが、こちらは初めてです。
最後に行ったのが2004年の「レイモンド・ローウィ展」でした。
この方は、タバコのピースのパッケージのデザインもしています。
今回の特別展の和田誠さんは、同じくハイライト。
すごい偶然、、、ではなくて。
ここは「たばこと塩の博物館」でした(^^;

というわけで。
特別展「和田誠と日本のイラストレーション」です。
古くは、ハイライトのパッケージのデザインをした方。
先のピースの広告も手掛けたそうです。
私が中高生の頃には、星新一や東海林さだおなどの本。
映画に関する著作もいろいろ。
そして今も、三谷幸喜の新聞連載の挿絵などなど。
私の子どもの頃から活躍していて、今もばりばりの現役。
1936年生まれということは、現在81歳。
すごい方ですねぇ。
ちなみに、奥さんは平野レミ、息子のお嫁さんが上野樹里。

さて会場です。
残念ながら会場内は撮影禁止。
入口には、長年手掛けている週刊文春の表紙がずらり。
1977年から40年間も続いているそうです。
若い頃の作品や、横尾忠則さんなど関係者の作品も沢山展示されていました。
映像展示は、フジテレビのゴールデン洋画劇場のオープニングなど。
ロビーにあった他の博物館などのチラシ。
新海誠展、ホンダコレクションホールのものまでありました。
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常設展示です。
ロビーには、懐かしい渋谷の1/50ミニチュア。
内部まで良く出来ていて、さすがです。
2階は塩の展示です。
流下式や枝条架式の塩田のミニチュアもありました。
5月に上空から見下ろした(^^;しまなみ海道「伯方の塩」工場にもありましたっけ。
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三階はタバコです。
世界のタバコの歴史や文化の展示も面白いのですが。
以前はスモーカーだった私には、商品自体が懐かしい。
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おまけです。
キレイなヤマハDT-1かと思ったら、4サイクルエンジンです。
プレートには5BTとありました。
ブロンコベースのレプリカ?カスタム?
こんな仕様で、どこかで売っていたのでしょうか?
1/50の渋谷の駐輪場にはBMW。
浅草で見かけた、ちょっと微笑ましいタンデム。
本所辺りでみかけたハヤブサのサイドカー。
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というわけで。
鬼平犯科帳と和田誠という、全く違う世界でしたが。
半日づつ切り分けて、ゆっくり楽しめて大満足です。
前日の「羽村堰~玉川上水」と2日続けて、たっぷり歩いてしまいました。

なんと。
その後はずっと雨続き。
本日10月19日までで、晴れたのはたった半日。
そして今度は台風も近づいて、今週末も雨のようです。
やはり、行ける時に行っておいて、良かったようです。

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2017年10月18日 (水)

歩いてきました「両国周辺 鬼平犯科帳ゆかりの地」その2

2017年10月9日(月)の続きです。

法恩寺橋を渡ると、石の鳥居から法恩寺の参道です。
第1巻の「本所桜屋敷」で平蔵と左馬之助が久し振りに出会った場所。
後ろにはスカイツリーが見えています。
銀杏並木の両側にも、寺院が並んでいます。
法恩寺は、太田道灌が江戸城を築く際に建立開基したお寺だそうです。
コンクリート造りの立派な塔、本堂は工事中。
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ただの道路端ですが「高杉銀平道場」を示す高札。
平蔵が19歳のときに入門し、ここで岸井左馬之助に出会います。
浅草通り沿いに、岸井左馬之助が寄宿していた春慶寺がありました。
なんと、立派なビル(^^;
テレビで左馬之助を演じた江守徹の筆による石碑もありました。
その脇に「東海道四谷怪談」の作者、鶴屋南北のお墓も。
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ふぅー。
スカイツリーのすぐそばに到着です。
遅いお昼に「かみむら」の元祖タワー丼、、、はやめて。
ただの天ざるにしておきました。
一時話題になった「マリオカート」が通りました。
後ろに、タイのトゥクトゥクのようなクルマも走っていました。
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さーて。
スカイツリーはパスして「たばこと塩の博物館」へ。

