飛燕のほとり
旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」が、ヤフオクに1,500万円で出品されて話題になりました。
ちゃんと落札者がいたのですね。
旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」落札 岡山・倉敷の男性「復元したい」
山陽新聞デジタル 12/1(金) 6:10配信
落札した「飛燕」のほとりに立ち「日本の技術を伝える遺産として復元したい」と語る武さん
その心意気がすごいと、おおいに感心。
どういう方かと思ったら「ドレミコレクション」の社長さんですって。
話は飛びます。
え?
落札した「飛燕」のほとり・・・ですか?
私は「ほとり」と言えば、水辺の場合に使う言葉と感じます。
言うまでもなく「川のほとり」などですね。
ネットの辞書では、以下の通り。
1 その付近。近辺。あたり。そば。
「道の―」「子供の身の―の世話から言っても」〈藤村・新生〉
2 海や川・池などの水際。きわ。「川の―を散歩する」
3 はし。はずれ。辺際。
「―の土(くに)いまだ清(しづ)まらず」〈神武紀〉
4 側近の者。また、縁故の者。縁辺。
「人ひとりを思ひかしづき給はむ故は、―までも匂ふ例(ためし)こそあれ」〈源・真木柱〉
水がなくても「その付近」ですか、そうですか。
うーんと考えて、思い浮かぶのがこのくらい。
島崎藤村
小諸なる古城のほとり
フランク永井「有楽町で逢いましょう」
ビルのほとりのティールーム
ネットで検索しても、文例はあまり出てきません。
青空文庫の中で検索してみても、やはり、水に関わる用例ばかり。
岡山の方では、こういう使い方が普通なのでしょうか?
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