歩いてきました「早稲田周辺」その3
歩いてきました「早稲田周辺」その3
2018年3月17日(土)の続きです。
「新宿区立漱石山房記念館」に向けて、夏目坂を上ります。
途中に、ベニカナメモチの高い生垣のある大きなマンション。
有島武郎の旧居跡ですって。
道路わきに、建売住宅のカンバンがありました。
元は一軒のお宅を三分割したのでしょう。
土地15坪に三階建て22坪で、、、7,000万円!
近所の奥さんと立ち話。
この辺は静かで暮らしやすいですよ。幼稚園や学校も近いし。
ここに住めば早稲田に入れるのなら良いですねーと冗談。
さて到着です。
隣接の「新宿区立漱石公園」の入り口わきに、銅像がありました。
富永直樹作「漱石胸像」平成3年建立。
銅像の向かって右には「則天去私」とあります。
ネット上の辞書では、以下の通り。
天に則り私を去るの意。
夏目漱石が晩年に文学・人生の理想とした境地。
自我の超克を自然の道理に従って生きることに求めようとしたもの。
漱石自身の造語。
裏面の碑文は、以下の通りです。
漱石は慶応3年(一八六七)二月九日、 この近くの江戸牛込馬場下横町(現・新 宿区喜久井町1)に生まれた。明治四十 年九月にこの地に住み、「三四郎」「それか ら」「門」「行人」「こゝろ」「道草」「明暗」な どを発表、大正五年(一九一六)十二月 九日、数え年五十歳で死去した。 この終焉の「漱石山房」跡地に漱石の 胸像を建立し、その偉大な文業を、永遠 に称えるものである。 なお、表の漱石の自筆の俳句は 「ひとよりも空 語よりも黙 肩に来て人なつかしや赤蜻蛉」 と読む。 平成三年三月 新 宿 区 |
「新宿区立漱石山房記念館」の外観やパネルです。
昨年の9月24日に開館したばかりで、ピカピカです。
内部は撮影禁止。
一階の無料スペースには、カフェやグッズ売店もあります。
有料エリアの観覧料は、一般300円。
展示の目玉は、漱石の書斎の再現展示。
今日あちこちでチェックした「硝子戸の中」が、まさにここなのですか。
建物外観の再現もありますが、中途半端で、なくても良いくらいに感じました。
周囲にバルコニーのある、ちょっと変わった構造の家だったようです。
その他、初版本の展示など。
裏の公園には、夏目家のペットの合同供養塔が復元されていました。
特に「吾輩」の塔という訳ではないようです。
地下鉄で早稲田から飯田橋へ。中央線でお茶の水へ。
今度は、さだまさし。
「食べかけの檸檬 聖橋から放る」
「各駅停車の檸檬色が・・・」
駅構内や駅沿いの道は、私の若い頃、40年前の雰囲気が残っています。
画材店「レモン画翠」で、ちょっと買い物。
あの頃は、上階に喫茶室がありましてねぇ。
学校の帰りに、立寄ったものでしたよ。えぇ。
バナジューがうまくてねぇ。
くどくど。じじいの繰り言です。
中央線で東京駅へ。
丸の内南口の、日本郵政が展開する商業施設KITTE。
屋上から見た東京駅の昼と夜。
夕日に照らされ、惑星タトゥイーンの宇宙港街の屋根みたい。
その6階の「魚匠 銀平」。
付き出しから楽しく、お造り盛り合わせも新鮮でうまい。
スマホの万歩計は、19,500歩・14.5kmでした。
「レモン画翠」での買い物については、いずれまた。
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