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2017年10月16日 (月)

歩いてきました「両国周辺 鬼平犯科帳ゆかりの地」

2017年10月9日(月)です。

ここ数年、何度も訪れている両国界隈です。
江戸時代から賑わった場所です。
様々な史実、そして落語講談小説などの舞台になっています。
あれこれ気を散らしていると、この日のように、もう訳が分からなくなります。

そこで今回は、テーマを「鬼平犯科帳」に限定して歩いてみます。
言うまでもなく「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」と並ぶ、池波正太郎の三大長編のひとつ。
両国周辺は、特に平蔵の若い頃のエピソードにからむ場所が集まっています。
墨田区が設置した「高札」の地図
がありますので、それに沿って歩いてみます。

起点は両国駅。
最寄りの江戸東京博物館は、10月1日から来年の3月31日まで休館中。
10分ほどで「二之橋」「軍鶏なべ屋五鉄」に到着。
鬼平こと長谷川平蔵の馴染みのお店ですが、剣客商売にも何度も登場します。
橋は「二ツ目橋」という名前で登場しますが「五鉄」は架空のお店です。
離れて眺めていたら、朝帰りでしょうか、格好良いお姉さん(^^;
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少し歩いて、実在の長谷川平蔵の旧邸。
今は小さなローソンです。
店の脇の「犯科帳を歩く」という、色あせたのぼり(^^;
すぐそばに小さなお稲荷さん。
一応お参りしますと。
へぇー。「勝海舟揺籃の地」ですって。
おっと横道に逸れて深入りすると、大変です。
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次は「相模の彦十」の家です。
平蔵の昔なじみのおやじさん。
墨田区亀沢四丁目14番6号の「墨田区亀沢四丁目子ども広場」です。
古地図が、さかさまに表示されています。
立ててある向きに合うように、気を使っているんですね。
すぐそばの親水公園は、都心とは思えない豊かな水と緑。
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続きは後ほど。

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2017年10月13日 (金)

歩いてきました「羽村堰~玉川上水」その3

多摩川土手を歩いていて、すぐそばの住宅街を何か所も見かけました。
この光景で思い出されるのは「岸辺のアルバム」です。
済みませんね。
40年前のテレビドラマの、昔話です。

以下、ウィキペディアから抜粋です。
 1977年6月24日から9月30日まで放送されたTBS系のテレビドラマ。
 原作・脚本は山田太一、プロデューサーは堀川敦厚。
 倦怠期を迎えた夫婦の危機と子供たちが大人になる過程での苦悩、
 家族が崩壊していく様が描かれ、最後に水害により家が崩壊する。全15話。

1974年(昭和49年)9月の「多摩川水害」というのがありまして。
台風による多摩川の増水で、狛江市の住宅が濁流にのまれるニュース映像は衝撃的でした。
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このドラマでは、最後にこの実際の映像が出てきます。
一見平穏な家族が、それぞれの問題を抱え、最後はついに住宅まで崩壊。
それまでのテレビドラマとは、一線を画する展開でした。

主題歌も、良かったですねぇ。
ジャニス・イアン「ウィル・ユー・ダンス」。
優しく穏やかな感じの曲ですが。
実はこのドラマにぴったりの、暗くて深い歌詞。
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1977年9月10日、日本武道館で見たのが懐かしい・・・

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2017年10月11日 (水)

