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2018年4月25日 (水)

見てきました!!!映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

遅ればせながら、公開終了間際に見てきました。

概要は、映画.com から失礼します。
Pentagon_201804
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。
リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。
ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。
なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。
新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。
記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。
第90回アカデミー賞で作品賞と主演女優賞にノミネートされた。

いやー面白い。
さすがはスティーブン・スピルバーグ。
お固いネタの社会派映画ですが、サスペンス映画のような面白さ。

全編面白いのですが、印象的なシーンを幾つか。

スパイ映画のような経緯で「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手。
編集長の自宅にスタッフが集まり、手分けして資料を解析。
タイプライターで記事を書きます。
なるほど。
自宅で集まって作業なんですね。
懐かしい「奥さまは魔女」でも、ダーリンの上司が自宅によく来ていましたっけ。
徹夜のスタッフに、奥さんがサンドイッチを出しています。
小学生位の娘さんは、自宅前でレモネードを売っていました。
それを全部買ってもらって大もうけ、なんていう可愛いエピソードがあったり。

いよいよ記事が出来て、校正が済んで。
ここからが格好良いんですよ。
原稿はチューブに入れてエアシューターで運ばれます。
当時は活版印刷。
版組の機械は、ライノタイプというものでしょう。
行単位に作られた活字を組んで版を作って、巨大な輪転機が準備完了!
あとは社主のキャサリンの決断を待つだけ。
まるで、SF映画の地球防衛軍の出動準備みたい。
最後の決断の感動も、ひとしおです。

気弱なキャサリンの変化も見どころでしょう。
前半では、ふわりとしたスカート姿。
不安気に座る彼女を男性が見下ろすようなアングルが続きます。
中盤のかちっとしたスーツ姿は、下から仰ぎ見るようなアングル。
そして重い決断を経て、プリント柄のゆったりワンピースで微笑む。

個人的に残念なこともありました。

先に、分かりやすいと書きましたが。
英語や歴代の大統領など、自分の知識の乏しさを痛感します。
自宅に飾られた写真の人物は、おそらく当時の政治家です。
歴代の大統領と親交があるという意味かと思いますが。
残念。
私には、誰だか分かりません。
ケネディやニクソンくらいは分かりますが、それ以外はさっぱり。

決断の後、新聞社に届く他社の新聞各紙。
テーブルの上に次々置かれる新聞は、どれも追随記事が載っているようです。
政府を敵に回しても、世論が味方につくという感動シーン。
残念。
私は字幕を読んで、ああそうなんだと思うだけです。
ネイティブの人なら、見出しを瞬時に読み取るのでしょうが。

最後に、ちょっとどうかと思ったところ。

前半で「ペンタゴン・ペーパーズ」を隠して持ち出す緊迫したシーン。
機密文書のファイルを少しづつ持ち帰っては、コピーします。
ネットで調べると、ゼロックス914という機種だそうです。
それはさておき。
コピーされた書類の下部に、機密のスタンプがあります。
その部分を切り取るのですが、なんとページ番号まで一緒に切っています。
あろうことか、それをただ紙束として積み上げています。
おやおや。
何をやっているのでしょう。
重要機密文書を、少しづつ持ち出しているのですよ。
その都度、ファイルするなりページ番号を書き込めば良いのに。

後のシーンで、4000枚の文書がテーブルにどっさり並べられます。
いかにも重要機密という感じで、迫力あるシーンではありますが。
なんと、適当に箱詰めしたようで、順番がバラバラ(^^;
それで解読に苦労するなんて。ねぇ。

それから、もうひとつ。
新聞発行後、勇気ある決断に世論が動き、裁判所の前にはデモの大群衆。
出てくるキャサリンを、大勢の女性が見守ります。
女性の地位が低かった時代を表しているのでしょう。
ですが、ちょっとわざとらしかったかなと。

細かい文句は、この位にします。

意表を突くエンディングも、良かったですねぇ。
激怒するニクソン大統領。
そして、シーンは何やら深夜のオフィスビルに移ります。
ドアのロックが外れているのに気付いた警備員は、警察に連絡。
おぉ! これは。
ニクソン大統領の失脚につながる、ウォーターゲート事件。

どこをとってもハラハラドキドキ、分かりやすくて面白く。
本来の社会派映画としての感動と満足感はもちろんのこと。
エンターテイメントとしても素晴らしい。

大満足の一本でした。

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