« 行ってきました「南こうせつwithミュージック・ファイル・コーラス」その2 | トップページ | うろうろ「秩父市内と宝登山の蝋梅」 »

2018年2月26日 (月)

見てきました!!! 映画「バグダッド・カフェ」

今年で8年目のイベント上映「午前十時の映画祭」です。
ここ1~2年で見たのは、ローマの休日七人の侍追憶バック ・トゥ・ザ・フューチャー三部作など。
いずれも「何度も見ている作品を映画館で見直すチャンス」でした。

今回は初めて、1989年の公開当時に見逃したままの未見作です。
「バグダッド・カフェ」
Bagdad_201802
ドイツからの旅行者ジャスミン(M・ゼーゲブレヒト)は、アメリカ旅行中に夫とケンカし車を降りてしまう。
ラスベガス郊外のモハーヴェ砂漠の中にあるさびれたモーテル兼カフェ兼ガソリンスタンド《バグダッド・カフェ》にたどり着いたジャスミンは、しばらく逗留することにした。
しかし、ここには不機嫌な女主人のブレンダ(CCH・パウンダー)や、カフェの敷地に住み着いたルーディ(J・パランス)など、変わり者ばかりが集っている。
だが、心優しいジャスミンの行動に影響を受けたのか、皆の心が少しずつ変化していく。

私が勝手に言っている「淡々系」。
ウィキペディアによれば「当時のミニシアターブームを代表する一作」。

主人公のジャスミンは、かなりぽっちゃりの中年女性です。
汚くてボロっちくて変な人ばかりのカフェに、居付いてしまいます。
女主人のいない間に、お店をすっかり掃除してしまう。
ピアノ好きな息子の演奏に聞き入ったり。
小さい女の子に洋服を見せて仲良くなったり。
だんだんと、この店に馴染んでいきます。

地味な中年女性が、話が進むにつれ明るく愛らしく見えてきます。

このように、主人公の印象が変化していく映画って、結構ありますね。

例えば「E.T.」
最初は、とぼけた無邪気な子どものよう。
そしてラストでは、慈愛に満ちた父親のよう。

例えば「エレファントマン」
最初は、薄暗がりの中の奇怪な姿。
そしてラストでは、明るいベッドに横たわる、けなげな姿。

例えば「ゴースト/ニューヨークの幻.」
インチキ霊媒師のオダ・メイが、サムとモリーを助けて大活躍。

きりがないので、この辺で。

後半では、ジャスミンは絵描きのおっさんにモデルを頼まれます。
何枚も描いているうちに、だんだんと薄着になったり。
さすがにこれは、ちょっとねぇ。

ラストでは、白いワンピース姿やミュージカル風の演出。
いささか唐突ではありますが、気持ちの良い終わり方。

うーん、良かった。
穏やかな良い気持ちで、映画館を出てきました。

|

« 行ってきました「南こうせつwithミュージック・ファイル・コーラス」その2 | トップページ | うろうろ「秩父市内と宝登山の蝋梅」 »

映画など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 見てきました!!! 映画「バグダッド・カフェ」:

« 行ってきました「南こうせつwithミュージック・ファイル・コーラス」その2 | トップページ | うろうろ「秩父市内と宝登山の蝋梅」 »