歩いてきました「羽村堰~玉川上水」その2

2017年10月8日(日)の続きです。

羽村市郷土博物館の裏には、古民家「旧下田家住宅」。
弘化4年(1847年)に建設されたという、田の字の間取りの典型的な農家です。
中に入ると、、、ほぉ。
香ばしい香りがします。
なんと、囲炉裏から本物の煙が上がっています。
裏では係の人が薪割り。
本当はお茶でも出したいんですけど、そうも行きませんと笑っていました。
良いですねー。この煙自体が、なかなか出会えない展示物でしょう。
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土手を見上げると、バードウオッチングの方々。
大きなトンビ?が見えましたけれど、何かもっと珍しい鳥がいるのかも知れません。

多摩川土手から少し離れて、玉川上水沿いの道を歩きます。
この流れは、さすがに今は水道で使っている訳ではないですね。
流れに沿った道路とは、フェンスで遮られています。
せめて低いフェンスなら、景色も良いだろうと思いますが。
周囲は住宅街で人も車も通りますので、仕方ないですね。
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福生駅に近づき「嘉泉田村酒造場」の塀が見えてきました。
残念、お休みです。
大きな門は開いていますので、入口付近を少しのぞいてみます。
大きな煙突、直売所やキレイな庭。
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駅に向かう途中の「福生神明社」。
参道わきの手水舎です。へぇー、これは良いですね。
手をかざすと龍の口から水が出る、センサー付き(^^)

JR青梅線の福生駅でゴールです。
10月としては暑いくらいの、風もなく穏やかな快晴。
気持ちの良い季節なのですが、、、
曼珠沙華は終り、紅葉はまだ早い、ちょっと中途半端な時期でした。
半月くらい後なら、紅葉やススキがもっと楽しめそうです。

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2017年10月10日 (火)

歩いてきました「羽村堰~玉川上水」

2017年10月8日(日)です。
三連休の二日目、暑いくらいの良い天気。
有名な観光地はきっと混雑しているでしょう。
比較的マイナーな道を歩いてきました。
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東京都羽村市、青梅線の小作駅からスタートです。
「こさく」ではなく「おざく」ですって。
駅から10分ほどで、細長い緑地公園。
広葉樹が並び、落ち葉やどんぐりの小径をざくざくと。
多摩川の近くにやってきました。
山門の上が鐘楼になっている「一峰院」。
この鐘は、水害の急を知らせるためにも使われたそうです。
森の奥という感じの「阿蘇神社」。
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多摩川に並行する、阿蘇神社そばの用水がキレイです。
すぐ脇ががけ下になる、典型的な「河岸段丘」地形。
土手には、わずかに咲き残った曼珠沙華。
一週間前ならキレイだったでしょう(^^;
広い多摩川の土手に出て、さらに川下へ。
桜の季節はキレイでしょう。
コンクリートの構造物は、親水公園のプール。
土手の向こうは多摩川なのですが、、、
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さぁ着きました。
玉川上水の水源「羽村取水堰」です。
ウィキペディアでは、以下の通りです。
 1654年(承応3年)の玉川上水開削時に設置される。
 現在の形態になったのは1900年(明治33年)。
周囲には、自転車やランの人が大勢。
玉川上水の開削を請負ったといわれる玉川兄弟の銅像もありました。
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土手を歩き橋を渡って、対岸の「羽村市郷土博物館」へ。入場無料。
玉川上水の土木工事や、ご当地の文人中里介山など。
養蚕の資料も豊富にありました。
自販機の水は、羽村市水道部の販売する「水はむら」100円。
ラベルには「まろやかな美味しい水 地下水100パーセント」とあります。
裏面を見ると、この通り。
  羽村市では、昭和36年2月の給水開始以来、
 良質な地下水を使用し、半世紀にわたり
 安全でおいしい水道水を市民の皆さまに
 お届けしています。
  この「水はむら」は、地下水100%のまろやかで
 とてもおいしい水です。
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へぇー、びっくり。
多摩川の水を都心に運ぶ玉川上水。
その起点の取水堰のある羽村市の水道は、地下水なのですね(^_^;
まぁねぇ。
浄水場は、はるか下流の東村山だそうですので。

