一体どうした…? 「ふしぎの国のバード 4巻」
昨年12月の第3巻に続く、最新刊が出ました。
えぇ?
これは一体どうしたことか。
作風がすっかり変わっています。
第3巻で、私はこう書きました。
ガイドの伊藤鶴吉の経歴が明らかになります。
そしてバードの旅を妨害しようとする人物まで。
原作の漫画化を超えて、いよいよ独自の面白さが広がってきました(^^)
我ながら甘かったです。面白さが広がるどころか、、、(-_-メ)
第4巻では、バードの旅を妨害しようとする人物を中心に、物語が進みます。
以前、伊藤が雇われていた「プラントハンター」。
海外から日本に戻り、契約書をタテに伊藤を取り戻そうと画策。
伊藤の豊富な知識経験の理由が、これで判明しました。
それと共に、どんな扱いを受けていたかも、、、
これは脅しではない
私を怒らせるとどうなるか
よく教えておいたはずだ
こういった「悪人」が出てくる作品は、世の中に幾らでもあります。
それはそれで、構わないのですが。
この作品は、そういう世界とは無縁だと思っていたのですが。
この作品の舞台は、明治初期の日本の田舎です。
言うなれば「未開の地」を、外国人女性が案内人と二人だけで旅をします。
その気になれば、いくらでもハラハラドキドキ展開が出来そうな状況です。
ですが、決してそうではないんです。
原作では「危険にも無作法な目にも合わず、まったく安全に」と語られています。
そして、日本の自然の美しさや、独特の文化に対する敬意や驚き。
また一方で、貧しく不潔でみすぼらしい生活の様子も描かれます。
このような原作あってこその、この作品です。
直訳調の読みにくい文章を、美しい絵で表現し、分かりやすく伝えてくれる。
これこそが、漫画作品の醍醐味だと思います。
この作品に「悪人の陰謀でドキドキ」を期待する人が、いるのでしょうか。
少なくとも私は、かんべんして貰いたいです。
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コメント
おじゃまします
確かに 違う方向へ 進んでしまった感じですね
大変な旅なのは 解っているのですから
周りで 支える人の話に して欲しいですね
連載を 長く続くけたいのは 解りますけどね
投稿: ロッソ | 2017年11月23日 (木) 08時34分
ロッソさん、早速のコメントありがとうございます(^^)
やはり、もうお読みになっていらっしゃいましたか。
1年近くも待っていた新刊で、これですからねぇ。
なんとか良い方向で続けて貰いたいですね・・・
投稿: 缶コーヒー | 2017年11月23日 (木) 23時25分