先日、こんなニュースがありました。
朝日新聞
ホンダ、狭山工場を閉鎖 21年度めど、寄居に移管
2017年10月4日19時42分
ホンダは4日、埼玉県狭山市の狭山工場を2021年度をめどに閉鎖し、
車を組み立てる国内工場を4拠点から三つに集約すると発表した。
国内販売が伸び悩み、海外での現地生産も増やしてきたため、工場の生産能力を
生かし切れていなかった。
生産効率を高める一方で、国内では電気自動車(EV)など先端技術の開発に重点を置く。
埼玉新聞
2017年10月4日(水)<ホンダ工場集約>
操業50年余の狭山工場停止、寄居に集約 狭山に大きな衝撃、市長「影響を最小限に」
2021年度をめどに狭山工場を停止し、寄居工場に集約するという4日のホンダの発表に、
狭山工場がある狭山市に衝撃が広がった。
小谷野剛市長は「狭山の地で操業を開始して以来50年余、産業振興はもとより、
本市の発展の大きな礎となってきただけに大きな衝撃だ」とコメントを出した。
「この事態を深刻に受け止め、影響を最小限に抑えていかなければならない」と
危機感をにじませた。
ホンダが、埼玉県狭山市の工場を閉鎖。
同じ埼玉県内で、完成車は寄居工場、エンジンは小川工場に集約するとのこと。
従業員の解雇は行わないそうです。
うぅーん。
地元としては大打撃でしょう。
国道16号沿いの工業団地。
他に、ロッテや横河精機などがありますが、一番大きな面積を占めていますからねぇ。
先日、この工場の見学に行きましたので、この機会にご報告します。
狭山市は人口15万人ほど、狭山茶で知られる、埼玉県では大きい方の自治体です。
工業団地とはいえ、工場に隣接して住宅街が広がっています。
県道を隔てた駐車場とは、陸橋で行き来します。
敷地内の様子は撮影できませんので、いきなり広いロビー。
窓際には、外の芝生の上で動いていた、自走式芝刈ロボット「ミーモ/Miimo」。
Honda原点ライブラリーとして、以下の3車種。
ホンダ1300クーペ9(1970年)
ホンダS800(1966年)
ホンダドリームCB750フォア(1969年)
こんな言葉が添えられていました。
どんなに苦労してもいい 自分で考え出したものこそ尊い 本田宗一郎(1968年)
その他、大きな工場模型。
ウェルカムボードは、Bow=池田和弘さんのイラスト。
以前は長くホンダのホームページのトップを飾っていました。
電気自動車「MC-β」
フリードハイブリッドと最新のシビック タイプR、、、と思ったら。
国内販売していない3ドアなんですね。
小川工場で作られる、フィットハイブリッドのエンジン。
その他、野球部や陸上部の展示など。
オミヤゲです。
埼玉製作所のパンフレットとキャップ。
アシモのトランプとマスコット。
ペットボトルのお茶は、狭山茶100%使用とありました。
工場見学の画像はありません。
スパーダの生産ラインや、ボディの溶接工程、エンジンの周辺機器の取り付けなどが見られました。
ボディ溶接工程では、巨大な青いロボットアームが、ぶんぶん。
青は、産業用ロボット世界トップシェアの安川電機製のしるし。
天井が低く、通路も狭いですし。
工場内のパネルでは、生産能力に対し当日の計画数は8割程度でした。
同じ埼玉県内ですからね。
素人の勝手な感想ですが、集約もやむを得ないかなぁ、、、とは思います。