続きは後ほど。

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2017年10月 9日 (月)

工場見学です「本田技研工業株式会社 埼玉製作所 狭山工場」

先日、こんなニュースがありました。
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朝日新聞
ホンダ、狭山工場を閉鎖 21年度めど、寄居に移管 
2017年10月4日19時42分
ホンダは4日、埼玉県狭山市の狭山工場を2021年度をめどに閉鎖し、
車を組み立てる国内工場を4拠点から三つに集約すると発表した。
国内販売が伸び悩み、海外での現地生産も増やしてきたため、工場の生産能力を
生かし切れていなかった。
生産効率を高める一方で、国内では電気自動車(EV)など先端技術の開発に重点を置く。

埼玉新聞
2017年10月4日(水)<ホンダ工場集約>
操業50年余の狭山工場停止、寄居に集約 狭山に大きな衝撃、市長「影響を最小限に」
2021年度をめどに狭山工場を停止し、寄居工場に集約するという4日のホンダの発表に、
狭山工場がある狭山市に衝撃が広がった。
 小谷野剛市長は「狭山の地で操業を開始して以来50年余、産業振興はもとより、
本市の発展の大きな礎となってきただけに大きな衝撃だ」とコメントを出した。
「この事態を深刻に受け止め、影響を最小限に抑えていかなければならない」と
危機感をにじませた。

ホンダが、埼玉県狭山市の工場を閉鎖。
同じ埼玉県内で、完成車は寄居工場、エンジンは小川工場に集約するとのこと。
従業員の解雇は行わないそうです。

うぅーん。
地元としては大打撃でしょう。
国道16号沿いの工業団地。
他に、ロッテや横河精機などがありますが、一番大きな面積を占めていますからねぇ。



先日、この工場の見学に行きましたので、この機会にご報告します。

狭山市は人口15万人ほど、狭山茶で知られる、埼玉県では大きい方の自治体です。
工業団地とはいえ、工場に隣接して住宅街が広がっています。
県道を隔てた駐車場とは、陸橋で行き来します。

敷地内の様子は撮影できませんので、いきなり広いロビー。
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窓際には、外の芝生の上で動いていた、自走式芝刈ロボット「ミーモ/Miimo」。
Honda原点ライブラリーとして、以下の3車種。
 ホンダ1300クーペ9(1970年)
 ホンダS800(1966年)
 ホンダドリームCB750フォア(1969年)
こんな言葉が添えられていました。
 どんなに苦労してもいい 自分で考え出したものこそ尊い 本田宗一郎(1968年)
その他、大きな工場模型。
ウェルカムボードは、Bow=池田和弘さんのイラスト。
以前は長くホンダのホームページのトップを飾っていました。
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電気自動車「MC-β」
フリードハイブリッドと最新のシビック タイプR、、、と思ったら。
国内販売していない3ドアなんですね。
小川工場で作られる、フィットハイブリッドのエンジン。
その他、野球部や陸上部の展示など。
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オミヤゲです。
埼玉製作所のパンフレットとキャップ。
アシモのトランプとマスコット。
ペットボトルのお茶は、狭山茶100%使用とありました。
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工場見学の画像はありません。
スパーダの生産ラインや、ボディの溶接工程、エンジンの周辺機器の取り付けなどが見られました。

ボディ溶接工程では、巨大な青いロボットアームが、ぶんぶん。
青は、産業用ロボット世界トップシェアの安川電機製のしるし。

素人目ですが、2年前に見学した寄居工場に比べますと、やはりいかにも古い感じです。
天井が低く、通路も狭いですし。
工場内のパネルでは、生産能力に対し当日の計画数は8割程度でした。

同じ埼玉県内ですからね。
素人の勝手な感想ですが、集約もやむを得ないかなぁ、、、とは思います。

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2017年10月 5日 (木)

