継続中「一日わずか15分」雑考
あれ?
「なぞる」って、漢字ではどう書くのでしょう?
goo辞書では、以下の通りです。
1 すでにかかれた文字や絵などの上をたどって、そのとおりにかく。「手本を―・る」
2 すでに行われた事実や書かれた文章などをたどって、再現する。「事件の経過を―・っただけの小説」
意味は分かりましたが、あてはまる漢字は無いようです。
この行為は、文字や絵を薄い色で印刷した紙が前提ですよね。
とすれば、印刷技術の発達した、ごく近代に出来た言葉なのかも知れません。
つまり「和語」なのでしょう。
似た言葉として「なぞらえる」「なでる」「なぜる」「たどる」が思いつきました。
なぞら・える〔なぞらへる〕【▽準える/▽准える/▽擬える】の意味
1 ある物事を類似のものと比較して、仮にそれとみなす。擬する。なずらえる。「人生を航海に―・える」
2 まねて作る。にせる。なずらえる。「正倉院に―・えた造り」
な・でる【×撫でる】の意味
1 てのひらで軽くさわり、さする。「犬の頭を―・でる」
2 物や風などが軽く触れる。「高原の風が~を―・でる」
3 髪に櫛(くし)を入れる。
「化粧鏡を取出し鬢を―・でて」〈荷風・腕くらべ〉
4 大切にする。いたわる。いつくしむ。
「善を―・で悪を罪するは天なり」〈読・雨月・貧福論〉
な・ぜる【×撫ぜる】の意味
「なでる」の音変化。「~を風が―・ぜる」
たど・る【×辿る】の意味
1 道筋に沿ってめざす方向へ進む。「家路を―・る」
2 歩きにくい道や知らない道を確かめながら苦労して行く。迷いながら手探りで進む。
「山道を歩一歩と―・る」「いばらの道を―・る」
(以下略)
「撫でて、辿って、擬える」ことを「なぞる」と言うのでしょうか?
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