Breva750で、照葉峡~金精峠~日光いろは坂~杉並木 その3

最後は「女人堂」です。
ステンレス製の立て札がありました。
20170930_08
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日光市指定文化財

 女人堂 にょにんどう

種別 有形民俗文化財(信仰)
員数 一棟
規模 桁行 3.363m
   梁間 3,454m
   軒高 2,666m
   棟高 3,757m
   建坪 13.3m2
構造 木造切妻作り屋根目板打鉄板葺
建築年代 江戸時代(現在の建物 対象三年七月再建)

 男体山は二荒山神社の鎮まる山で神聖なところと信仰されていたため、牛馬はその
地名が示すように馬返しまでで返され、いろは坂への乗り入れが禁じられた。また、
女性も巫女石の伝承があるようにいろは坂を登ることが禁じられ、馬返しの先の深沢
まで行くことが許され、そこに女人堂を建て男体山を遥拝したと伝えられ、元々は門
であったとも云われている。
 古い信仰文化を示す貴重な遺跡である。

 昭和五十八年七月三十日指定
                               日光市教育委員会

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ウィキペディアによりますと。
男体山が女人禁制牛馬禁制だったのは、明治時代初期まで。
今の「第一いろは坂」の元になる道が作られたのは、大正時代。
ということは。
女人禁制の頃は、まだ「いろは坂」とは呼ばれていなかったのでしょう。
としますと「いろは坂を登ることが禁じられ」は、どうかと思いますが。

第二いろは坂が作られ、上り下りの一方通行になったのが1965年。
その時に合計48のカーブで「いろは坂」と名付けられたのだと思っていたのですが。
それ以前から、そう呼ばれていたのでしょうか?
もしかすると狭い道のつづれ折りで、今の「第一いろは坂」だけで、
カーブが48あったのかも知れません。



その後、日光市内を抜けて今市まで。
最後の目的地、国道119号沿いの杉並木の中を通ります。
クルマでは何度も通っていますが、バイクでは今回が初めて。

「昼なお暗き杉の小径」おっと、これは場所が違いました。

杉の根を保護するため「ポカラ工法」が使われているそうです。
20170930_11
畑土や畜産堆肥を詰めた中空コンクリート(ポカラ)を埋設し、
道路面と並木敷の高さを同じにすることにより樹根の生育領域を拡大する工法。

というわけで。
関越道の水上インターから、日光宇都宮道路の今市インターまで。
約150㎞、見どころいろいろ、楽しんできました。
自宅までは、高速道路で全体で400kmほど。
以前も一度書きましたが、快走率30%以上の、良い感じのルートです。

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2017年10月 3日 (火)

Breva750で、照葉峡~金精峠~日光いろは坂~杉並木 その2

2017年9月30日(土)の続きです。

目的地はいろは坂、と言っても。
別にダウンヒルを攻めたいわけではありません。
昔から気になっていた、途中のポイントに寄ってみます。
クルマでは途中で停車は無理ですが、二輪車なら大丈夫。



まずは「中の茶屋」です。
20170930_06
左側の東屋は、特になにもない建物だけでした。
右側の少し奥に、石碑がふたつありました。
白い方は結構古く、黒い方はごく最近のもの。

黒い方は、鮮明に文字が読めました。
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・表面
 中の茶屋石標
 構造 御影石造標
 刻銘
  明治天皇中茶屋御野立所
 史蹟名勝天然記念物保存法に
 依り史蹟として
 昭和十四年九月文部大臣指定
 昭和十五年十月建設
・裏面
 中の茶屋石標案内板改修工事
  平成二十六十月建立
     日光二荒山神社
      宮司 吉田健彦
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へぇー。
明治天皇が、ここで野点をしたのですか。
白い方が昭和15年に建てられたと。
それが老朽化して、平成26年に新しい石碑を追加したと。

「史蹟名勝天然記念物保存法」とありますが、、、
「史蹟名勝天然紀念物保存法」が正しいようです(^^;
1950年に廃止され、文化財保護法に受け継がれたそうです。



次に、壁面にレリーフのある謎のスペース。
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狭いですが、一応展望スペースなのでしょう。
全体として結構傷んでいます。
クルマで停められそうですが、ちょっとねぇ。
まず、レリーフです。
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日光有料道道路完成記念
 延長 6080米
 有効幅員 6米
  着工 昭和廾八年一月十日
  竣功 昭和廾九年九月二十日
   昭和卅年十月一日
日光市いろは坂完成記念碑建設委員会建之

 日光電気精銅所制作

元栃木県知事 小平重吉氏
 寿像制作者 藤野舜正 
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ネットの漢字辞典でチェック。

「廿」音読み「ジュウ」、訓読み「にじゅう」
人名用漢字。JIS X 0213第一水準。
「卅」は、音読み「ソウ」、訓読み「さんじゅう」
常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
よく似た「廾」は、音読み「キョウ」
意味は、ささげる。両手で捧げ持つ。こまぬく。
JIS第2水準。
「寿像」とは「生前に作っておくその人の像」ですって。

石碑もありました。
この場所はもう、神社の境内なのですね。
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二荒山神社境内
 右 般若滝
 左 方等滝
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小さく滝も見えます。
国土交通省の説明パネルもありました。
方等の滝の上は、登録有形文化財「方等上流砂防堰堤」。
20170930_10
 精緻な石積の外観と,周囲に回復された緑の中に映える水流が,
 いろは坂からの俯瞰景に彩りを添えている。
普通は見えませんけどね(^^;

手間がかかって進みません。
もう一か所あるのですが、続きは後ほど。

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2017年10月 2日 (月)

Breva750で、照葉峡~金精峠~日光いろは坂~杉並木

2017年9月30日(土)です。

秋も本番、気候も安定して天気予報は快晴。
これは行かなくては。

すでに紅葉がピークの場所もありますが、混雑する有名スポットは避けましょう。
以前クルマで行った、マイナースポット「照葉峡」に、Breva750で行ってみます。
 2015年10月18日(日) スペイドで谷川岳と照葉峡

今回は、金精峠を超えて日光に抜けることにします。
20170930_00

関越自動車道の水上インターから、まずは奈良俣ダムにナビをセット。

気温は12度。冬のウェアでちょうど良いくらい。
途中の藤原スキー場入口バス停では、湯気が上がっています。
側溝に温泉が流れ込んでいて、触ってみると、おー気持ち良い(^^)
手を洗うだけではもったいないですが、仕方ないですね。
8時頃に奈良俣ダムに到着。まだ誰もいません。
20170930_01

照葉峡に向かいます。
紅葉のピークはまだ先ですが、すでに色つき始めています。
思った通り、交通量は数えるほど。
渓谷を右に見ながらの上り道を行って、一旦戻って、一往復半(^^;
戻ってみると、渓谷が左に見えて良い感じです。
奥利根水源の森には、キャンプの方も結構いました。
以前、ブログのコメントでruiruiさんに教えて頂いたスポットです。
20170930_02

標高が上がるにつれ、紅葉も良い感じになってきます。
尾瀬に向かう鳩待峠の分岐から、片品村へ。
村内の「村の物産屋 かたしなや」でお昼にします。
十割手打ちそば天ぷら付き 1250円(税込)
野菜の天ぷらが、たっぷり。
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金精峠に向かいます。
紅葉のピークにはまだ早く、混雑もさほどではありません。
中禅寺湖を見下ろす、いつものビューポイントは、なんと誰もいません(^^)
20170930_04

日光湯元温泉の湯ノ湖を眺めてと。
戦場ヶ原を抜けてと。
龍頭の滝を上から眺めてと。
のんびりと、良い感じです(^^)
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さーて次の目的地は、いろは坂。
続きは後ほど。

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